JTB時刻表を集める「哲」のサイト 哲×鉄

時刻表と旅をする。近くに、遠くに。過去へ、未来へ。

1986年9月号

JTB時刻表1986.9

通巻第727

表紙の写真
宍道湖畔を走る特急「やくも」
ニコンF3、105mm、1/500、F5.6、KR (小川金治)

頁数:790 
価格:690円 

参考:国鉄幹線初乗区間 140円 
    国鉄地方交通線初乗区間 140円
    ※幹線と地方交通線とを乗り継ぐ場合、地方交通線の営業キロを換算キロに直し、
      幹線の営業キロと合算する「運賃計算キロ」を用いる。

    東京~新大阪:12,600円(普通車) 
    東京~岡  山:15,100円(普通車)
    東京~博  多:20,000円(普通車) 
     上野~仙  台:  9,400円(普通車)
    上野~盛  岡:12,600円(普通車)
    上野~ 新  潟:  9,200円(普通車)

参考:新幹線競合区間の航空運賃
    東京~伊丹:15,600円(ジェット特別料金適用)  
    東京~岡山:21,700円(YS11使用便)※1日2往復  (ANA)
    東京~福岡:27,100円(ジェット特別料金適用)
    東京~仙台:12,200円(ジェット特別料金適用)※1985年6月号より記載なし(廃止)
    東京~花巻:18,000円(ジェット特別料金適用)※1985年8月号より記載なし(廃止)
    東京~新潟:13,600円(ジェット特別料金適用)※1983年12月号より記載なし(廃止)

※航空路線:ジェット機就航路線に「ジェット特別料金」(大人900円・小人450円)適用
※1985年11月号より「特別席料金」設定。全日空B-747SR機2階席に「スーパーシート」として初登場。
※1985年4月号より、日本航空B-747SR機にも登場。1985年6月号よりDC-10機も設置。
 航空運賃とは別に搭乗区間ごとに特別席料金(大人・小人同額)が必要
 (特別席料金)
 普通大人片道運賃 10,000~20,000円未満 → 6,000円
              20,000~30,000円未満 → 7,000円(東京~札幌など)
              30,000~40,000円未満 → 8,000円(東京~沖縄など)
                40,000~50,000円未満 → 9,000円(福岡~札幌)
                50,000円以上           → 10,000円(沖縄~札幌)

当時の出来事(昭和61年9月):社会党の土井たか子氏、日本初の女性党首誕生。
 

読みどころ

今月のトピックス 

秋の臨時列車運転

「見つけてください、あなたの山陰」

「レール&レンタカー」きっぷますます好評
国鉄のみどりの窓口で発売中の「レール&レンタカー」きっぷは、「便利でお得」と人気急上昇中。国鉄線を201キロ以上(片道・往復あるいは通算でもOK)利用する時に駅レンタカーを同時に申込めば、国鉄運賃は2割引、料金は1割引、さらに駅レンタカー料金が2割引になります。旅行に、ビジネス出張に大変便利です。

「カートレイン」の運転

「ナイスミディパス」9月28日まで発売

快走!ニューモデル車「こだま」号

国鉄運賃・料金改定の申請について
国鉄は、9月1日(月)実施を目途に、運賃・料金の改定を運輸大臣に申請中です。認可された新運賃・料金は10月号(9月17日発売予定)に掲載します。

 
エキゾチックジャパン トクトクニュース
「見つけてください、あなたの山陰」キャンペーンなどを中心に紹介。

巻頭集(カラー・グラビア)1~4頁 

見つけて下さい、あなたの山陰
写真:
①鳥取砂丘
②蒜山高原から北の方、大山を遠望
③山陰を代表する温泉の一つで、ラジウム泉で知られる三朝温泉
④鳥取の土産品の一つ、木彫りの十二支
⑤ワカサギやフナなどを取る四手網が風情を添える東郷湖
⑥海食や風食作用を受けた断崖・洞門・奇岩が点在する浦富海岸
⑦大国主命を祭り、伊勢神宮と並称される古社の出雲大社
⑧五百羅漢坐像で有名な羅漢寺と、その石橋
⑨独特な風味をもつ出雲そば
⑩小泉八雲もその美しさを讃えたという宍道湖の落日
ほか
 

駅シリーズ 47

倉吉駅

写真⓵:三朝など4つの温泉郷への玄関口、倉吉駅。
写真②:明治36年倉吉駅開業の時の記念碑
写真③:まばゆいばかりの洞光寺の千体地蔵
写真④:市の中心部を流れる玉川に沿って、土蔵が400mも続いている。豊かな落ち着きが感じられる一画
写真⑤:駅からバスで35分、関金温泉の露天風呂
写真⑥:ラジウム泉で有名な三朝温泉の河原風呂
ほか
駅解説

黄色のページ(付録頁)

■エキゾチックジャパン トクトクニュース①~⑪
◎61-11ダイヤ改正シリーズ(第1回)ローカル列車の大増発
先頃国鉄から、11月1日からの新ダイヤ構想が発表されました。
新幹線をはじめとした全国的な規模の大ダイヤ改正は、去年の3月に実施したばかり。続いてローカル列車の増発を中心としたダイヤ改正が、今年の3月。2年足らずの間に3度のダイヤ改正を敢えて行うところに、民営・分割を間近に控えて、輸送体系を充実させておこう、という国鉄の意欲が見てとれます。
今度の改正のネライは、前回の改正とそれと同じ、「より便利で身近に」「より速く」「より効率的に」とのこと。要するに60年3月と61年3月で改善されたダイヤを、更に良くしようというのが、今度の改正です。
改善内容が多岐にわたりますので、今月号からシリーズで順次ご紹介。シリーズ第1回目は、「より便利で身近に」をメインテーマに、ローカル列車増発のあらましです。

◎これからが楽しい”山陰の旅”
◎”ジパング倶楽部結成1周年記念企画 ”自費出版”のお知らせ
◎ご自身でつくる”オレンジカード””
◎”FREXパル”でラクチン通学
◎”カートレイン”のお知らせ

■オレンジカード”取扱駅一覧⑫~⑬

■土曜・休日用東海道本線(東京~熱海)⑭~⑲

■中央線・青梅線・南武線臨時列車の時刻、バス転換路線と阿武隈急行時刻表⑳
 
■記念きっぷ発売のお知らせ㉑~㉓

■東北・上越新幹線発着番線変更表㉔

 

緑色のページ

■新幹線・特急
・東海道・山陽新幹線 55~61
・東北・上越新幹線 62~65
・昼間の特急 66~86
・寝台特急 87~90
・連絡早見表 90~103

■新幹線と在来線との乗りかえに必要な標準時分 61

 

国鉄営業案内 

【ピンクページ】 
運賃・料金・営業制度のご案内
きっぷ入門 456~459
だれでもできる運賃計算…460~467
きっぷのルール…468~474
きっぷ、万が一…475~478
トクトクきっぷ…483~505
新幹線もりだくさん…507~509
バスの旅・船の旅…510~512  
荷物のご案内…513~516
指定席・寝台の席番ご案内…507
列車の編成ご案内…518~528
線名索引…529・530
運賃・料金早見表…531~550
 

国鉄バス・会社線(バス・鉄道・航路・航空)時刻表 

◇国鉄ハイウェイバス
東名高速線…552
名神高速線…554
中国高速線…554

◇会社線
北海道地方…556~561
東北地方…561~570
関東地方…571~588
中部地方…588~604
近畿地方…604~614
中国地方…614~623
四国地方…623~627
九州地方…627~636
奄美・沖縄地方…637・638
長距離フェリー…639
定期観光バス640~652
航空…653~659
市内・空港間の交通案内…660~662

①日本航空(JAL)、全日空(ANA)、東亜国内航空(TDA)、日本近距離航空(WJ)、南西航空(NU)、新中央航空(NCA)、長崎航空(NAW)、日本エアコミューター(JAC)、公共航空(PAK)の国内路線を、幹線相互区間(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・沖縄・成田)を冒頭に掲載し、北海道から沖縄までの各区間を掲載。
②集合時刻:出発時刻の20分前迄。
③航空会社使用機種
【JAL】
  D10:DC-10-40(定員348名)
 B6:B-767 (定員235名)
  SR:B-747SR(定員528~563名)
【ANA】
 B2:B-727-200(定員178名)
 B3:B-737(定員126名)
 B6:B-767(定員235名) 
 SR:B-747SR(定員528名)
 TR:L-1011(定員326名)
 YS:YS-11(定員64名)
【TDA】東亜国内航空
  A:A-300(定員281名)
D9:DC-9-80(定員163名) 
   DC-9-41(定員128名)
YS:YS-11(定員60名)
【NKA】日本近距離航空
YS:YS-11(定員60名)
DH:DHC-6(定員19名)
【SWAL】南西航空
B3:B-737(定員130名)
YS:YS-11(定員64名)
DH:DHC-6(定員19名)
【NCA】新中央航空
BN:BN-2(定員9名)
【NAW】長崎航空
BN:BN-2A(定員9名)
GA:GAF2(定員16名)
【JAC】日本エアコミューター
DO:ドルニエDO228(定員19名)
【PAK】公共航空
BN:BN-2A(定員9名)

会社線(私鉄・バス・船舶・その他

 

たいむ・たいむ・てぇぶる №89 (724~726頁掲載)

◆クイズコーナー
◆読者からのイラスト
◆読者投稿欄
◆Q&Aコーナー
◆壇上完爾のおか目はち目旅の空(12)

■スタッフあとがき
(敬称略)
村井富雄、中島均、木村昭夫、関川由都子、吉田信行、木村嘉男
 
~編集長から(渋谷邦彦)~
◆今月号は、9月30日までに運転される夏の臨時列車と、10月1日から10月31日までのあいだに運転される秋の臨時列車を掲載しました。
9月号には、例年、11月30日までの秋臨を載せていましたが、今年は、11月1日にダイヤ改正が実施されるため、秋臨の掲載をダイヤ改正前と改正後に分けています。9月号・10月号は改正前(10月31日まで)秋臨を、11月号では改正後(11月1日からの)秋臨を掲載します。
◆テレビや新聞等で既にご承知の通り、国鉄は7月14日、普通運賃・定期運賃・特急料金などの改定を9月1日実施を目途に、運輸大臣に申請しております。申請によると、普通旅客運賃のアップは平均5.6%、定期旅客運賃は平均4.1%の改定となっています。委員会の審議を終えたのち、大臣から認可の運びとなる訳ですが、申請内容どおり認可されるか、一部修正されるか、全く予測ができません。本誌は、認可運賃・料金を掲載することにしていますが、今月号の印刷開始(8月中旬)前には認可は出ないであろうと判断したため、今月号には新運賃・料金を掲載できませんでしたので、ご了解ください。
◆11月1日のダイヤ大改正の内容を全面的に掲載する11月号は、指定券の1ヵ月前発売に間に合うよう、9月30日に発売する予定です。
そのため、10月号(新運賃・料金、および移り替わりダイヤ掲載)は、9月17日発売予定です。
 

発行人

木下幸雄 

編集人

渋谷邦彦