日本に生まれ、育ち、温泉という楽しみに出会えたことに心から良かったと思う。
四季があり、風光明媚な温泉地の組み合わせによって、日本ほど湯浴みのバリエーションを擁する国は、世界広しといえどもそうはないだろう。
独り湯に浸かりまぶたを閉じた瞬間、1秒たりとも止まるはずのない時の流れが止まったように感じることがある。
それは、この至福な時間を一瞬でも停めておきたいという願望からだろうか…
日頃の喧騒から離れ、非日常の恵みの浮力に身も心も解き放たれる。
仕事もプライベートも適度なストレスや緊張感は必要だが、過度の負荷は気力や生産性も落ちることを経験上知っている。
そんな時、温泉がどれほど癒しを与え救われたことかわからない。
そして、いつも湯から教わることがある。
「足るを知る」ということだ。
足りないものを数えたり、それを求め続けることは、自ら日常生活や人生をマイナスであると位置づけてしまう。
負、遅、欠、損、貧…etc
マイナスを連想させる言葉が頭の中を支配すると、思考や行動も後ろ向きになってしまう。
そうではなく、今足りているものに感謝し、何か新たに得たものをプラスαとして更に感謝する。
発想の違いだが、その心持ちでいると日々の豊かさは変わってくるように思う。
温泉はそんな心持ちを気づかせてくれたり、取り戻してくれる効能もある。
今後も時刻表や鉄道と同様に、温泉と長く付き合ってゆきたい。 NOJI/Fukushima
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