JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1971年6月号

JTB時刻表1971.6

ちまめ様寄贈

通巻第544号
表紙:奥羽本線を走る特急「つばさ」
表紙のことば
奥羽本線泉田~羽前豊里間を走る特急「つばさ」
ゼンザブロニカ使用、ニッコール75mm、絞り11、1/125秒、エクタクローム使用(波多野健一)

頁数:512
価格:200円
参考:国鉄初乗区間30円
    東京~新大阪:4130円(新幹線超特急ひかり普通車)、3730円(新幹線特急こだま普通車)
    東京~伊丹:6,800円(ジェット運賃)※YS11使用便は6,200円
            ※使用機種 B2:JETボーイング727(定員129・178名)
          B3:JETボーイング737(定員115名)
          DC:JETダグラス8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
    ※機種の表示していない便はボーイング727かJETコンベアー880(定員124名)      
    
当時の出来事(昭和46年6月):京王プラザホテル開業(新宿副都心の超高層ビル第1号)

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ(みどりのページ)

①ご旅行には便利な季節列車や臨時列車をご利用ください
6月は観光地が天然の静寂を取りもどす季節です。列車もすいています。特に季節列車や臨時列車をご利用になれば、ゆっくり旅行ができますので、山の温泉などでくつろいだ旅を味わうためには最良の季節です。季節列車や臨時列車は全部本文に掲載し、定期列車と共に自由に選択できるようになっていますからご活用ください。

②駅レンタカーのある駅が増えました

③初夏のエック

④電報のご案内
電報料金             市外   市内
・普通電報    10字まで    60円   30円
           5字増すごと 10円     7円
・翌日配達電報 10字まで    30円
           5字増すごと   7円
・至急電報
 普通電報料金の2倍
・照合電報
 普通電報料金の5割増
・無線電報   10字まで  120円
         3字増すごと 20円
・至急電報無線
 無線電報料の5割増
青函連絡船から発信する場合は無線電報となります。

◎列車中の人へあてる電報のあて先は次のようにお書きください
例 トウキヨウ20:05ジヨウシヤ…乗車駅名および発車時刻
   37レツシヤ…列車番号
   ナゴヤゲシヤ…下車駅名
   ニホンコウツウコウシヤイン…肩書名
   サワダミキオ…受取人名
なお、号車番号・寝台番号がおわかりの方はお書き願います。
◎21時以降受付け、または22時以降到着となる列車内あての普通電報は、翌朝7時から配達となりますから、お急ぎの方は「至急電報」をご利用ください。
◎列車中から電報をお出しになるときは、電報取扱駅(時刻表の記号)でお出しください。また、車掌に委託することもできます。

⑤車内公衆電話のご案内
超特急「ひかり」及び特急「こだま」の車内と、東京、横浜、名古屋、京都および大阪と通話ができます。
但し「こだま」の東京~新大阪直通以外の区間運転列車の中には電話の取扱を休止している列車があります。
◎車内からのかけかた
ビュッフェにある電話室で、車内の電話係に通話先の電話番号をお申し込みください。
◎車内へのかけかた
次の番号へ申し込んでください
東京都区内から    248-9311
横浜市内から  (03)248-9311
名古屋市内から    971-7584
京都市内から  (06)451-9001
大阪市内から     451-9001

◎通話できる地域と通話料金(3分ごと)
列車の位置         通話先局名  東京・横浜  名古屋  京都・大阪
東京~新丹那トンネル            100円   300円    400円
新丹那トンネル~弁天島付近         200円   200円    300円
弁天島付近~彦根付近            300円   100円    200円
彦根付近~新大阪              400円   200円    100円


◆早春のエック

巻頭特集

DISCOVER JAPAN

写真:①DISCOVER JAPANポスター

ついでにあちこち見る旅に ミニ周遊券

おもしろい旅。それは思いがけない旅。ここのついでにあそこを訪ね。あっちのついでにこっちへ寄る。そして思いがけない発見にめぐりあう…そんな旅を手がるに実現するのがミニ周遊券。
写真:①十和田湖(青森・十和田ミニ周遊券)、②天橋立(城崎・天橋立ミニ周遊券)、③倉敷(岡山・倉敷ミニ周遊券)

初夏の安曇野

残雪のアルプスが湖面に映え、澄んだ青空の下にローカル色豊かな山村風景が展開する。田植や畠仕事に農家の人々の多忙な毎日が始まり、初夏の安曇野は人も自然もにわかに活気をおびてくる。
写真:①大糸線から北アルプスを望む

哲×鉄が選んだ「広告シリーズ㊵」

楽しさがいっぱい!!
東洋一のレジャータウン 伊豆冨士見ランド
・熱帯公園館
・スポーツランド
・ボーリング
・味のプロムナード
・バラエティな温泉めぐり
・そして宿泊は伊豆冨士見ホテル

◎フジミランドニュース
EXPO70サウディアラビアパビリオンが冨士見ランドに再建
EXPOにはじめて参加した回教と石油と砂漠の国サウディアラビアのパビリオンが冨士見ランドにやってきます。解体、輸送、再建には莫大な費用がかかりたいへんのなのですが、外国の、しかもはじめて参加した国のパビリオンをそのままの形で残しておくのは、文化的にも友好的にも意義のあることと思います。館内には新しくサウディアラビア紹介の各種展示が行われ、子どもたちの社会科の勉強に役立つようになっています。
 

読者ページ

汽車ポッポの行くところ<第14回>山口線

編集兼発行人

松田清