JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1968年6月号

JTB時刻表1968.6

通巻第508号
表紙:釧網本線、北浜~浜小清水間の原生花園を行く急行「しれとこ1号」
頁数:494
価格:180円
参考:国鉄初乗区間2等20円、1等40円。
    東京~新大阪:3330円(新幹線超特急ひかり2等)、3030円(新幹線

f特急こだま2等)
    東京~伊丹(航空機):6800円
当時の出来事(昭和43年6月):米次期大統領候補のロバート・ケネディ上院議員が狙撃。

読みどころ

国鉄関連

①夏の増発列車案内
7~9月にかけて延べ19,000本以上も増発。
新幹線では、最高1日46本の増発。

②北九州地区のダイヤ変更

③篠栗線の路線延長
5月25日から篠栗~桂川間が延長。両駅の間には、筑前山手、城戸、九郎原、筑前大分の各駅が新たに開業。

④便利になった国鉄バス名神高速線
我が国最初の本格的長距離高速バスが、4月26日以降、これまでの新大阪駅から大阪駅前発着となった。
これにより、新大阪駅からは乗降ができなくなったが、新コースにより名古屋~大阪間は、上り9分、下り6分のスピードアップ。

⑤北海道の花をたずねる特選コース
表紙の原生花園とも重なるが、北海道で初夏に咲き競う野生の花々の見頃を紹介。
合わせて、花めぐりのモデルコースを考案。1泊2日から5泊6日まで5コースを設定。
当時の旅程の考え方がとてものどかであったことがわかる。

巻頭特集

電車特急「そよかぜ」号誕生

今年は東京から軽井沢へ、電車特急「そよかぜ」号が2往復誕生。
 

冷房化は進む。夏には3300両に。

涼しい旅行をしていただくため、国鉄は客車の冷房化を急ピッチで進めていることを紹介。
今年は新幹線をはじめとする全ての特急と1等寝台車のほか、2等寝台車と急行の1等車のほとんどが冷房となる。

哲×鉄が選んだ「広告シリーズ⑤」

交通公社の夏の旅のごあんない
大阪、名古屋、福岡から出発する「東北三大夏祭観光団」の団体旅行をA~Cコースまで3タイプ用意。
Aコース:三大夏祭に東北の名湯、湯瀬、浅虫、飯坂の各温泉宿泊をセット。
Bコース:お祭り見物を主としたエコノミーコース
Cコース:国鉄は1等の臨時列車を利用するデラックスコース
福岡発では7泊8日(58,500円)もあり、いまではヨーロッパ旅行等でみかける旅行日数。

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駅のスタンプめぐり:中部天竜駅