JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1977年10月号

JTB時刻表1977.10

通巻第620
表紙の写真
日豊本線 津久見~日代間を走る特急「にちりん」
マミヤM645、セコール75mm、絞りf11、1/125秒、エクタクロームE6使用(山本明)

頁数:632 
価格:450円 

参考:国鉄初乗区間60円 
    東京~新大阪:  8,300円(普通車)
    東京~岡 山:10,300円(普通車)
    東京~博 多:14,000円(普通車)

※航空路線:ジェット機就航路線に「ジェット特別料金」(大人600円・小人300円)適用
    東京~伊丹:10,400円(ジェット特別料金適用) 
    東京~岡山:13,400円(YS11使用便)※1日1往復 
    東京~福岡:20,100円(ジェット特別料金適用) 
            ※使用機種   B1/B2:ボーイング727(定員129・178名)
          B3:ボーイング737(定員115名)
          D:DC-8-50(定員132名)
          D10:DC-10-40(定員310名) 
          D8:DC-8-61(定員234名)
           O :オリンピア(YS-11)定員60名
          B-747SR:ジャンボ(定員498名)
          TR:L-1011トライスター(定員306名)※ANA便のみ

当時の出来事(昭和52年10月):白黒テレビ放送が廃止(完全カラー放送へ移行)。最後までの白黒放送はNHK教育テレビ。

読みどころ

国鉄関連 今月のお知らせ

秋の臨時列車ご案内

特急・急行列車用グリーン料金など改定(値下げ)
国鉄では、特急・急行列車用グリーン料金、A寝台料金、青函連絡船グリーン料金を、9月20日発売のものか改定いたしました。この時刻表の関係個所には、すべて改定後の新しい料金を掲載してあります。なお、普通列車用グリーン料金、B寝台料金は従来のとおりです。

特急・急行列車の車両取替・編成変更

東海道線・福塩線時刻修正

シルバーシート設置線区の拡大
9月15日(敬老の日)から、南武線・横浜線・青梅線・五日市線・武蔵野線の各電車にも、シルバーシート(お年寄りや身体の不自由な方の優先席)が設けられました。これで、東京・大阪地区の国電はほぼすべてにシルバーシートが設けられたことになります。また、名古屋地区でも、はじめて中央西線の一部の電車に設けられました。

新幹線 工事のため運休


駅名の改称
10月1日(土)から、羽越本線の「温海」は「あつみ温泉」に改称されますのでご注意ください。

国鉄営業案内の改善
本号から、<ピンクのページ>の国鉄営業案内を見やすく、使いやすくするため、項目の整理・組替えや補足などをいたしました。

国鉄営業案内

【樺色ページ】
指定席・寝台の席番ご案内…473
列車の編成ご案内…474~482
主要駅の構内図…483~486
スタンプ設置駅一覧…487
記念きっぷのご案内…488

【赤色ページ】
運賃・料金・営業制度のご案内(営業案内の詳細目次は489ページをご覧ください)
新幹線のご案内(ひかり&プッシュホン)…504 ※今号より新名称
新幹線のご案内(ひかり&ホテル)…505    ※今号より新名称

周遊券のご案内…510~516
旅行センターのある駅…509
線名索引…519・520

航空関連

①日本航空(JAL)、全日空(ANA)、東亜国内航空(TDA)、日本近距離航空(NKA)、南西航空(SWAL)の国内路線を方面別に掲載。
②集合時刻:出発時刻の20分前迄。※今号より沖縄便の30分前記載無くなる。
③運航機種:B727、B737、B747-SR、DC-8、DC-8-61、DC-9、L-1011(トライスター機)が幹線の主力。

※名古屋・大阪・福岡~札幌の路線欄、1977年7月号から下記便の愛称が消える。
「ユーカラ」:大阪~福岡
「レインボー」:福岡~札幌

※今号より航空欄、1ページ増(3ページ→4ページ)
札幌・東京・大阪・福岡・沖縄の各区間を結ぶ幹線を冒頭に掲載

会社線(私鉄・バス・船舶・その他)

 

巻頭特集(グラビア)25~27頁

【国鉄のページ】※今号は掲載なし


紅葉の山なみハイウェイ 九州横断道路の秋模様
別府-阿蘇-熊本-雲仙-長崎と、北九州の主要観光地を結んで走るのが九州横断道路。このうち、別府-阿蘇間の52キロが、いうところの「山なみハイウェイ」である。
由布、久住、阿蘇と、その名も美しい山々の裾を縫って走るこのルートの沿道には、素朴な山のいで湯が到るところに湯煙を上げている。旅情の湯煙ルートであり、また放牧地帯を分けて走るので牧歌的ルートともいえそうだ。面白いのは、大分県がわは黒牛、熊本県に入ると赤牛と色分けされていることだ。牛さえ注意していれば、県境を越えたのが一目で判る。
飯田高原、長者原、瀬ノ本高原と大草原が展開する高原風景の中でも、ハイライトは草千里であろう。放牧の牛馬の背景には、今も悠久の噴煙を上げる阿蘇中岳の姿が印象的だ。
写真:①草千里、②山なみハイウェイ、③中ノ原付近、④寒の地獄冷泉、⑤由布院温泉、⑥中岳火口、⑦「やまなみハイウェイ最高所、牧ノ戸峠の道標、⑧阿蘇神社、⑨放牧の赤牛、⑩城山展望所

黄色のページ (今号掲載あり)

■記念きっぷ発売のお知らせ1⃣

■交通関係の博物館ご案内2⃣

■ビバ・ホリデー キャンペーン1周年記念行事のお知らせ2⃣
 週休2日制の定着など、最近は余暇時間も増大の傾向にあります。このような環境の中で、お子さまやご家族のレジャー計画に合わせて、昨年から、国鉄と大手私鉄6社(東武・京成・西武・小田急・京王・京浜急行)が一体となって、健全で手軽な休日を過していただこうという趣旨の”Viva Holiday”キャンペーンを実施してきましたが、この10月で満1周年を迎えることになりました。
今回、この1周年を記念して、健全で手軽な休日を楽しんでいただけるレクリエイション適地のうち、国鉄並びに私鉄6社が推せんするも寄り駅をの「ビバ・ホリデー駅」とするなど、次のとおり、各種の行事が計画されています。
(以下、省略)

緑色のページ

■新幹線 41~46

■国鉄ハイウェイバス「ドリーム号」 46

■新幹線と在来線との乗りかえに必要な標準時分 46

■エル特急 47~49

■寝台特急 50~52

■連絡早見表 53~72

■新幹線各駅間の運賃・特急料金早見表 73

■新幹線と各線連絡運賃・特急料金早見表 74

■エル特急 運賃・特急料金早見表 75

■寝台特急 運賃・特急料金・寝台料金早見表 76
 

読者ページ(568頁)

◆クイズコーナー
◆駅長さんこんにちわ(24)
 山陽本線・倉敷駅(岡山県)
 原田旭一さん(51歳)
◆スタッフあとがき
(敬称略)
藤田正二、石野哲、赤沢良久、貞松こずえ
 

発行人

柳井乃武夫 

編集人

藤田正二