JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1972年8月号

JTB時刻表1972.8

ちまめ様寄贈

通巻第558号
表紙の写真
外房線 安房鴨川~安房天津間を走る上り特急「わかしお」
マミヤプレス セコール150mm、絞り11、1/125秒、エクタクロームEX使用(波多野健一)

頁数:560
価格:250円
参考:国鉄初乗区間30円
    東京~新大阪:4,130円(新幹線ひかり普通車)、3,730円(新幹線こだま普通車)
    東京~岡山:4,860円(ひかり号普通車)
          4,460円(こだま号普通車)※東京~名古屋間をこだま号利用の場合

    東京~伊丹:7,300円(ジェット運賃)※今号より同線の昼行でYS11使用便は無くなった
          4,400円→4,900円(深夜便:YS11使用)
    東京~岡山:10,200円(YS11使用便)
            ※使用機種 B2:JETボーイング727(定員129・178名)
          B3:JETボーイング737(定員115名)
          DC:JETダグラス8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
    ※機種の表示していない便はボーイング727かJETコンベアー880(定員124名)      
    
当時の出来事(昭和47年8月):カシオ、世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」発売。(12,800円)

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ(みどりのページ) ※四角や丸内の数字は参照頁

夏のご旅行に便利な臨時列車がたくさん運転されています


総武・房総各線の時刻について

国鉄「高千穂線」が開業しました
日ノ影線日ノ影駅から高千穂駅まで延長12.5㎞の新線「高千穂線」が7月22日に開業しました。
これと同時に延岡~高千穂間が高千穂線となりました。時刻は本文186ページをご覧ください。

④みどりの窓口のある駅が増えました
今回新たに常磐線松戸駅と外房線安房鴨川駅にみどりの窓口が開設されたほか、8月1日から山陽線下松駅にも開設されます。

⑤山手線の池袋・赤羽間が赤羽線となりました
従来、山手線の一部であった池袋・赤羽間は7月1日から線路名称が「赤羽線」となりました。

⑥周遊指定地が改正されまし
7月1日から全国283箇所の周遊指定地のうち、4箇所の指定地の範囲が拡大され、割引される交通機関も増えました。

※時刻表をより見易くするため、今月号から一部の記号の改廃や東京近郊線区の一部掲載等を行いました。詳細は<みどり>の24ページをご覧ください。

■目次・線名索引2⃣~4⃣

■のりかえ案内地図凡例4⃣

■特急列車索引5⃣

■夏こそ…の夏をつかまえる 夏の臨時列車大増発のお知らせ6⃣

■乗車整理券を発売する列車7⃣~8⃣ (この夏から「乗車整理券」と呼び方を改めました)

■東京付近の始発・終着駅が変更になる列車9⃣

■変更措置のいろいろ⑩

■夏の旅はおまかせ下さい 専門コーナーのご案内⑪
・海、山コーナー 
夏らしい夏をご案内いたします
・軽井沢コーナー
軽井沢のことならすべてO・K

■夏のお出かけに便利な海・山への往復割引きっぷご案内⑫

■房総各線の夏ダイヤ⑬~㉑

■夏のエックご案内㉒~㉓

■記念きっぷ発売のお知らせ㉔

■時刻表記号の改廃その他についてのお知らせ㉔
 

巻頭特集

伊能忠敬測量の地を訪ねて

旅・旅・旅…
目的のある旅。目的のない旅…。
名所、旧跡など心のふるさとを訪ねる旅を写真でご紹介します。
写真:①函館
    江戸時代の寛政12年(1800年)千葉県佐原の名主伊能忠敬は、北海道測量を志し、5人の部下とともに5月下旬、函館からスタートした。函館から東南海岸に沿って測地しながら毎日20~30㎞の行程で、室蘭、釧路、厚岸と進んだ。現在の標津線西別で、前途を次回に引きあげたが、忠敬はその後北海道へ測量に出かける機会を失った。しかし、間宮林蔵という後継者を得て、1821年”大日本沿海興地全図”という大作が完成しこの地図は明治以後の近代日本建設に大いに役立ったという。
写真:②渡島吉岡、③室蘭地球岬、③えりも海岸、④厚岸湾

房総半島への旅に誕生した新形特急電車

新型電車は、都心と房総を結ぶ特急として7月15日から運転をはじめました。
東京地下駅から内房線に「さざなみ号」が8本(うち2本は臨時)、外房線に「わかしお号」が8本(うち1本は臨時)発車します。
この電車は赤とクリームのツートンカラーで、リクライニングシートになっています。東京駅から錦糸町駅までは地下ルートを運転しますので、不燃性の車体と、新幹線と同じようなATC(自動列車停止装置)を採用し、安全対策には万全を期した車両です。
写真:①特急寝台電車と同じスタイルの房総方面行特急電車、②普通車内(ヒジ掛の下のボタンを押すと、背当てが傾く、リクライニングシートになっています。
 

読者ページ(476頁)

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編集兼発行人

松田清