時刻表神社

宝物殿

管理人の想い出の切符や、
寄贈いただいた貴重な切符をお納めしています。

異級乗車券

異級乗車券

異級乗車券

異なる等級の乗車区間が生じた際に使用された乗車券。
1969年(昭和44)5月の等級制廃止まで存在した。
当該切符では、東京~横浜間の列車に1等車両はあったが、横浜~桜木町間に1等車両を連結した列車がないため、このような乗車券が使用された。
券面に160円とあるが、内訳は下記の計算方による。
※桜木町~東京間(30.8㎞)は、運賃計算上31㎞として算出される。
①桜木町~東京間、1等170円、2等90円
②横浜~東京間、1等150円、2等80円


90円(①2等運賃)+[150円(②1等運賃)-80円(②2等運賃)]=160円

ちなみに、等級制時代の2等と1等運賃の差は、1.8326倍と規定。
現在のモノクラス運賃では、グリーン車に乗る際は、グリーン料金を加算すれば良いが、当時は乗車する車両の等級によって、運賃は倍近い差額を必要とし、急行や特急料金も2等と1等では同様に、ほぼ倍の等級差額が必要であった。
現在は、運賃は普通車利用でもグリーン車利用でも同額であり、グリーン料金を加算するだけで済むので、「快適さ」を利用しやすくなったと言える。

【例】
上野~仙台(352.1㎞)を、特別急行「ひばり号」利用の場合
乗車券:2等900円、1等1650円
特別急行券:2等600円、1等1320円
合計:2等1500円、1等2970円