JTB時刻表愛読500号

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2021年11月21日 05:35

今朝、「哲×鉄」時刻表アーカイブに2021年12月号を掲載した。

今号、車掌長にとって愛読500号目となる記念の節目となった。
中学入学(1980年4月)を機に毎月定額の小遣い1000円を貰えるようになり、そのうち500円で日本交通公社時刻表5月号を購入。以来、毎月欠かすことなく購入および愛読してきた時間の積み重ねに、感慨も一入(ひとしお)だ。

この1号1号、1冊1冊は、自分が生きてきた時間の証人でもある…
例えば、そのどれかひとつをランダムに手に取り、ページを開くと、自ずと過去の自分に再会できる時間旅行に旅立つことができる。

良かった時期ばかりでない…
むしろ、そうではなかった時間の方が多かった印象もあるが、それが紛れもない、自分が走り揺られてきた鉄路…

当時12歳だった車掌長も、年が明け間もなく54歳…
自身がそんな年齢になったことに戸惑いを隠せないが、お恥ずかしながら…気持ち的にはジュブナイルなままだ。

まだまだ、やりたいことはあるし、それが日々の暮らしや仕事と向き合う原動力にもなっている。

コロナ禍となって久しいが、これを機会に発想転換、一念発起し、取り組んできたことがある。
それゆえ、当乗務日誌の更新もおざなりになってきたことは否めない。

しかしながら、構想から1年余りをかけて、ようやくカタチらしきものを整えた…

来年、2022年は日本に鉄道が開業して150年の節目となる年。
そんな佳節に合わせ、そのカタチをお披露目できれば幸いだ。

様々なモノや情報がデジタル化され、人と人とのコミュニケーションでさえ、リモートという形態に置き換えられ、もはや、その勢いは止めることができない…

想像したくもないが、愛読している「紙」の時刻表も例外ではないかもしれない…

そんなとき、車掌長の人生の「時間の証人」などと矮小化させず、「時代の生き証人」として、この「紙媒体」である時刻表を、未来の世代への史料として保存してゆきたいと思う。

自分達が生きている「今」を、数十年後の未来を生きている世代が、当時の社会状況を振り返る時、過去の時刻表から見えてくるモノやコトなど、何かのお役に立てたとしたら、時刻表収集家として本望である。

そんな想いを新たにした、愛読500号記念の掲載であった…
 

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