JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1985年3月号

JTB時刻表1985.3

通巻第709

表紙の写真
上野に向かう「やまびこ号」
ニコンF2、105mm、絞りf8、1/125秒、コダクローム64(杉崎行恭)

頁数:766  ※今号より増ページ(726→766ページ)
価格:690円 ※今号より価格改定(650→690円)

参考:国鉄幹線初乗区間 130円 
    国鉄地方交通線初乗区間 130円 
    ※幹線と地方交通線とを乗り継ぐ場合、地方交通線の営業キロを換算キロに直し、
      幹線の営業キロと合算する「運賃計算キロ」を用いる。
 
    東京~新大阪:12,200円(普通車) 
    東京~岡  山:13,800円(普通車) 
    東京~博  多:19,400円(普通車) 
    上野~仙  台:  8,900円(普通車) 
    上野~盛  岡:11,700円(普通車)  
   上野~ 新  潟:  8,700円(普通車)

参考:新幹線競合区間の航空運賃
    東京~伊丹:15,600円(ジェット特別料金適用)  
    東京~岡山:21,700円(YS11使用便)※1日2往復  (ANA)
    東京~福岡:27,100円(ジェット特別料金適用)
    東京~仙台:12,200円(ジェット特別料金適用)1日1往復(ANA)※今号より1往復減
    東京~花巻:18,000円(ジェット便)1日2往復、(TDA)
    東京~新潟:13,600円(ジェット特別料金適用)※1983年12月号より記載なし(廃止)

※航空路線:ジェット機就航路線に「ジェット特別料金」(大人900円・小人450円)適用

当時の出来事(昭和60年3月):3/21、日本初のエイズ患者を認定。
 

読みどころ

今月のトピックス 

3月14日全国ダイヤ改正
3月14日(木)、東北・上越新幹線の上野開業(大宮~上野間延長)を機に、国鉄ダイヤが全国的規模で大改正されます。改正時刻は全て本文に掲載してあります。

(臨)万博中央駅の設置と科学万博臨時列車の運転
国際科学技術博覧会(科学万博つくば’85)が3月17日(日)から9月16日(月)まで、茨城県筑波研究学園都市の科学万博会場で開催されます。国鉄では、3月14日(木)から9月16日(月)まで常磐線の牛久~荒川沖駅間に「万博中央駅」を設置します。また、期間中は上野(一部大宮、武蔵野線経由)~万博中央・土浦駅間に、臨時列車「エキスポライナー号」をたくさん運転します。なお、我孫子・取手始発終着となる「エキスポライナー号」には上野発着の快速電車が連絡します。これらの列車は全て本文(352~363ページ)に収録されています。

東北新幹線新花巻駅・水沢江刺駅開業

在来線で7駅開業、1駅改称

3月14日鹿島臨海鉄道(大洗鹿島線)開業

4月1日三木鉄道、北条鉄道開業

3月13日限りで小松島線廃止
小松島線(中田~小松島間2.1キロ)は、3月13日(水)限りで廃止となり、3月14日(木)から小松島市営バスが運連されます。バスの時刻は付録13ページに掲載してあります。

エキゾチックジャパン トクトクニュース
60・3国鉄大ダイヤ改正"全国高速ネットワークのあらまし”、東北・上越新幹線上野開業に伴うトクトクきっぷの過渡的取扱い、フルムーン夫婦グリーンパスなどについてお知らせします。

巻頭集(カラー・グラビア)1~4頁 

HOTPIA&ひっとぴあ
ホットな魅力がいっぱいのユートピアで、ほっ…とするやすらぎの体験を…「HOTPIA&ほっ…とぴあ」を合言葉に、いま栃木路が新鮮!
写真:
①東照宮でもっとも結構善美をつくしたといわれる陽明門。江戸の装飾技術の粋を集めた400近い華麗な彫刻。明治維新前は、一般の参詣はこの門前までだった。
②日光の春を告げる弥生祭。
③噴煙吐く茶臼岳の麓に広がる那須高原。
④鬼怒川沿いのひなびた山の湯、川俣温泉。
⑤山間に湧く湯西川温泉には、平家落人伝説が伝わる。茅葺きの家が数件続く石上は平家集落と言われる。
⑥関東平野北端の栃木市。10万尾を越える鯉が遊ぶ巴波川のほとりは古びた土蔵がつづく絶好の散歩道。
⑦日用雑器でお馴染みの益子焼。歴史は古く、なら・平安にかけての古窯が粟生で見つかっている。春秋2度のバーゲンセール益子焼市は必見。
ほか
 

駅シリーズ 29

上野駅

写真⓵:2代目駅舎(新幹線ホーム完成予想図)。開業102年目の上野駅は、新幹線の開通で新しい時代の幕を開ける。
写真②:赤帽。登場したのは明治31年、上野駅がは発祥地だ。現在は12名。68歳の現役も!
写真③:代馬(しろうま)の親子。駅前、八方を背に立つ。白馬村のシンボルだ
写真④:正面ホールとジャイアントパンダ。北京駅とは友好駅だ。
写真⑤:「西郷どん」明治28年から上野を見つづけている西郷さん。新幹線を見るのも間近。
駅解説

黄色のページ(付録頁)

■エキゾチックジャパン トクトクニュース1⃣~9⃣
◎60-3国鉄ダイヤ大改正 全国高速ネットワークのあらまし
★改正目標「より速く」「より便利で身近に」「より効率的に」の3点
「より速く」
・東北・上越新幹線の上野開業
新幹線リレー号乗り換えのロスが解消され、「やまびこ号」は最高速度が240㎞/h。
・信越線上野~長野間ほか3線区における特急列車の最高速度引き上げ
今までは95㎞/hが限界だったが、120㎞/h運転可能に。
「より便利で身近に」
・常磐線ほか、5線区の高速列車をオールL特急化。
・新幹線や特急列車の指定席に禁煙車を設置。
「より効率的に」
・季節列車や臨時列車の割合が増える
・編成両数も年間通じて同じではなく、利用客の多い時期や少ない時期に変動する。

以降、各線区の改正についてあらましを掲載

◎東北・上越新幹線上野開業に伴うトクトクきっぷの過渡的取扱い
◎”フルムーンパス”は円熟の照明

■記念きっぷ発売のお知らせ⑩~⑬

■ダイヤ改正移行ダイヤのご案内・3月13日発山陰号の時刻表⑭

■3月13日発 夜行特急・急行列車の時刻表⑮~⑳

■4月1日からの時刻 加古川線・鍛冶屋線㉑

■主な駅のご案内㉒~㉗

■科学万博-つくば’85ご案内㉘~㉙

■訂正表㉚~㉛

■閑散期・繁忙期カレンダー㉜

緑色のページ

■新幹線・特急
・東海道・山陽新幹線 55~61
・東北・上越新幹線 61~65
・昼間の特急 66~77
・寝台特急 78~80
・連絡早見表 81~94

■新幹線と在来線との乗りかえに必要な標準時分 61

 

国鉄営業案内 

【ピンクページ】 
運賃・料金・営業制度のご案内
きっぷ入門 447~449
きっぷのルール…450~463
きっぷ、万が一…466~468
トクトクきっぷ…469~487
新幹線もりだくさん…488~490
バスの旅・船の旅…491~493  
送ってうれしい、鉄道便…493~496
指定席・寝台の席番ご案内…497
列車の編成ご案内…498~508
国鉄駅名あいうえお順一覧…511~526
 

国鉄バス・会社線(バス・鉄道・航路・航空)時刻表 

◇国鉄ハイウェイバス
東名高速線…528
名神高速線…530
中国高速線…530

◇会社線
北海道地方…532~537
東北地方…537~546
関東地方…547~564
中部地方…564~580
近畿地方…580~590
中国地方…590~599
四国地方…599~603
九州地方…603~612
奄美・沖縄地方…613・614
長距離フェリー…615
定期観光バス616~628
航空…529~635
市内・空港間の交通案内…636~638

①日本航空(JAL)、全日空(ANA)、東亜国内航空(TDA)、日本近距離航空(WJ)、南西航空(NU)、新中央航空(NCA)、長崎航空(NAW)、日本エアコミューター(JAC)、公共航空(PAK)の国内路線を、幹線相互区間(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・沖縄・成田)を冒頭に掲載し、北海道から沖縄までの各区間を掲載。
②集合時刻:出発時刻の20分前迄。
③航空会社使用機種
【JAL】
  D10:DC-10-40(定員321~370名)
  SR:B-747SR(定員530~550名)
【ANA】
 B2:B-727-200(定員178名)
 B3:B-737(定員126名)
 B6:B-767(定員235名) 
 SR:B-747SR(定員500名)
 TR:L-1011(定員326名)
 YS:YS-11(定員64名)
【TDA】東亜国内航空
  A:A-300(定員281名)
D9:DC-9-80(定員163名) 
   DC-9-41(定員128名)
YS:YS-11(定員60名)
【NKA】日本近距離航空
YS:YS-11(定員60名)
DH:DHC-6(定員19名)
【SWAL】南西航空
B3:B-737(定員130名)
YS:YS-11(定員64名)
DH:DHC-6(定員19名)
【NCA】新中央航空
BN:BN-2(定員9名)
【NAW】長崎航空
BN:BN-2A(定員9名)
GA:GAF2(定員16名)
【JAC】日本エアコミューター
DO:ドルニエDO228(定員19名)
【PAK】公共航空
BN:BN-2A(定員9名)

会社線(私鉄・バス・船舶・その他

 

たいむ・たいむ・てぇぶる №71 (700~702頁)※今号より掲載頁変更

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■スタッフあとがき
(敬称略)
村井富雄、吉田信行、赤沢良久、M・K、かわいももこ、石野哲
 
◆編集長から(渋谷邦彦)
 

発行人

木下幸雄 

編集人

渋谷邦彦