JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1972年7月号

JTB時刻表1972.7

ちまめ様寄贈

通巻第557号
表紙の写真
中央本線 鳥沢~猿橋間を走る特急「あずさ」
ローライフレックス テッサー、絞り11、1/125秒、エクタクロームEX使用(金子一巳)

頁数:560
価格:250円
参考:国鉄初乗区間30円
    東京~新大阪:4,130円(新幹線ひかり普通車)、3,730円(新幹線こだま普通車)
    東京~岡山:4,860円(ひかり号普通車)
          4,460円(こだま号普通車)※東京~名古屋間をこだま号利用の場合

    東京~伊丹:6,800円(ジェット運賃)※YS11使用便は6,200円
    東京~岡山:9,200円(YS11使用便)
            ※使用機種 B2:JETボーイング727(定員129・178名)
          B3:JETボーイング737(定員115名)
          DC:JETダグラス8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
    ※機種の表示していない便はボーイング727かJETコンベアー880(定員124名)      
    
当時の出来事(昭和47年7月):刑事ドラマ「太陽にほえろ」放送開始、1986年迄の長寿番組。

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ(みどりのページ) ※四角や丸内の数字は参照頁

①総武・房総各線のダイヤ改正が行われます
総武本線東京~津田沼間の新ルート完成と房総東線蘇我~安房鴨川間の電化完成を機会に、7月15日から総武本線、房総地区全域にわたってダイヤが改正され、新設の東京地下駅に特急・快速電車が発着します。また、中央線快速電車の運転時間帯を拡大するなど画期的な輸送改善も行われます。なお、房総地区は7月15日から8月20日までは夏ダイヤによる運転となります。改正の概要と7月15日からの時刻は<みどり>のページに掲載してあります。

②「夏こそ…の夏をつかまえる 夏のご旅行には便利な臨時列車を!」

③国鉄バスが浅間・白根火山ルートに営業開始!
7月1日から、信越本線中軽井沢から鬼押出し~万座温泉~白根火山~草津温泉~吾妻線長野原を結ぶ高原と火山の変化に富んだルートに、快適な国鉄バスが運転を開始します。時刻は本文371ページに掲載してあります。

④札沼線の一部区間が廃止されました
国鉄札沼線の新十津川~石狩沼田間(34.9㎞)は6月18日限りで廃止され、19日からは代りのバスが運転されています。バスの時刻は本文354ページをご覧ください。

■目次・線名索引2⃣~4⃣

■のりかえ案内地図凡例4⃣

■特急列車索引5⃣

■夏こそ…の夏をつかまえる 夏の臨時列車大増発のお知らせ6⃣

■着席券を発売する列車7⃣~8⃣ (この夏から「乗車整理券」と呼び方を改めました)

■東京付近の始発・終着駅が変更になる列車9⃣

■変更措置のいろいろ⑩

■指定席券前売りのお知らせ⑪~⑬

■総武線新ルート開業と京葉・房総地区の輸送改善のお知らせ⑭

■房総各線の夏ダイヤ⑮~㉖

■夏のお出かけに便利な海・山への往復割引きっぷご案内㉗

■夏の旅はおまかせ下さい 専門コーナーのご案内㉘
・キャンプコーナー
・海、山コーナー
・軽井沢コーナー
・ふるさとコーナー

■夏のエックご案内㉙~㉚

■鉄道100年記念 SLシリーズ運転のお知らせ㉚

国鉄では3L<EL(電気機関車)→SL(蒸気機関車)→DL(ディーゼル機関車)>の引く「信州循環3Lの旅」号を運転いたします。
全車自由席ですから、どこの駅からでも乗り降り自由です。
運転日:6月11・18・25日、7月2・9日の各日曜日
運転区間:長野→小諸 信越線 (FE62)
     小諸→小淵沢 小海線(C56)
     小淵沢→松本 中央線(EF64)
     松本→長野 篠ノ井線(DD51)
乗車券・運賃:普通乗車券で乗車できます
       長野から長野まで大人 1,180円

■記念きっぷ発売のお知らせ㉛

■正誤表 MEMO㉜
 

巻頭特集

東海道中膝栗毛の旅

旅・旅・旅…
目的のある旅。目的のない旅…。
今月号から名所、旧跡など心のふるさとを訪ねる旅を写真でご紹介します。
写真:①旧同街道石畳(小田原または三島下車)
    江戸幕府時代に参勤交代の諸侯が通った石畳の旧道は、今も所々残っていてハイキングコースとして「箱根八里…」のおもかげを味わうことができる。
写真:②東名高速道路(富士川付近)、③丸子宿(静岡駅からバス)、③新居の関(東海道本線新居町駅下車)

海へ岬へぐーんと近くなります

7月15日には房総半島一周の電化が完成し、総武本線の複々線と同時に東京地下駅も誕生します。この地下ホームから新形車両の特急が走って房総への旅が一新します。中京・関西から遠いと思われていますした”房総”も、新幹線~東京駅~特急で、ぐんと近づきます。
全線電化を機会に、房総東線は「外房線」、房総西線は「内房線」と改称されます。
写真:①外房海岸(鵜原)
 

読者ページ(476頁)

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編集兼発行人

松田清