好きな風景(都道府県別) 39 【高知県】
岩間沈下橋/四万十川
日本最後の清流と言われる四万十川
河口から水源まで堰もダムもない、ありのままの川の姿がある
台風などの自然災害時には濁流が橋を呑み込むという
はじめから壊れることを想定し、欄干も飾り気もない橋が幾つも架けられた
しかしながら、その哲学とシンプルな潔さに一際の美しさを感じる
自然に対し万全を期すことは不可能に近い
であれば、自然の脅威に身をさらし、時にその身を流されても
残されたものが欠片でもあったなら、またやり直せばよい…
人生にも同じようなことが言えるのか、自問自答したい
写真:岩間沈下橋下流側の国道441号線から遠望