JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1971年4月号

JTB時刻表1971.4

通巻第542号
表紙:伊東線を走る特急「あまぎ」
表紙のことば
伊東線伊豆多賀付近を走る特急「あまぎ」
ゼンザブロニカ使用、ニッコール75mm、絞り8、1/125秒、エクタクローム使用、(波多野健一)
(3月号表紙写真の撮影場所、重富~帖佐間は竜ヶ水~重富間の誤りでしたので訂正いたします)

頁数:512
価格:200円
参考:国鉄初乗区間30円
    東京~新大阪:4130円(新幹線超特急ひかり普通車)、3730円(新幹線特急こだま普通車)
    東京~伊丹:6,800円(ジェット運賃)※YS11使用便は6,200円
            ※使用機種 B2:JETボーイング727(定員129・178名)
          B3:JETボーイング737(定員115名)
          DC:JETダグラス8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
    ※機種の表示していない便はボーイング727かJETコンベアー880(定員124名)      
    
当時の出来事(昭和46年4月):特撮テレビドラマ「仮面ライダー」放送開始

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ(みどりのページ)

①全国的に春のダイヤ改正が行われます
4月20日には常磐線綾瀬~我孫子間が複々線となり、大巾なスピードアップが行われるほか、通勤電車の一部が地下鉄千代田線に直通運連となります。又4月26日には東海道・中央・大糸・北陸・山陽・伯備・山陰などに特急列車が増発されます。これに伴って全国的に春のダイヤ改正が行われます。

②春の臨時列車がたくさん運転しています

③国鉄バス十和田線が開通します
十和田北線(青森・浅虫~休屋間)が4月15日から開通します。早春の十和田・奥入瀬をご観賞ください。

④国鉄の駅名が改正されました
4月1日から東北本線の尻内が「八戸」に改正されました。なお従来の八戸線の八戸は「本八戸」と改正されておりますから、ご注意ください。

特集:46.4ダイヤ改正のあらまし

きたる4月26日には伯備線経由の特急新設、あるいは北陸・中央線の特急増発などのため、全国的にダイヤ改正が行われます。
なお、4月20日には、常磐線綾瀬~我孫子間の複々線工事が完成するので、これに伴ってダイヤ改正が行われます。線区別の改正のあらましは次のとおりです。
●山陽・伯備・山陰線
新大阪~出雲市間(山陽・伯備・山陰線経由)昼行気動車特急「おき」1往復が新設されます。伯備線の特急はこれが初めてで、これにより新大阪と山陰の連絡は約1時間短縮されます。

●北陸・東海道線
名古屋~金沢間に昼行電車特急「しらさぎ」1往復が増発されます。これにより「しらさぎ」は現行の2往復が3往復となります。

●中央(西)・東海道線

大阪~長野間昼行気動車特急「しなの」1往復、名古屋~長野間昼行気動車特急「しなの」1往復がいずれも増発されます。これにより「しなの」は現行1往復から3往復になります。

●中央(東)・大糸線
現在新宿~松本間を運転している昼行電車特急下り「あずさ1号」上り「あずさ2号」が大糸線の信濃大町まで季節により延長されます。なお、大糸線に特急が運転するのはこれが初めてです。

●常磐線
現在上野~平間運転の昼行気動車特急「ひたち」の上りが東京へ延長されます。
昼行急行「ときわ」「そうま」が約15分スピードアップされると共に、ほぼ1時間時隔で運転するダイヤに改正されます。
なお、水戸~上野間昼行電車急行(休日運転)上り1本の増発と一部急行の区間延長が行われます。

◆各線区改正時刻
◆早春のエック

巻頭特集

DISCOVER JAPAN

写真:①DISCOVER JAPANポスター

ついでにあちこち見る旅に ミニ周遊券

おもしろい旅。それは思いがけない旅。ここのついでにあそこを訪ね。あっちのついでにこっちへ寄る。そして思いがけない発見にめぐりあう…そんな旅を手がるに実現するのがミニ周遊券。
写真:①松山城(松山・足摺ミニ周遊券)、②三朝温泉(鳥取・三朝ミニ周遊券)、③青島(鹿児島・宮崎ミニ周遊券)

ひらけゆく 立山・黒部アルペンルート

標高3,000mの北アルプスを横断して、信濃大町と富山とをさまざまな交通機関によって結ぶ、世紀の大観光ルートが完成しました。家族連れにもかっこうの観光地です(4月25日から信濃大町・室堂間が開通しますが、全区間開通するのは6月1日の予定です)
写真:①黒部ダム

哲×鉄が選んだ「広告シリーズ㊳」

人間回復の旅
失ってはならないものを 失ってしまった都会
伊豆には青い空 碧い海 古より伝わる出湯がある
楽しい旅をお約束する東海観光チェーン
今井荘、今井浜ガーデン、下田グランドホテル、土肥今井荘、南山荘
 

読者ページ

汽車ポッポの行くところ<第12回>草津線

編集兼発行人

松田清