JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1984年6月号

JTB時刻表1984.6

通巻第700

表紙の写真
天草干し(紀勢本線大曽根浦駅付近)
ニコンF3、50~300mmズーム、絞りf11、1/125秒、コダクローム64(牧重人)

頁数:726 ※前号より8ページ増(718→726頁) 
価格:650円

参考:国鉄幹線初乗区間 130円 ※前号より改定
    国鉄地方交通線初乗区間 130円 ※前号より新たな運賃制度誕生
    ※幹線と地方交通線とを乗り継ぐ場合、地方交通線の営業キロを換算キロに直し、
    幹線の営業キロと合算する「運賃計算キロ」を用いる。

    東京~新大阪:12,200円(普通車) ※前号より改定 11,500円→12,200円
    東京~岡   山:13,800円(普通車)  ※前号より改定 13,800円→14,600円
    東京~博   多:19,400円(普通車)  ※前号より改定 17,300円→19,400円
    上野~仙   台:  8,900円(普通車)  ※前号より改定   8,200円→  8,900円
    上野~盛   岡:11,700円(普通車)  ※前号より改定 10,700円→11,700円
   上野~ 新  潟:  8,700円(普通車) ※前号より改定  8,000円→  8,700円

参考:新幹線競合区間の航空運賃
    東京~伊丹:15,600円(ジェット特別料金適用)  
    東京~岡山:21,700円(YS11使用便)※1日2往復  (ANA)
    東京~福岡:27,100円(ジェット特別料金適用)
    東京~仙台:12,200円(ジェット特別料金適用)1日4往復(ANA)
    東京~花巻:18,000円(ジェット便)1日2往復、(TDA)
    東京~新潟:13,600円(ジェット特別料金適用)※1983年12月号より記載なし(廃止)

※航空路線:ジェット機就航路線に「ジェット特別料金」(大人900円・小人450円)適用

当時の出来事(昭和59年6月):トヨタ、日本初ミッドシップエンジン搭載市販車「MR2」発売。
 

読みどころ

今月のトピックス 

夏の臨時列車オール掲載

房総各線7月21日から夏ダイヤで運転


「こだま」号の編成と自由席の変更について

みどりの窓口の新設について
5月26日(土)から関西本線桑名駅にみどりの窓口が新設されました。ご利用ください。


エキゾチックジャパン トクトクニュース

今月は新登場のB寝台車(個室)カルテット、国鉄北海道自然の村などについてお知らせします。

巻頭集(カラー・グラビア)1~4頁 


夏めく南紀・三重
写真:①火の祭典那智の火祭が行われるのは7月14日の昼間。圧巻はお滝広場に向かう12体の扇神輿が石段を上下しながら大松明と繰り広げる清めの儀式。②英虞湾北側の横山展望台に登れば、リアス式海岸が一望のもと。③鬼が城、④大台ヶ原の山ふところ大杉谷の七ツ釜滝、ほか

おかげさまで15周年 国鉄東名ハイウェイバス
15周年を迎えた東名ハイウェイバス。東京~名古屋間特急は1日14往復、東京~静岡間の急行なら1日16往復、いつでもすぐ乗れる足まわりのよさが大好評。お急ぎのビジネスに、気ままなレジャーに、そしてお手軽ショッピングにと、今や身近な足として大活躍しています。夜行のドリーム号も人気のマト。詳しくは488~491頁をご覧ください。
写真:①きっぷのお求めはご乗車日の1ヵ月1日前から、②車窓はさながら万華鏡。皇居あたり。③昼間の便は定員制でゆったり旅行。③全席にスリッパ、読書灯つき。必要なら毛布も。ドリーム号は動くホテル。ほか

創刊700号記念特集

鉄道の歴史と時刻表の変遷

正確にして最新の情報を伝えるという時刻表の目的と、限られた時間内での編集作業の宿命は、昔も今も変わらない。
月刊時刻表の初めは、明治27年10月5日に出た、庚寅新誌社の「汽車汽船旅行案内」だが、その中に1枚ものの紙片が投げ込まれている。曰く「本号は10月1日発行の筈なりしに予算外に原稿の紙数増加し…5号活字を…俄に6号活字に改め…印刷昼夜職工を督して漸く本日発売…」と。当時は毎月の如く新線が開通し、また大部分は私鉄だったから、情報収集の苦労は察するに余りある。
大正11年4月、鉄道省で自前の時刻表を作成開始。同14年4月号から、日本旅行文化協会(昭和9年交通公社の前身「ジャパン・ツーリスト・ビューロー」と合併)で一般にも市販した。これが「交通公社の時刻表」の創刊号である。その後、戦前の黄金時代、戦中の暗黒時代、戦後の旅行大衆化時代と歩んで、本6月号で創刊700号を迎えることとなった。

★創刊号以前
★創刊号
★戦前黄金時代
★戦時下
★昭和20年代
★昭和30年代
★昭和40年代
★昭和50年代

 

駅シリーズ 20

高松駅

写真⓵:瀬戸内海と3代駅舎 初夏の日差しが眩しい城下街に船の汽笛が絶え間なく響く
写真②:宇高連絡船「伊予丸」宇野から1時間の船旅
写真③:栗林公園
写真④:四国村 源平の屋島南麓にある四国民家博物館。
駅構内見取図:
駅解説

黄色のページ(付録頁)

■エキゾチックジャパン トクトクニュース1⃣~3⃣
◎B寝台車(個室)カルテットが登場
◎子ども達に自然とのふれあいを 国鉄北海道自然の村
◎7月から禁煙車が増えます

■主な駅のご案内④~⑩

■記念きっぷ発売のお知らせ⑪

■房総各線夏ダイヤ⑫~㉔

■7月1日からの時刻 東北・上越新幹線㉕~㉜

緑色のページ

■新幹線
・東海道・山陽新幹線 55~60
・東北新幹線 61~65
・上越新幹線 66~68

■新幹線と在来線との乗りかえに必要な標準時分 68

■連絡早見表 69~86

通常の色ページ

■寝台特急 87~89

国鉄営業案内

【ピンクページ】 
運賃・料金・営業制度のご案内
きっぷ入門 423~425
きっぷのルール…426~439
きっぷ、万が一…442~444
トクトクきっぷ…445~463
新幹線もりだくさん…464~466
バスの旅・船の旅…467~469  
送ってうれしい、鉄道便…469~472
指定席・寝台の席番ご案内…473
列車の編成ご案内…474~484
線名索引…485・486

国鉄バス・会社線(バス・鉄道・航路・航空)時刻表

◇国鉄ハイウェイバス
東名高速線…488
名神高速線…490
中国高速線…490

◇会社線
北海道地方…492~497
東北地方…497~506
関東地方…507~524
中部地方…524~540
近畿地方…540~550
中国地方…550~559
四国地方…559~563
九州地方…563~572
奄美・沖縄地方…573・574
長距離フェリー…575
定期観光バス576~588
航空…589~595
市内・空港間の交通案内…596~598

①日本航空(JAL)、全日空(ANA)、東亜国内航空(TDA)、日本近距離航空(WJ)、南西航空(NU)、新中央航空(NCA)の国内路線を、幹線相互区間(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・沖縄・成田)を冒頭に掲載し、北海道から沖縄までの各区間を掲載。
②集合時刻:出発時刻の20分前迄。
③航空会社使用機種
【JAL】
  D10:DC-10-40(定員321~370名)
  SR:B-747SR(定員530~550名)
【ANA】
 B2:B-727-200(定員178名)
 B3:B-737(定員126名)
 B6:B-767(定員235名) 
 SR:B-747SR(定員500名)
 TR:L-1011(定員326名)
 YS:YS-11(定員64名)
【TDA】東亜国内航空
  A:A-300(定員281名)
D9:DC-9-80(定員163名) 
   DC-9-41(定員128名)
YS:YS-11(定員60名)
【NKA】日本近距離航空
YS:YS-11(定員60名)
DH:DHC-6(定員19名)
【SWAL】南西航空
B3:B-737(定員130名)
YS:YS-11(定員64名)
DH:DHC-6(定員19名)
【NCA】新中央航空
BN:BN-2(定員9名)
【NAW】長崎航空
BN:BN-2A(定員9名)
GA:GAF2(定員16名)
【日本エアコミューター】
DO:ドルニエDO228(定員19名)

会社線(私鉄・バス・船舶・その他

 

たいむ・たいむ・てぇぶる №62(660~662頁)※前号より掲載頁変更 

◆クイズコーナー
◆読者からのイラスト
◆読者投稿欄
◆Q&Aコーナー
◆壇上完爾のぼやき節(45)

■スタッフあとがき
(敬称略)
若林弘美、伊藤悟、内山弘美、大辺鳴海、桑子登、佐藤真理子
 
◆編集長から(渋谷邦彦)
 

発行人

宮越茂夫 

編集人

渋谷邦彦