JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1977年3月号

JTB時刻表1977.3

通巻第613
表紙の写真
特急「はくたか」(北陸本線 東富山~水橋間)
マミヤM645、セコール80mm、絞りf16、1/125秒、エクタローム使用(横田渉)

頁数:632 
価格:450円 

参考:国鉄初乗区間60円 
    東京~新大阪:  8,300円(普通車)
    東京~岡 山:10,300円(普通車)
    東京~博 多:14,000円(普通車) 

※航空路線:ジェット機就航路線に「ジェット特別料金」(大人600円・小人300円)適用
    東京~伊丹:10,400円(ジェット特別料金適用) 
    東京~岡山:13,400円(YS11使用便)※1日1往復 
    東京~福岡:20,100円(ジェット特別料金適用) 
            ※使用機種   B1/B2:ボーイング727(定員129・178名)
          B3:ボーイング737(定員115名)
          D:DC-8(定員130名)
          D10:DC-10-40(定員310名) 
          D8:DC-8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
          B-747SR:ジャンボ(定員498名)
          TR:L-1011トライスター(定員306名)※ANA便のみ

当時の出来事(昭和52年3月):「保母資格」、男性取得可能となる。保育所の男性職員の名称を「保父」を正式に認可。

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ

春の臨時列車ご案内

3月15日春の時刻改正

新幹線 工事のため運休

東北本線 工事のため運休・時刻変更

郡山貨物ターミナルの一部開業に伴う時刻修正

日高本線・富内線の時刻改正

"一枚のキップから"
旅はキップを買うことから始まります。表紙の右下に入っているマークは、一枚のキップから始まるさまざまな旅と、その主役たる人間とのつながりをあらわすとともに、気軽な旅、楽しい旅へのいざないなのです。


 
※「哲×鉄」補足
1977年1月、国鉄キャンペーン「一枚のキップから」。
そのCMソングは、「レイルウェイ・ララバイ」~一枚のキップから~

 

国鉄営業案内

【樺色ページ】
指定席・寝台の席番ご案内…473
列車の編成ご案内…474~482
主要駅の構内図…483~486
スタンプ設置駅一覧…487
記念きっぷのご案内…488
国鉄山の家…488

【赤色ページ】
運賃・料金・営業制度のご案内(営業案内の詳細目次は489ページをご覧ください)
プッシュホンによる指定券の電話予約…509
宿泊と予約(新幹線ビジネスエック)…510
周遊券のご案内…511~517
旅行センターのある駅…517
線名索引…519・520
特急列車索引…520 

航空関連

①日本航空(JAL)、全日空(ANA)、東亜国内航空(TDA)、日本近距離航空(NKA)、南西航空(SWAL)の国内路線を方面別に掲載。
②集合時刻:出発時刻の20分前(沖縄発便は30分前)迄。
③運航機種:B727、B737、B747-SR、DC-8、DC-8-61、DC-9、L-1011(トライスター機)、YS-11が幹線の主力。

会社線(私鉄・バス・船舶・その他)


 

巻頭特集(グラビア)25~27頁

【国鉄のページ】便利になった北陸路 北陸本線

明治15年、長浜~敦賀間で営業を開始した北陸線は、以来90有余年、日本海沿岸の大動脈として、北陸地方の経済、文化の発展に大きな役割りを担ってきました。
長いSLの時代を経て、国鉄の本格的交流電化のさきがけとして、昭和32年10月田村~敦賀間の電化を皮きりに、急速な近代化が進められ、44年10月には360㎞に及ぶ全線の複線電化が完成し、スピードアップとサービス改善に大きな躍進を遂げました。更に、50年3月新幹線の博多開業、湖西線の全面使用開始を機に、特急の増発、エル特急の新設、快速電車網の整備などが行なわれ、一段と便利になりました。
現在、北陸地方と関西・中京・首都圏・新潟・青森などを結ぶ、特急74本・急行40本が運転されています。

◇北陸線には、雷鳥号12往復、しらさぎ号6往復、加越号6往復のエル特急があります。
◇米原~金沢間では、特急は最高時速120㎞で運転しています。
◇北陸本線の沿線には、山岳、峡谷、高原、海浜、などバラエティに富んだ自然と情緒豊かな温泉、伝統ある文化財など多彩な観光資源が豊富にあります。
◇北陸と東京、名古屋、大阪などの主要都市間はすべて日帰り圏内です。

写真:①雷鳥号、②加越号
図説:金沢~主要都市間の到達時分

雲表の立山黒部アルペンルート
五月、今年もまた雪線の雪解けとともに、立山黒部アルペンルートが開通する。
これまで、黒部とか立山といえば、ベテランの山男でなければ、ついぞゆき着くことものぞくことも不可能な秘境だった。アルペンルートが開通してからは、遥かに仰いだ3000m級高山の山肌に直接触れる機会に恵まれるようになった。
しかも、好都合なことには、そんな高山に誰でも歩かずに登れることだ。この虫のいい現代文明の申し子は、一体どんな手段を使ってわれわれを山上に運び上げるのだろうか。
富山から美女平まではケーブルカー、さらに高原バスに乗りついで弥陀ヶ原の雪原を横切り室堂に到達する。このリートの最高地点、立山山頂に近い海抜2450mの室堂からは、1400mに位置する信州がわの扇沢目ざして、標高差1000mを四種類の新鋭無公害乗物を駆使して一気に下ってゆくのだ。
室堂と扇沢の間は、空中に浮かび、あるいは地中にもぐる。未知への憧れと、不安の入りまじる一時間四十五分の興奮。座ったままで味わう、タイムトンネルの旅といえそうだ。白がいがいの雪景色から、一気に新緑の世界に逆戻りするのだ。
写真:①クレパス道、②大観峰からの展望、③黒部湖駅、③室堂のホテル、⑤黒部平、⑥小田原城、⑦扇沢駅

黄色のページ (今号掲載)

■春の時刻改正のお知らせ①~㊳

■新幹線(東京~新大阪間)の工事に伴う運休などのお知らせ㊴~㊵

■春スキーエックごあんない㊶
 

緑色のページ

■新幹線 41~46

■国鉄ハイウェイバス「ドリーム号」 46

■新幹線と在来線との乗りかえに必要な標準時分 46

■エル特急 47~49

■寝台特急 50~52

■連絡早見表 53~72

■新幹線各駅間の運賃・特急料金早見表 73

■新幹線と各線連絡運賃・特急料金早見表 74

■エル特急 運賃・特急料金早見表 75

■寝台特急 運賃・特急料金・寝台料金早見表 76
 

読者ページ(568頁)

◆クイズコーナー
◆駅長さんこんにちわ(17)
 上越線・後閑駅(群馬県)
 飯田萬一さん(55歳)
◆スタッフあとがき
(敬称略)
赤沢良久、西野康司、沖田文男、新井貞吉
 

編集兼発行人

柳井乃武夫 ※前号より