JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1973年7月号

JTB時刻表1973.7

通巻第569号
表紙の写真
中央本線 古虎渓付近を走る特急「しなの」号
ゼンザブロニカ、ニッコール50mmワイド、絞りF11、1/125秒、エクタクロームEX使用(波多野健一)

頁数:560
価格:250円
参考:国鉄初乗区間30円
    東京~新大阪:4,130円(新幹線ひかり普通車)、3,730円(新幹線こだま普通車)
    東京~岡山:4,860円(ひかり号普通車)
          4,460円(こだま号普通車)※東京~名古屋間をこだま号利用の場合

    東京~伊丹:7,300円(ジェット運賃)
          4,900円(深夜便:YS11使用)
    東京~岡山:10,200円(YS11使用便)※1日1往復
            ※使用機種   B1/B2:JETボーイング727(定員129・178名)
          B3:JETボーイング737(定員115名)
          DC:JETダグラス8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
    ※機種の表示していない便はボーイング727かJETコンベアー880(定員124名)

     ※B-747:ジャンボ(定員384名)※東京~沖縄で使用
     東京10:45発 JAL903便→沖縄13:15着/14:40発 JAL904便→東京17:00着         
    当時の出来事(昭和48年7月):香港俳優、カンフー映画第一人者ブルース・リー死亡。

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ(みどりのページ) ※四角や丸内の数字は参照頁

①中央本線などの時刻が改正されます
中央本線中津川~塩尻(95.2㎞)の電化完成に伴い、7月10日から中央本線(名古屋~塩尻間)・篠ノ井線を中心に、関連線区のダイヤ改正が行われます。これにより、新型特急電車(381系振子電車)の運転をはじめ、電車化が進められ、輸送力増強やスピードアップが行われます。これらの線区のうち、中央(名古屋~塩尻間)・篠ノ井・大糸・信越(小諸~妙高高原間)・小海・明知・太多の各線の改正時刻は、<みどりの6~13・31ページ>に収録してありmす。その他の線区については、それぞれ本文に記事書きで表示してありますからご注意ください。

②夏の臨時列車がたくさん運転されます

今年も7月から9月にかけて、「海」「山・高原」「ふるさと」へと、全国的にたくさんの季節列車や臨時列車が運転されます。なお、お盆には勤労青少年帰省列車「わこうど号」も運転されます。また、混雑緩和のため、指定席券の前売り、乗車整理券(着席券)の発売、指定席の変更などの特別措置が行われます。これらの季節列車と臨時列車は本文に、特別措置については<みどりの21~28ページ>に掲載してあります。

③夏の房総地区各線の時刻について

④国鉄「盛線」の延長その他について
7月1日から、陸中海岸の「盛線」は終点綾里から吉浜駅まで、12.5㎞が延長開業されます。
また、「足尾線」の草木駅は6月26日限りで廃止されました。


■目次・線名索引2⃣~4⃣

■のりかえ案内地図凡例4⃣

■特急列車索引5⃣

■中央線などの7月10日改正時刻⑥~⑬

■房総各線の夏ダイヤ⑭~⑳

■海へ 山・高原へ ふるさとへ 夏の臨時列車ご案内㉑

■指定券の前売りのお知らせ㉒~㉔

■乗車整理券(着席券)を発売する列車㉕~㉖

■指定席・寝台車・グリーン車を自由席に変更する列車㉗

■夏のお出かけに便利な海山への往復割引きっぷご案内㉘

■夏のエックご案内㉙~㉚

■記念きっぷ発売のお知らせ㉚

■太多線・列車編成表7月10日改正㉛

■主要駅の国電標準時刻表㉜
 

巻頭特集

南東北 夏の旅先

東北の旅は秋が一番といわれているが、旅行目的によっては、それぞれの季節の味わいも違ってくる。七月の南東北の旅ともなると、山間の盆地で少しが暑いが、ちょっと山に入ると爽やかで涼しい。とくに、福島、会津地方は温泉と史跡に恵まれていて見るところが多く、ミニ周遊券など利用の旅先としては格好なところ。
写真:①野口記念館、②磐梯山、③飯坂温泉、④白虎隊の墓

中央線に登場する新型電車

中央線の中津川~塩尻が7月10日電化、これで名古屋~長野間が全線電化されます。ここに登場する新型特急電車(381系振子電車)は、台車と車体の間にコロを使用して曲線区間でもスピードを出せる電車です。車内は明るく、ゆったりしていて、座席はリクライニングシート、窓には二重ガラスの間に手動式のブラインドを内装しました。山や川と(95.2㎞)の電化工事は7月完成へ向かって急ピッチの作業がすすめられております。これにより、中央自然の美しさをそなえた信州への旅にまた新らしい話題がふえました。
写真:①ブラインド内装(手動式)の窓ほか

読者ページ(476頁)

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編集兼発行人

松田清