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1969年8月号

JTB時刻表1969.8

通巻第522号
表紙:黒川鉄橋をゆく特急「ひばり2号」(東北本線 白坂~豊原間で)
頁数:504
価格:180円
参考:国鉄初乗区間30円
    東京~新大阪:4130円(新幹線超特急ひかり普通車)、3730円(新幹線特急こだま普通車)
    東京~伊丹(B727:定員129名、B737:定員115名):6800円(ジェット運賃)
当時の出来事(昭和44年8月):TBS「水戸黄門」放送開始。箱根彫刻の森美術館開館。

読みどころ

国鉄関連

①夏の臨時列車がたくさん出ます
例年夏は、海・山・高原へのお出かけや、月おくれ盆の帰省などで、大変旅行客の多い時です。今年もこれらの時期を中心に、7月から9月にかけて新幹線をはじめ、全国の主な線区にたくさんの季節列車や臨時列車が運転されます。
◇この間に運転される臨時列車の延べ本数は、特急970本、急行は8,842本、合計で9,812本の運転となります。
◇このほか、普通列車の増発や車両の増結、食堂車や寝台車の連結をやめて普通車に付け替えたり、あるいは指定席の一時取りやめなど、輸送力をふやすためのいろいろの臨時措置が行われます。
◇好評の「発駅着席券」(普通車・グリーン車とも1枚50円)は、昨年とほぼ同様、全国で約65万枚が発売されます。

②可部線の路線が延長しました
加計~三段峡間の路線が完成、7月27日からダイヤ改正が行われて、三段峡まで直通列車が運転されるようになりました。(本文134頁掲載)
<新しくできた駅>
加計~木坂~殿賀~上殿~筒賀~土居~戸河内~三段峡

③新駅「瀬田」が開業されます
東海道本線、草津~石山間に瀬田駅が新設、8月12日から開業されます。
 

巻頭特集

新しいルートの特急「いなほ」号10月誕生

東京と越後・庄内・秋田の穀倉地帯を結ぶディーゼル特急です。
上野13:50発→秋田22:00着、秋田9:25発→上野17:40着
写真:①「いなほ」号の走る羽越本線(吹浦~小砂川間)
 

夏のエック

写真:①白川郷の民家、②静かな野尻湖、③犬山の鵜飼

10月・各地で待望の電化完成

電化完成区間は次のとおりです
函館本線:滝川~旭川間
北陸本線:糸魚川~直江津間
信越本線:直江津~宮内間
赤穂線:播州赤穂~東岡山間
写真:①電化工事の完成した函館本線旭川付近

哲×鉄が選んだ「広告シリーズ⑱」

日本最大のホテルチェーン ”東急ホテルチェーン”
◇赤坂東急ホテル9月13日オープン、新しい東京の魅力、地下2階・地上14階、客室600室
◇九州の表玄関に誕生、博多東急ホテル、お1人室2,200円より、お2人室4,500円より
◇常夏の楽園・ラグーンを見わたす、グァム東急ホテル(建設中)
 

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駅のスタンプめぐり:呉線・呉駅

編集兼発行人

小田乾三