JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1985年9月号

JTB時刻表1985.9

通巻第715

表紙の写真
伊吹山を背景に走る東海道新幹線
ニコンF3、50mm、1/500、絞り2.8 2/3、PKR (小川金治)

頁数:774 今号よりページ増(766→774頁)
価格:690円 

参考:国鉄幹線初乗区間 140円 
    国鉄地方交通線初乗区間 140円
    ※幹線と地方交通線とを乗り継ぐ場合、地方交通線の営業キロを換算キロに直し、
      幹線の営業キロと合算する「運賃計算キロ」を用いる。

    東京~新大阪:12,600円(普通車) 
    東京~岡  山:15,100円(普通車)
    東京~博  多:20,000円(普通車) 
     上野~仙  台:  9,400円(普通車)
    上野~盛  岡:12,600円(普通車)
    上野~ 新  潟:  9,200円(普通車)

参考:新幹線競合区間の航空運賃
    東京~伊丹:15,600円(ジェット特別料金適用)  
    東京~岡山:21,700円(YS11使用便)※1日2往復  (ANA)
    東京~福岡:27,100円(ジェット特別料金適用)
    東京~仙台:12,200円(ジェット特別料金適用)※1985年6月号より記載なし(廃止)
    東京~花巻:18,000円(ジェット便)1日2往復、※前号より掲載なし(廃止)
    東京~新潟:13,600円(ジェット特別料金適用)※1983年12月号より記載なし(廃止)

※航空路線:ジェット機就航路線に「ジェット特別料金」(大人900円・小人450円)適用

当時の出来事(昭和60年9月):9/1、乗用車前席シートベルト着用義務化。9/2、NTTが初の携帯電話「ショルダーフォン100型」発売。298,000円。重量約3㎏。
 

読みどころ

今月のトピックス 

秋の臨時列車運転

9月30日埼京線開業、川越線・八高線ダイヤ改正
9月30日(月)、赤羽~大宮間に新線が誕生し、川越線の全線電化が完成します。これにより、赤羽線~新線~川越線は一本のルートになり、池袋~赤羽~(新線経由)~大宮間は新たに”埼京線”と呼ばれるようになります。埼京線・川越線には快速電車も運転されます。ダイヤは平日用と休日用の2通りで、これらの時刻は全て付録㉒~㉙ページに掲載してあります。なお、”新線”には北赤羽・浮間舟渡・戸田公園・戸田・北戸田・武蔵浦和(武蔵野線接続)・中浦和・南与野・与野本町・北与野の10駅が設けられます。また、同時に、八高線のダイヤも改正されます。改正ダイヤは付録㉚ページに掲載してあります。


科学万博臨時列車・常磐線9月17日ダイヤ改正
科学万博-つくば’85)の開催期間の9月16日まで、上野・我孫子・取手(一部大宮、武蔵野線経由)~万博中央・土浦駅間に、臨時列車「エキスポライナー号」がたくさん運転されています。また、列車ホテル「エキスポドリーム号」が、9月15日(日)まで運連されています。これらの列車は、本文の常磐線(360~371ページ)に掲載してあります。なお、科学万博会場への交通案内については、付録⑩~⑫ページに掲載してあります。
9月17日(火)からは、常磐線のダイヤが改正されます。改正時刻は付録⑭~㉑ページに掲載したあります。

キャプテン・システムで座席予約がOK
キャプテン・システム、プッシュホンで列車の座席予約ができます。予約ができる列車は、キャプテンでは、新幹線と在来線の全特急、プッシュホンでは、新幹線の全列車と東京地区のターミナル駅に発着する特急列車です。予約に必要なコード番号は、「新幹線」(55~65ページ)、「昼間の特急」(66~85ページ)、「寝台特急」(86~89ページ)の”予約コード”欄に記載してあります。予約方法など詳しいことは、「国鉄営業案内」(465・466ページ)をご覧ください。

8月29日関西本線に高井田駅が開業

9月1日通学定期運賃改定

9月17日美幸線がバス路線に
北海道内の美幸線(美深~仁宇布間21.2キロ)は9月16日(月)限りで廃止され、9月17日(火)からバスに転換される予定です。

エキゾチックジャパン トクトクニュース
今月は、「だから!滋賀」キャンペーンの話題を中心にお届けします。
 

巻頭集(カラー・グラビア)1~4頁 

だから!滋賀
強い日差しのなかにも、いつしか秋の気配が感じられるようになった。近江の秋のはじまりである。
琵琶湖周辺には、戦国の武将たちの歴史を物語る史跡、古社寺や城などが数多く、土地の人々の手で大切に守られている。湖東三山、三井寺、石山寺、比叡山、湖北に十一面観音を訪ねる旅もいい。
写真:
①堅田の浮御堂
②比叡山から琵琶湖大橋を望む
③愛きょうたっぷりの信楽のタヌキ
④江戸初期に始まる大津絵を伝える店。大津絵はユーモラスで単純な色彩が特徴
⑤近江八幡の水郷めぐり。予約をすれば船の中でのすきやきも楽しめる。
⑥手取渓谷は、日本三名山の一つ白山を源に日本海に流れ出る手取川の峡谷。
⑦湖東の永源寺。本尊は世継観音で子宝が授かるという
⑧安芸の宮島を思わせる白髭神社の鳥居
⑨美しい姿で琵琶湖の臨む彦根城
⑩竹生島は神の島として信仰されてきた。島内の宝厳寺は西国30番札所。
ほか

新幹線ひかり号にニューフェイス
10月から、新幹線ひかり号にまったく新しいタイプの編成が走ります。フル・モデルチェンジは開業以来はじめてのこと。数々の新機軸を取り入れて鼻高々のデビューです。
写真:①2階のグリーン車室内。電話室も近くに。②8・9号車が2階建て。手前は食堂車、後ろがグリーン車。③普通車。全席回転OK。リクライニングも大きく。④10号車のグリーン個室。ドアを引けばプライベートルーム。⑤2階だから眺望バツグン。⑥10号車には2人用のグリーン個室も。
 

駅シリーズ 35

長浜駅

写真⓵:3代駅舎。「びわ湖国体」が開催された昭和56年に完成。背景には琵琶湖、緑多い豊公園、長浜城が眺望できる。
写真②:出逢いの像。広場に建つ秀吉と三成が駅のシンボル
写真③:初代”長浜ステーション”。現存する日本最古の駅舎。鉄道資料館として当時の遺品を展示。
写真④:2等待合室。再現した光景はまるでタイムカプセル
写真⑤:堅田ボーロ。明治27年に考案。「近江の香をかみしめる味」が。
写真⑥:船坂塀。北国街道の一角には古い家並みが残る。町の起りは立札に
ほか
駅解説

黄色のページ(付録頁)

■エキゾチックジャパン トクトクニュース1⃣~9⃣
◎秋は近江路 ”だから!滋賀”キャンペーン
◎きっぷのクレジット販売始まる
◎センスを生かそうオレンジカード
◎川越~池袋間直通”埼京線”が誕生します
◎愛車と一緒に”カートレイン”
A寝台車2両と貨車4両をしたがえて汐留~小倉間を疾走する寝台特急「カートレイン号」。
この夏生まれたばかりのニューフェイスです。寝台の快適性、愛車同時輸送の利便性、それに低料金と3拍子揃ったこの特急。早くもモテモテです。
運転日等は本誌103・243ページ。申し込みは関東・九州地区と平・甲府・下関の各駅の旅行センター。利用料金は下表のとおりです。
カートレインきっぷのねだん(片道)車1台分の料金を含む。
一例:大人2名こども2名、使用するベッド4つの場合、68,400円


■科学万博-つくば’85交通案内⑩・⑪

■科学万博往復割引きっぷご案内⑫

■バス転換路線⑬

■9月17日(火)からの常磐線⑭~㉑

■9月30日(月)からの埼京線・川越線・八高線時刻㉒~㉚

■記念きっぷ発売のお知らせ㉛~㉜

 

緑色のページ

■新幹線・特急
・東海道・山陽新幹線 55~61
・東北・上越新幹線 61~65
・昼間の特急 66~85
・寝台特急 86~89
・連絡早見表 89~102

■新幹線と在来線との乗りかえに必要な標準時分 61

 

国鉄営業案内 

【ピンクページ】 
運賃・料金・営業制度のご案内
きっぷ入門 440~443
だれでもできる運賃計算…444~451
きっぷのルール…452~458
きっぷ、万が一…459~462
トクトクきっぷ…467~489
新幹線もりだくさん…491~493
バスの旅・船の旅…494~496  
荷物のご案内…497~500
指定席・寝台の席番ご案内…501
列車の編成ご案内…502~512
線名索引…513・514
運賃・料金早見表…515~534
 

国鉄バス・会社線(バス・鉄道・航路・航空)時刻表 

◇国鉄ハイウェイバス
東名高速線…536
名神高速線…538
中国高速線…538

◇会社線
北海道地方…540~545
東北地方…545~554
関東地方…555~572
中部地方…572~588
近畿地方…588~598
中国地方…598~607
四国地方…607~611
九州地方…611~620
奄美・沖縄地方…621・622
長距離フェリー…623
定期観光バス624~636
航空…637~643
市内・空港間の交通案内…644~646

①日本航空(JAL)、全日空(ANA)、東亜国内航空(TDA)、日本近距離航空(WJ)、南西航空(NU)、新中央航空(NCA)、長崎航空(NAW)、日本エアコミューター(JAC)、公共航空(PAK)の国内路線を、幹線相互区間(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・沖縄・成田)を冒頭に掲載し、北海道から沖縄までの各区間を掲載。
②集合時刻:出発時刻の20分前迄。
③航空会社使用機種
【JAL】
  D10:DC-10-40(定員321~370名)
  SR:B-747SR(定員530~550名)
【ANA】
 B2:B-727-200(定員178名)
 B3:B-737(定員126名)
 B6:B-767(定員235名) 
 SR:B-747SR(定員500名)
 TR:L-1011(定員326名)
 YS:YS-11(定員64名)
【TDA】東亜国内航空
  A:A-300(定員281名)
D9:DC-9-80(定員163名) 
   DC-9-41(定員128名)
YS:YS-11(定員60名)
【NKA】日本近距離航空
YS:YS-11(定員60名)
DH:DHC-6(定員19名)
【SWAL】南西航空
B3:B-737(定員130名)
YS:YS-11(定員64名)
DH:DHC-6(定員19名)
【NCA】新中央航空
BN:BN-2(定員9名)
【NAW】長崎航空
BN:BN-2A(定員9名)
GA:GAF2(定員16名)
【JAC】日本エアコミューター
DO:ドルニエDO228(定員19名)
【PAK】公共航空
BN:BN-2A(定員9名)

会社線(私鉄・バス・船舶・その他

 

たいむ・たいむ・てぇぶる №77 (708~710頁)今号より掲載頁変更

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◆読者からのイラスト
◆読者投稿欄
◆Q&Aコーナー
◆壇上完爾のぼやき節(60)

■スタッフあとがき
(敬称略)
大辺鳴海、中島均、木村昭夫、内山弘美、縄和博、木村嘉男
 
◆編集長から(渋谷邦彦)
 

発行人

木下幸雄 

編集人

渋谷邦彦