JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1969年1月号

JTB時刻表1969.1

通巻第515号
表紙:妙義山をバックに快走する「あさま1号」<信越本線 松井田付近で>
頁数:504
価格:180円
参考:国鉄初乗区間2等20円、1等40円。
    東京~新大阪:3330円(新幹線超特急ひかり2等)、3030円(新幹線特急こだま2等)
    東京~伊丹(B727、定員129名):6800円(ジェット運賃)
当時の出来事(昭和44年1月):民放クイズ番組「タイムショック」放送開始

読みどころ

国鉄関連

①年末・年始の旅客列車大増発
例年、年末から年始にかけては、帰省や初もうで、温泉旅行などと、人出の多い時期にあたります。
今年も全国の主な線区に、たくさんの季節列車が運転されるほか、延べ本数でおよそ3,300本の特急・急行の臨時列車が増発されます。従って最も旅行者の多い年末の30日と、正月の5日頃には、平常の40%近く輸送力が増加されます。

②年末・年始のいろいろな特別措置
特に混雑が予想される年末・年始には■新幹線「こだま」の自由席をふやしたり■「ひかり」と在来線の昼行特急の「立席特急券」の発売枚数をふやしたり、■1・2等車の座席指定をやめる列車■食堂車や2等寝台車を2等座席車におき替える列車■上野発奥羽・磐越西線方面行夜行列車は、12月29日~31日に限り、品川始発に変更するなど、いろいろの特別の措置が行われます。いずれも、このみどりのページ(④~⑫ページ)でご案内いたしましたから、お間違いのないようご利用ください。

③十和田南線がつづいて運転します
国鉄バス十和田南線(十和田南~休屋間)は、今年は冬期間も休まず、毎日2往復の運転が行われます。
 

巻頭特集

初詣は増発列車で

年の始めは、全国各地の神社、仏閣は、初詣の方々で、たいへんにぎわいます。国鉄では、大晦日から元旦2日、3日にかけて、たくさんの初詣に便利な列車を増発します。特に、東京方面から伊勢神宮に参拝される方は、新幹線をご利用になると日帰りができて、便利です。
写真:①伊勢神宮・神苑の朝、②内宮・本殿

スキーもエック

「エック」とは、自信をもっておすすめできるレジャー旅行に最適な、便利でお得な観光クーポンです。
写真:①八ヶ岳パンテ・スキーコース、②草津天狗スキー場

冬の旅行は、あたたかい南九州へ

スキー、スケートにおでかけにならない方は、雪をさけて、あたたかい南九州はどうでしょうか。
青島、日南海岸、都井岬、佐多岬、桜島、指宿、開聞岳など、ビローやフェニックスが繁り、蘇鉄やサボテンの自生する、太陽とみどりの国が、皆さまのおいでを待っています。
写真:①開聞岳

哲×鉄が選んだ「広告シリーズ⑪」

年末年始は皇居のみえるパレスホテルで…
今年のお正月も、東京で一番眺めのすばらしいパレスホテルでお過ごしになりませんか。
朗らかに新年を迎える方々のためには「ニューイヤーズ・イブ・パーティー」もございます。
12月31日8:00pmより、おひとり様5,000円
 

読者ページ

読者が作った旅の川柳(一部抜粋)
■出張と別に熱海へ途中下車 青森県黒石市T氏
(評:サラリーマンのささやかな冒険、お楽しみのほどを)