ちまめ様寄贈
通巻第543号
表紙:田沢湖線を走る急行「たざわ1号」
表紙のことば
田沢湖線刺巻駅付近を走る急行「たざわ1号」
スピードグラフィック4×5、コムラー300mm、絞り22、1/30秒、エクタクローム使用(松下正夫)
頁数:512
価格:200円
参考:国鉄初乗区間30円
東京~新大阪:4130円(新幹線超特急ひかり普通車)、3730円(新幹線特急こだま普通車)
東京~伊丹:6,800円(ジェット運賃)※YS11使用便は6,200円
※使用機種 B2:JETボーイング727(定員129・178名)
B3:JETボーイング737(定員115名)
DC:JETダグラス8-61(定員234名)
O :オリンピア(YS-11)定員60名
※機種の表示していない便はボーイング727かJETコンベアー880(定員124名)
当時の出来事(昭和46年5月):米国、アムトラック発足。大部分の長距離旅客列車が私鉄から移管。
①全国的にダイヤ改正が行われました
4月20日には常磐線綾瀬~我孫子間が複々線となり、大巾なスピードアップが行われるほか、通勤電車の一部が地下鉄千代田線に直通運連となります。又4月26日には東海道・中央・大糸・北陸・山陽・伯備・山陰などに特急列車が増発されます。これに伴って全国的に春のダイヤ改正が行われました。
②春の臨時列車がたくさん運転されています
③駅レンタカーのある駅が増えました
④国鉄の新駅ができました
4月20日から東北線の日暮里~田端間に「西日暮里」が新設され、地下鉄千代田線との乗り換えができるようになりました。その他常磐線柏~我孫子間に「北柏」、我孫子~取手間に「天王台」の新駅も設置されました。
⑤志賀草津高原のバスルートが開通しました
志賀草津高原線(長野原~湯田中間)が4月24日から開通し、志賀高原への旅が便利になりました。
⑥東京・神戸間に国鉄ハイウェイバス夜行便「ドリーム号」が4月28日から運転されました。
⑦電報のご案内
電報料金 市外 市内
・普通電報 10字まで 60円 30円
5字増すごと 10円 7円
・翌日配達電報 10字まで 30円
5字増すごと 7円
・至急電報
普通電報料金の2倍
・照合電報
普通電報料金の5割増
・無線電報 10字まで 120円
3字増すごと 20円
・至急電報無線
無線電報料の5割増
青函連絡船から発信する場合は無線電報となります。
◎列車中の人へあてる電報のあて先は次のようにお書きください
例 トウキヨウ20:05ジヨウシヤ…乗車駅名および発車時刻
37レツシヤ…列車番号
ナゴヤゲシヤ…下車駅名
ニホンコウツウコウシヤイン…肩書名
サワダミキオ…受取人名
なお、号車番号・寝台番号がおわかりの方はお書き願います。
◎21時以降受付け、または22時以降到着となる列車内あての普通電報は、翌朝7時から配達となりますから、お急ぎの方は「至急電報」をご利用ください。
◎列車中から電報をお出しになるときは、電報取扱駅(時刻表の記号)でお出しください。また、車掌に委託することもできます。
⑧車内公衆電話のご案内
超特急「ひかり」及び特急「こだま」の車内と、東京、横浜、名古屋、京都および大阪と通話ができます。
但し「こだま」の東京~新大阪直通以外の区間運転列車の中には電話の取扱を休止している列車があります。
◎車内からのかけかた
ビュッフェにある電話室で、車内の電話係に通話先の電話番号をお申し込みください。
◎車内へのかけかた
次の番号へ申し込んでください
東京都区内から 248-9311
横浜市内から (03)248-9311
名古屋市内から 971-7584
京都市内から (06)451-9001
大阪市内から 451-9001
◎通話できる地域と通話料金(3分ごと)
列車の位置 通話先局名 東京・横浜 名古屋 京都・大阪
東京~新丹那トンネル 100円 300円 400円
新丹那トンネル~弁天島付近 200円 200円 300円
弁天島付近~彦根付近 300円 100円 200円
彦根付近~新大阪 400円 200円 100円
◆早春のエック
写真:①DISCOVER JAPANポスター
おもしろい旅。それは思いがけない旅。ここのついでにあそこを訪ね。あっちのついでにこっちへ寄る。そして思いがけない発見にめぐりあう…そんな旅を手がるに実現するのがミニ周遊券。
写真:①山中温泉(能登・加賀温泉ミニ周遊券)、②金毘羅宮(高松・こんぴらミニ周遊券)、③五色沼(福島・会津磐梯ミニ周遊券)
岡山県の東北部、城下町津山を中心にひろがる津山盆地をかこんでいる湯郷、奥津、湯原の温泉郷を美作三湯とよんでいる。中国山脈の雪もとけて、これらの山の湯にも美しい春がやってきている。奥津温泉は津山駅からバスで1時間10分、共同浴場で、足踏みで洗濯をする風習が残っている珍しい温泉である。
写真:①奥津温泉の足踏洗濯
交通公社の最新刊 野坂昭如 戯れ唄道中
黒メガネ歌手としても活躍中の異色作家-野坂昭如が絶妙なアドリブ、流麗な語り口、あふれるバイタリティを織り込みながら描く”現代うた乞食珍道中”、恋唄、豊漁唄、イケル唄、くだけたお座敷小唄など、全国を股にかけて観光パンフレットに紹介されない戯れ唄の数々を披露。埋もれた労働歌や祭りの唄を生み、伝承してきた日本人の肌のぬくもり、土地土地の息吹を探る。
B6判 620円
汽車ポッポの行くところ<第13回>根室本線
松田清