N700S、185系踊り子、小田急GSEの課外授業

カテゴリー:①番線:鉄道(JR・私鉄)方面 2021年2月26日 04:38

先日、当車掌区の課外授業を敢行。

きっかけは、小田急ロマンスカーGSEの展望席最前列が取れたため。
日常、アテもなくこの類の空席状況を調べているが、思いがけず空きを見つけ即予約した。

予約後、当車掌区メンバーの予定を調べる。
平日なので、車掌長も車掌見習も仕事や学校があるが、それはそれでどうにかなる。
むしろ、この好機を逃す方が当車掌区の考えとしては、損失だ。

さて、せっかく行くのであれば、GSEをメインディッシュとしつつ、旅程全体もコース料理のように、物語として組み立てねばならないが、これを考えることが面白い。

ちなみに、車掌見習は新幹線好きでもあるが、N700Sに乗ることを切望していた。
今春3月13日ダイヤ改正以降は、時刻表上にも記載があり、簡単にN700S使用の列車がわかるが、現在有効の2月号では、どの列車か不明だ。

しかしながら、JR東海のインフォメーションで尋ねると、あくまで乗車当日の案内にはなるが、N700Sを使用予定の新幹線を教えていただける。

すると…GSEと絡められる頃合いの「こだま」をご教示いただけた。

次に、頭に浮かんだのが、同ダイヤ改正を機に無くなる185系踊り子の「お別れ乗車」だった。
これも、N700Sで熱海へ向かい、熱海から小田原までの短区間であるが、乗車可能と判明。

かくして、N700S+185系踊り子+小田急ロマンスカーGSE展望席のミニツアーが出来上がった。

しかしながら、車掌見習への告知は実施当日。事前に言うと、色々な方面に支障を来すので…

当日、学校へは連絡帳で給食を食べて早退する旨伝え、車掌長も事前に午後は有給休暇を申請。
東京駅で待ち合わせをして、当車掌区の課外授業の幕は切って落とされた。

これは車掌長の持論なので、他のお子さんやご家庭には推奨しないが、こうした体験は学校の授業も勿論大切なことは承知の上で、なおかつ、それに勝るとも劣らない「旬の価値」が多大にあると、車掌長は経験上認識している。

実際、どの列車においても、短い時間ながら再生不可能なドラマが生まれ、学校の教室では味わえない時間を過ごせたように思う。

とくに、小田原から新宿までのGSE車内では、たまたま隣席となった御方と楽しいひと時を過ごさせていただいた。

車掌見習とそのご子息が自然に打ち解け、彼らの鉄道談義に耳を傾けながら、次第に暮れなずむ夕刻から夜へと、切れ目なく流れるグラデーションの前面車窓を堪能することができた。

ご一緒させていただいたママ鉄様とご子息様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

ピアノ売ってちょ~だい

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2021年2月21日 09:15

今朝、8時からピアノ搬出作業があった。

車掌長の両親居住のフロアに、妹のピアノが置いてあったものを引き取ってもらった。
ピアノ本体に収納してあった記録を見ると、1997年夏の購入だったことがわかった。

まず、どの業者に引き取ってもらおうか、見積もり依頼を4社に送った。
問い合わせ同日に返答があったのは、T社。

テレビCMでも、♪「ピアノ売ってちょ~だい」と、独特なコミカルさが好きだったが、ここが迅速であった。
翌日、翌々日にかけ他2社から返答があり、残り1社は返答すらなかった。

物の売買には、何でも見積りを複数とるのが大事だが、結果としてはT社が最も高かった。
ピアノの型番や購入年月、程度など、同じ情報を提供しているのだが、他2社の倍の見積り額であった。具体的な金額は申しかねるが…

購入から24年経って、これほどの高い金額で引き取ってもらえるなら、大事に使ったピアノも報われる想いがした。

両親宅も複雑な造りになっており、ピアノがあった部屋はメゾネット部分の2階。
作業員が6名も来ていただき、人力で1フロア分を降ろしてくださった。

その大変さは、圧巻かつ敬服のプロの仕事であった。

このピアノ搬出によって、先日の乗務日誌に綴った「形」をつくる第一歩を踏み出した。
まだまだ、先は長いが、一歩一歩を着実に踏んでゆこうと思う。
 

五十知命...道半ば

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2021年2月19日 05:15

本日、53歳の誕生日を迎えた。

また、ひとつ歳を積み上げた喜びとともに、この歳、この一年をどう過ごそうか…と考える。
幾度か、この乗務日誌にも綴ってきたが、誰にも共通の「新年」である年明けも心地良いものだが、車掌長は自身の「新歳」の方が、緊張感を伴いつつもワクワクさせられる。

緊張感とは、来年は「54」という歳を迎えられますように…という意味合いである。

コロナ禍という状況にはあるが、どんな時代も、困難さは付きもの…
それは、ひとりひとりの人生においても、同じことのように思える。

時代のせいにも、誰かのせいにもできるものではないし、したところで自分が惨めなだけだ。
せめて、心持ちだけでも、明るく、前向きにもっていたい…と自身には言い聞かせる。

「五十知命」という偉人の言葉がある。
「五十にして天命を知る」という、孔子が我が人生を振り返った際に遺したものだ。

車掌長は五十という齢(よわい)を意識し始めた頃から、都度、頭の中にある言葉だ。
故事に出逢ったり、知っていると、先人の貴重な経験則を活かせるので有難い限り…

さて、車掌長における「五十知命」…
それは、自身の中で気づいているし、取り組んでいるが、道半ばである。

今歳はそれを「形」にしてみたいと思う。

コロナ禍を前向きに、かつ、「一度きりの人生」を、日々悔いなく過ごすための糧となるように…
 

銀河鉄道999シネマコンサート

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2021年2月 7日 08:07

昨日、当車掌区在籍者3名で、東京国際フォーラムへ行った。

目的は「銀河鉄道999シネマコンサート」観賞。
1979年上映の映画「銀河鉄道999」をスクリーンで音声も含め上映しつつ、BGMはフルオーケストラの生演奏で観賞するという、素晴らしい内容であった。

元々の映画においても、BGMはオーケストラが演奏しており、アニメーションでありながら、その重層的かつ格調高い調べに載せられた物語は、舞台ともいえる感動があった。

昨秋、新聞広告で2021年冬に「シネマコンサート」という形で、この不朽の名作が上映されることを知り、厭わず即刻、チケットを予約・購入した次第…

東京都が定めるコロナ禍における開催条件を満たした上で、座席もひとつひとつ空けられ、ゆったりと鑑賞できた。しかも席は前から5列目の良席で、視界いっぱいの大スクリーンとオーケストラの生の音に全身を包まれる、スペクタクルな体験ができた。

そして、映画のクライマックスである鉄郎とメーテルとの別れの場面では、タケカワ・ユキヒデ氏が登場。「GALAXY Express 999」を熱唱し、会場も最大の盛り上がりで締めくくられた。

この「銀河鉄道999」という物語の素晴らしさは、幻想の世界を通して、人生の「真実」を見つけるヒントや、それを探求する誘いのように思えてならない。

車掌長は「時間旅行」という言葉、概念が大好きだが、まさに壮大な宇宙を旅する主人公の姿そのものが、ひとりの人間、つまり自分自身の短い人生と存在にも光を当て、希望を与えてくれるように思えることが魅力なのだと思う…

来場のゲストは、車掌長と同年代か、それ以上の人が多く、小学2年の車掌見習のような子どもは、おそらく見かけなかった。

しかしながら、車掌見習にとっても良い経験だったと思う。
普段、車掌区でDVDで観ていた映画999を、生演奏とともに大きなスクリーンで観たことは、きっと、時を経て思い返せば、貴重な体験になることだろう…と願う。

そして、自分に与えられた、たった「一度きりの人生」を、悔いなく生きてもらいたい。

その際、伴走してくれるBGMは、きっとこの曲だろう…

♪さあ行くんだ、その顔を上げて 新しい風に 心を洗おう
  古い夢は置いて行くがいい ふたたび始まる ドラマのために

 

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