JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1972年10月号

JTB時刻表1972.10

通巻第560号
表紙の写真
梅小路蒸気機関車館に勢ぞろいしたSL
スピードグラフィック 4×5 プレスクスナー127mm、絞り16、1/125秒、エクタクロームE3使用(荒川好夫)

頁数:560
価格:250円
参考:国鉄初乗区間30円
    東京~新大阪:4,130円(新幹線ひかり普通車)、3,730円(新幹線こだま普通車)
    東京~岡山:4,860円(ひかり号普通車)
          4,460円(こだま号普通車)※東京~名古屋間をこだま号利用の場合

    東京~伊丹:7,300円(ジェット運賃)※前々号より同線の昼行でYS11使用便は無くなった
          4,400円→4,900円(深夜便:YS11使用)
    東京~岡山:10,200円(YS11使用便)
            ※使用機種   B1/B2:JETボーイング727(定員129・178名)
          B3:JETボーイング737(定員115名)
          DC:JETダグラス8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
    ※機種の表示していない便はボーイング727かJETコンベアー880(定員124名)

    B-747:ジャンボ(定員384名)※今号より初登場機種(東京~沖縄)
     東京11:00発 JAL903便→沖縄13:30着/15:00発 JAL904便→東京17:20着
     なお、同路線DC使用便は、所要3時間40分(大阪経由)     

    
当時の出来事(昭和47年10月):日本の鉄道開業100年

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ(みどりのページ) ※四角や丸内の数字は参照頁

①全国ダイヤ改正が行われます
羽越線と白新線の電化完成を機会に、10月2日に全国的なダイヤ改正が行われます。この改正で日本海縦貫線の時刻は全面的に改正され、スピードアップや電車化などが進められるほか、全国主要線区に特急の増発や快速列車網の新設・増強など広範囲にわたる輸送改善が行われます。詳細は<みどり>の6・7ページをご覧ください。

②10月1日発の夜行列車について

③秋の臨時列車が増発されます

④市内制度が拡大されました
9月1日から札幌、仙台、広島、北九州及び福岡市内発または着のきっぷは東京・大阪などの6大都市と同様に、中心駅からのキロ程により計算されることになりました。これらの市内駅の範囲は、索引地図または<ピンク>の438ページをご覧ください。
また、「東京電環」の呼び名を、「東京山手線内」に改めました。

⑤新しい周遊券が発売されます
10月2日から、東北方面に7コースの「ルート周遊券」が誕生、東京、名古屋、大阪地区で発売されます。また、10月2日から「北近畿均一周遊券」も発売されます。

⑥国鉄の新線開業について
9月8日から北海道の白糠線上茶路~北進間7.9㎞を延長開業しました。
10月2日から、長崎本線の喜々津~浦上間を結ぶ16.8キロの新線が開業します。開業後は主要列車はすべて新線経由で運転されます。


■目次・線名索引2⃣~4⃣

■のりかえ案内地図凡例4⃣

■特急列車索引5⃣

■10月2日ダイヤ改正のお知らせ6⃣~7⃣

■秋の臨時列車運転のお知らせ8⃣

■ダイヤ改正の移り替りのご案内9⃣

■移り替り列車の運転時刻⑩~⑲

■SL列車運転のお知らせ⑯~⑲
・SLで木曽路の旅をたずねよう!(松本~南木曾)⑯
・なつかしのSL「おもいで号」運転 (八戸~久慈)⑰
・東北本線にD51・3重連再現! (盛岡~八戸)⑱
・C62 2 東海道(京都~姫路)に復活! SL白鷺号運転のお知らせ⑲

■ルート周遊券発売中!

■記念きっぷ発売のお知らせ⑳~㉒
鉄道100年記念きっぷ

■秋のエックご案内㉓~㉔

巻頭特集

鉄道100年をしのぶ

10月14日は第100回鉄道記念日です。明治5年新橋~横浜間に鉄道が開業して以来100年、幾多の苦難をのりこえて今日に至った鉄道も、蒸気機関車から新幹線へと驚くべき発展を続けております。鉄道は、これからも自動車、航空機などの交通機関とともに、そのメリットを最大限に生かし、21世紀の鉄道として発展してゆくことでしょう。
写真:①東京神田にある交通博物館は、交通関係のあらゆる資料に加えて1号機関車、1号御料車、弁慶号機関車などいろいろな鉄道記念物が保存されていますので修学旅行や社会科の勉強に役立ちます。(神田、お茶の水または秋葉原下車)
写真:②旧手宮機関庫、③旧長浜駅、④明治村、⑤青梅鉄道公園

時速500キロ 超高速鉄道の開発

国鉄の鉄道技術研究所では、去る7月26日、超高速鉄道実現の第一歩として、リニアモーターカー走行実験に成功。時速500キロへ向けて研究開発はさらに前進しました。世界でもはじめてという超電導磁力推進装置による浮上走行テストの成功は、今後、この装置を使って、各種の性能実験を行い21世紀の鉄道の花形として実現化に向かっています。
写真:①超電導磁力推進装置(右下)と夢の超特急模型
 

読者ページ(476頁)

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編集兼発行人

松田清