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時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1971年9月号

JTB時刻表1971.9

ちまめ様寄贈

通巻第547号
表紙:磐越西線を走る特急「あいづ」
表紙の写真
磐越西線上戸~関都間を走る特急「あいづ」
ゼンザブロニカ使用、ニッコール75mm、絞り8、1/125秒、エクタクローム使用(波多野健一)

頁数:512
価格:200円
参考:国鉄初乗区間30円
    東京~新大阪:4130円(新幹線超特急ひかり普通車)、3730円(新幹線特急こだま普通車)
    東京~伊丹:6,800円(ジェット運賃)※YS11使用便は6,200円
            ※使用機種 B2:JETボーイング727(定員129・178名)
          B3:JETボーイング737(定員115名)
          DC:JETダグラス8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
    ※機種の表示していない便はボーイング727かJETコンベアー880(定員124名)      
    
当時の出来事(昭和46年9月):サンヨー食品、「サッポロ一番 塩ラーメン」を発売

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ(みどりのページ)

①初秋のお出かけには便利な臨時列車でどうぞ
秋の訪れとともに、各地の観光地も温泉も、自然の静けさを取りもどしました。静かに旅を味わうよい季節となりました。ゆっくり行ける臨時列車や季節列車でおでかけください。臨時列車も季節列車も本便に掲載し、定期列車と併せてご利用いただけるようにしています。

②国鉄の新線 只見線が全通しました
上越地方と会津を結ぶ只見線が、8月29日に全通しました。奥只見の秘境も簡単に探勝できるようになりました。只見線の全通に伴い、会津線の会津若松~只見間が只見線と改称されましたからご注意ください。

③10月1日からの秋のダイヤ改正と秋の臨時列車の増発が行われます
10月1日には奥羽本線秋田~青森間の電化が完成し、大幅なスピードアップが行われます。これと同時に新製ディーゼルカーやディーゼル機関車の投入、一部の複線化や近代化のため、全国約50線区のダイヤ改正が行われるほか、特急・急行を主体とし、延べ約5,400本に及ぶ秋の臨時列車の増発が行われます。

④電報のご案内
電報料金             市外   市内
・普通電報    10字まで    60円   30円
           5字増すごと 10円     7円
・翌日配達電報 10字まで    30円
           5字増すごと   7円
・至急電報
 普通電報料金の2倍
・照合電報
 普通電報料金の5割増
・無線電報   10字まで  120円
         3字増すごと 20円
・至急電報無線
 無線電報料の5割増
青函連絡船から発信する場合は無線電報となります。

◎列車中の人へあてる電報のあて先は次のようにお書きください
例 トウキヨウ20:05ジヨウシヤ…乗車駅名および発車時刻
   37レツシヤ…列車番号
   ナゴヤゲシヤ…下車駅名
   ニホンコウツウコウシヤイン…肩書名
   サワダミキオ…受取人名
なお、号車番号・寝台番号がおわかりの方はお書き願います。
◎21時以降受付け、または22時以降到着となる列車内あての普通電報は、翌朝7時から配達となりますから、お急ぎの方は「至急電報」をご利用ください。
◎列車中から電報をお出しになるときは、電報取扱駅(時刻表の記号)でお出しください。また、車掌に委託することもできます。

⑤車内公衆電話のご案内
超特急「ひかり」及び特急「こだま」の車内と、東京、横浜、名古屋、京都および大阪と通話ができます。
但し「こだま」の東京~新大阪直通以外の区間運転列車の中には電話の取扱を休止している列車があります。
◎車内からのかけかた
ビュッフェにある電話室で、車内の電話係に通話先の電話番号をお申し込みください。
◎車内へのかけかた
次の番号へ申し込んでください
東京都区内から    248-9311
横浜市内から  (03)248-9311
名古屋市内から    971-7584
京都市内から  (06)451-9001
大阪市内から     451-9001

◎通話できる地域と通話料金(3分ごと)
列車の位置         通話先局名  東京・横浜  名古屋  京都・大阪
東京~新丹那トンネル            100円   300円    400円
新丹那トンネル~弁天島付近         200円   200円    300円
弁天島付近~彦根付近            300円   100円    200円
彦根付近~新大阪              400円   200円    100円





⑥秋のダイヤ改正と秋の臨時列車のお知らせ
1) 奥羽本線秋田~青森間(185.8㎞)の電化が完成するので、大阪~青森間の急行「きたぐに」の45分短縮を始めとし、各列車とも大幅なすスピードアップが行われます。
2) 新製ディーゼルカーやディーゼル機関車の投入、一部の複線化やその他の近代化、大都市周辺の通勤列車の増発、接続の改善などのため全国約50線区のダイヤ改正が行われます。
3) 大阪~鳥取へ播但線経由の臨時特急「ゆあみ」がお目みえします。播但線に特急が運転されるのは、これが最初です。
4) 南紀へのお客さまが増加しているので、更に天王寺~紀伊勝浦間に臨時特急「ブルースカイ」が運転されます。
5) この夏開通した黒部・立山ルート探勝のため、新しい試みとして、大阪~富山~長野~松本~名古屋~大阪の臨時急行が運転されます。
6) 房総西線木更津から、大糸線信濃大町へ直通する臨時急行が新しく誕生します。
7) 急行列車でありながら、スピードと停車駅は特急並みのエコーシリーズに、仙台~青森間の「エコーあおもり」が、今回お目見えします。夏から運転している70台の番号をつけた「70シリーズ特急」4往復は引き続き運転されます。

⑦ひと目でわかる電化と複線区間


◆初秋のエック

巻頭特集

DISCOVER JAPAN

写真:①DISCOVER JAPANポスター 美しい日本と私  塀まで親切なのです

ついでにあちこち見る旅に ミニ周遊券

おもしろい旅。それは思いがけない旅。ここのついでにあそこを訪ね。あっちのついでにこっちへ寄る。そして思いがけない発見にめぐりあう…そんな旅を手がるに実現するのがミニ周遊券。
写真:①副都心新宿(東京ミニ周遊券)、②男鹿半島 二ノ目潟(秋田・男鹿ミニ周遊券)、③奈良法隆寺(京阪神ミニ周遊券)

快適な国鉄ハイウェイバス

国鉄ハイウェイバス(東名・名神高速線)の沿線には、箱根、富士五胡、日本平、舘山寺、琵琶湖などたくさんの観光地があります。また沿線の眺めは、ハイウェイバスならではの変化に富んでおり、国鉄自慢の冷暖房、リクライニングシート、トイレ付の高速バスで快適な旅を楽しんでいただけます。
写真:①浜名湖畔を快走する国鉄ハイウェイバス

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汽車ポッポの行くところ<第17回>筑豊本線

編集兼発行人

松田清