通巻第708号
表紙の写真
常磐線(臨)万博中央駅 3月14日から科学万博期間中開設
※撮影データ掲載なし
頁数:726
価格:650円
参考:国鉄幹線初乗区間 130円
国鉄地方交通線初乗区間 130円
※幹線と地方交通線とを乗り継ぐ場合、地方交通線の営業キロを換算キロに直し、
幹線の営業キロと合算する「運賃計算キロ」を用いる。
東京~新大阪:12,200円(普通車)
東京~岡 山:13,800円(普通車)
東京~博 多:19,400円(普通車)
上野~仙 台: 8,900円(普通車)
上野~盛 岡:11,700円(普通車)
上野~ 新 潟: 8,700円(普通車)
参考:新幹線競合区間の航空運賃
東京~伊丹:15,600円(ジェット特別料金適用)
東京~岡山:21,700円(YS11使用便)※1日2往復 (ANA)
東京~福岡:27,100円(ジェット特別料金適用)
東京~仙台:12,200円(ジェット特別料金適用)1日2往復(ANA)※今号より1往復減
東京~花巻:18,000円(ジェット便)1日2往復、(TDA)
東京~新潟:13,600円(ジェット特別料金適用)※1983年12月号より記載なし(廃止)
※航空路線:ジェット機就航路線に「ジェット特別料金」(大人900円・小人450円)適用
当時の出来事(昭和60年2月):ミノルタ、世界初のAF一眼レフカメラ「α-7000」発売
スキー・スケート臨時列車増発
3月13日までの春の臨時列車収録
3月13日発 夜行特急・急行列車の時刻掲載
特急・急行列車のグリーン車について
東京~新大阪間の「こだま」号の編成について
東海道・山陽新幹線工事日の時刻について
エキゾチックジャパン トクトクニュース
60-3ダイヤ改正徹底ガイド第3回として東日本の特急・急行列車について、科学万博つくば85、キャプテンシステム、青春18きっぷなどについてお知らせします。
3月14日 国鉄線全国ダイヤ改正のお知らせ
国鉄では、3月14日(木)に東北・上越新幹線上野開業とともに、全国ダイヤの大改正を行います。
東海道・山陽新幹線では1時間あたり「ひかり号」6本、「こだま号」4本を運転できる6-4ダイヤの導入により、「ひかり号」11本が増発され、新横浜駅や静岡駅等にも「ひかり号」がたくさん停まるようになります。
東北新幹線では水沢江刺駅・新花巻駅が開業します。「やまびこ号」は240㎞/h運転により、上野~盛岡間が2時間45分になります。一方、在来線では新幹線と特急との接続改善、L特急網の整備、「新特急」の新設、最高速度の向上などが行われます。また、普通列車も大増発されます。
なるほど!ザ・常磐線 EXPO85
茨城県東海村のわが国最初の原子炉に火がともったのは昭和32年、昭和55年には、筑波山の麓に筑波研究学園都市が、ほぼその形を整えた。そして、今年3月17日からは、”人間・居住・環境と科学技術”をテーマに、”科学万博-つくば’85”が開かれる。
万葉の昔「常世のくに」の理想郷といわれた茨城が、いま、未来の理想郷に向かって動きだしている。折しも梅が見頃、茨城へ出かけてみませんか。
写真:①福島との県境近く、太平洋の荒波が打ち寄せる五浦海岸。入江の一つ小五浦の岬に、岡倉天心思索の場だったという朱塗の六角堂が立っている。②”磯で名所は大洗様”と歌われた大洗磯前神社。夏は海水浴で賑わう海岸を、見晴らすように社殿が立つ。③凍てついた袋田の滝。高さ120m、4緞に分かれて落下する大瀑布。氷を登るクライマーの姿も見られる。④琵琶湖に次ぐ日本第2の淡水霞ケ浦。朝・夕の景観が美しい。⑤ワイン貯蔵場・牛久シャトー。内部にはワイン資料館があり、明治・大正時代の醸造機などが見られる。ほか
早朝会議・夜の会議もOK! 「銀河」に乗る。ビジネスに乗る。
東京・大阪間を走る夜行寝台急行「銀河号」は、”経済的”とヤングに人気。ビジネスマンの間でも静かなブームになっています。そのワケは、「飛行機の最終便後に出発して、翌朝の始発便より早く到着。だから、朝の会議に間に合い、前夜もタップリ時間が取れる」からとか。
(下り)東京発22時45分、大阪着8時00分
(上り)大阪21時20分、東京6時35分
昭和60年3月14日(水)からは、大阪発が21時50分になり、寝台の幅も広くなります。
写真:①東京本社での会議は明日。出発前の入念なミーティング。②ミーティングの後は激励会。発車まで時間はタップリ。③流れる夜景にくつろぐひととき。④まもなく東京。洗面室で身支度完了。⑤定刻に到着。快調、快調。⑥朝食はいつものお堀端のレストラン。⑦さわやかな気分で会議がスタート。
写真⓵:2代目駅舎。北アルプス山麓にたたずむ。四季折々、大自然の懐に通じる駅だ。
写真②:特急あずさ。大糸線の車窓の景色はさながら箱庭のよう
写真③:代馬(しろうま)の親子。駅前、八方を背に立つ。白馬村のシンボルだ
写真④:ペンションの村。民宿発祥の地・白馬はいま、ペンション一色。お伽の世界に迷い込む!?
写真⑤:北アルプスのマスコット、雷鳥の民芸品。
駅構内見取図:
駅解説
■エキゾチックジャパン トクトクニュース⓵~⑬
◎60-3ダイヤ改正徹底ガイド第3回 東日本の特急・急行列車
・特急「鳥海号」「やまばと号」廃止、急行「ざおう号」「天の川号」「よねやま号」「佐渡号」「信州号」「とがくし号」「赤倉号」「ときわ号」「奥久慈号」「まつしま号」「ざおう号」「あづま号」廃止、代わりに各線の特急増発
・新特急「なすの号」「あかぎ号」「谷川号」「草津号」誕生
特急と新特急の違い-特急は指定席主体。新特急は自由席主体であること。
◎科学博の輸送計画決まる
列車ホテル「エキスポドリーム号」も
科学博会場付近の宿泊施設は不足気味。そこで出てきたアイデアが寝台車をそのまま使った国鉄直営の列車ホテル「エキスポドリーム号」。ホテルの所在地は土浦駅の線路の上。夜21時37分から47分までの間にチェックイン(いやいや「乗車」でした)すると、翌朝8時3分に万博中央駅に着いているという次第。収容人員は約450名
◎キャプテンで国鉄新鮮情報を
キャプテンシステムとは、電電公社が5年がかりで開発を進めてきた新しい情報提供システムです。
今はやりのニューメディアの一つで、キャプテン情報センターのコンピューターにストックされた情報やサービスプログラムを、家庭や事務所の電話とテレビで呼び出し、映し出すことができます。
※単に電話とテレビがあるだけでは不十分。電気屋さんで売っている「専用のアダプター」で電話とテレビを結ばなくてはなりません。
■編成変更のお知らせ⑪
■ダイヤ改正移行ダイヤのご案内・3月13日発山陰号の時刻表⑫
■3月13日発 夜行特急・急行列車の時刻表⑬~⑱
■記念きっぷ発売のお知らせ⑲~⑳
■2月6日・27日 東海道・山陽新幹線工事日の時刻表㉑~㉔
■新幹線
・東海道・山陽新幹線 55~60
・東北新幹線 61~65
・上越新幹線 66~68
■新幹線と在来線との乗りかえに必要な標準時分 68
■連絡早見表 69~86
■寝台特急 87~89
【ピンクページ】
運賃・料金・営業制度のご案内
きっぷ入門 423~425
きっぷのルール…426~439
きっぷ、万が一…442~444
トクトクきっぷ…445~463
新幹線もりだくさん…464~466
バスの旅・船の旅…467~469
送ってうれしい、鉄道便…469~472
指定席・寝台の席番ご案内…473
列車の編成ご案内…474~484
線名索引…485・486
◇国鉄ハイウェイバス
東名高速線…488
名神高速線…490
中国高速線…490
◇会社線
北海道地方…492~497
東北地方…497~506
関東地方…507~524
中部地方…524~540
近畿地方…540~550
中国地方…550~559
四国地方…559~563
九州地方…563~572
奄美・沖縄地方…573・574
長距離フェリー…575
定期観光バス576~588
航空…589~595
市内・空港間の交通案内…596~598
①日本航空(JAL)、全日空(ANA)、東亜国内航空(TDA)、日本近距離航空(WJ)、南西航空(NU)、新中央航空(NCA)、長崎航空(NAW)、日本エアコミューター(JAC)、公共航空(PAK)の国内路線を、幹線相互区間(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・沖縄・成田)を冒頭に掲載し、北海道から沖縄までの各区間を掲載。
②集合時刻:出発時刻の20分前迄。
③航空会社使用機種
【JAL】
D10:DC-10-40(定員321~370名)
SR:B-747SR(定員530~550名)
【ANA】
B2:B-727-200(定員178名)
B3:B-737(定員126名)
B6:B-767(定員235名)
SR:B-747SR(定員500名)
TR:L-1011(定員326名)
YS:YS-11(定員64名)
【TDA】東亜国内航空
A:A-300(定員281名)
D9:DC-9-80(定員163名)
DC-9-41(定員128名)
YS:YS-11(定員60名)
【NKA】日本近距離航空
YS:YS-11(定員60名)
DH:DHC-6(定員19名)
【SWAL】南西航空
B3:B-737(定員130名)
YS:YS-11(定員64名)
DH:DHC-6(定員19名)
【NCA】新中央航空
BN:BN-2(定員9名)
【NAW】長崎航空
BN:BN-2A(定員9名)
GA:GAF2(定員16名)
【JAC】日本エアコミューター
DO:ドルニエDO228(定員19名)
【PAK】公共航空
BN:BN-2A(定員9名)
◆クイズコーナー
◆読者からのイラスト
◆読者投稿欄
◆Q&Aコーナー
◆壇上完爾のぼやき節(53)
■スタッフあとがき
(敬称略)
内山弘美、木村昭夫、大里ひらめ、伊藤悟、佐藤真理子、桑子登
◆編集長から(渋谷邦彦)
木下幸雄
渋谷邦彦