時刻表神社

時刻表神社創建の由縁

八百万の神が御座します国、日本。

太陽、山、川、田、稲、海、雷、風…
自然のもの、自然の中に存在するもの全てに神が宿っています。
祖先は、それらの神を畏れ崇めながら授かる万物の恵みに感謝し、時を紡いできました。

一方、人々は日々の暮らしや生業の中にも神の存在を見出しました。
火、水、木、米、塩、酒、蚕、井戸、台所、運輸、交通、海運、学業、縁、安産、災厄…
そして、それらの安全や発展を祈り、災いから逃れる願いを込め、日々過ごしてきました。

ときに、八百万の神は「時刻表」の中にも御座すのでは…

時刻表を長年愛読する中で、それはごく自然に湧き出でた想いでした。

本来は、鉄道の時刻を調べ目的地への「行き方」を援助してくれる媒体が「時刻表」です。
新たな月の訪れと同時に役目を終える儚さは、正確な時刻を周知させるがゆえの宿命。
そんな時刻表が、いつしか、人生の「生き方」を指南してくれることに気が付きました。
そして、そのような御利益に気付いたとき、心の満ち足りを授かったように思いました。

このたび、時刻表に御座します神を表敬し、時刻表神社を仮想空間上に創建いたしました。
時刻表神社創建は、旅心と日々の暮らしの心の充足を求め、願う「形」に他なりません。

日本初となる時刻表神社に、多くの方がお立ち寄りいただければ幸いです。

「哲×鉄」管理人
2016.3.26