初代パノラマカー&スガキヤラーメン

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2016年7月25日 21:31

先週、車掌見習の通う幼稚園が夏休みに入った。

あっという間の1学期であったが、車掌見習の心身の成長ぶりも目を見張るものがあった。
夏休み早々、専務車掌の実家へ帰省を計画。一路中京方面へ向かった。

行楽渋滞を回避するため5時半に家を出たが、順調に走り富士川SAには7時過ぎに到着。
この調子で行くと、予定よりもだいぶ早く実家に着いてしまうので、寄り道を考えた。

パッと思い付いたのが、中京競馬場。
競馬をやりたいわけではない。ここには、名鉄初代パノラマカーが鎮座しておられるのだ。

1つ手前の「前後駅」で車をパーキングに入れ、名鉄電車で中京競馬場前駅へ。
「前」となっているが、競馬場までだいぶ歩いたが、まだこの頃は車掌見習の足取りも軽かった。

入場料200円を払い西門から入ると、お目当てのパノラマカーは東門近くとのこと…
広い場内を反対側へ…結構歩いた。

やっと到着すると、パノラマカーは屋根付きのプラットホームを模したデッキテラスに3両編成の車体を横たえ、子ども達や競馬新聞を広げレース観戦する大人に囲まれていた。

車掌長にとっては、学生時代に大変お世話になった車両だ。
展望席に座りたいがために、先頭車両一番前の乗車目標をよく陣取った。

「そうそう!この感じ!」と、心の中でブツブツ言いながら、再会を喜んだ。
この展示車両が素晴らしいのは、車内に入って休憩ができるだけでなく、憧れの運転席にも座れてしまうことだ。

運転台に上がると、意外に頭上空間が狭く、屈んで移動したり着席する変な姿勢を強いられた。
また、レース開催時でなければ、ミュージックホーンも鳴らせるらしいが、車掌長が行った時は、レース真っ最中で聴くことができず残念であった。

有意義な時間を過ごし競馬場を後にしたが、駅への道は車掌見習を肩車しての帰路となった。

専務車掌と車掌見習は、しばらく実家で滞在するので、車掌長は独りで帰京。
その際、前前々職の同僚だった御方と、久々に名古屋市内で再会した。

会う前に手土産を買おうと、ピアゴ某店に入ったら、フードコートに「スガキヤ」を発見。
これまた学生時代によくお世話になった店であり、味であった。

シンプルにラーメンを注文。
スガキヤおなじみの「フォークスプーン」で、麺とスープをすすりこんだ。

懐かしい味は経過した時間で美化され、当時はさほど意識しなかったが、とっても美味しく感じてしまった。

同僚宅で再会を喜びお茶をしながら、あっという間に2時間が過ぎた。
このまま東京へ帰っても、きっと御殿場以東で大渋滞が待っていると思い、もう1つ寄り道。

そこは、哲×鉄保線区。
突然の訪問もに関わらず、御多忙の中、一緒にお茶をしていただき、楽しく過ごさせていただいた。

初代パノラマカーとスガキヤラーメンとの再会は、6、7月と多忙だった車掌長の清涼剤になった。
今度はぜひ、ミュージックホーンを鳴らしに再訪しようと思う。


 

今日は何の日

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2016年7月 6日 05:20

「今日はサラダ記念日」と、3年前の今日、乗務日誌に綴っている。

「今日は何の日」というと、車掌長がよく聴く「NHKマイあさラジオ」を思い浮かべる。
毎朝、5時から放送されている番組だが、仕事に向かう車の中で聴くことが多い。

番組の終盤、6時50分頃に車掌長が好きな「今日は何の日」というコーナーが始まる。
様々な年のアナウンス後、その日何があったかを教えてくれる。

車掌長が生まれる前の年も多いが、生まれた後の年代が増えてきたのも、年を重ねてきたことを実感してしまう。

これからの一日が始まる朝のタイミングに、過去の今日、どんなことがあったのかを知るのは、誠に興味深いことだ。

また、このコーナーで流れるBGMも大好きだ。

365日に1回巡ってくる、その日、その日を、記憶や想い出とともに、今後も楽しんでゆきたい。

ちなみに、今朝の番組で紹介されるかどうかはわからないが…今日はこんな日だそうだ。

サラダ記念日、公認会計士の日、零戦の日、ピアノの日etc
 

 

JTB時刻表7月号(2016)

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2016年7月 3日 06:19

いま本屋で並んでいるJTB時刻表7月号。

これを手に取ることができる人は、どんな目的だろう…
夏の帰省をしたり、旅行の計画を立てる人か…
もしくは、実際に行かずとも、机上旅行で遠大なプランを企む心に余裕のある人か…などと推測してみる。

今号も夏休みを前に、旅情をそそる表紙が印象的だ。
山陰本線の海辺をキハ47が走る光景は、80年代に同地方を旅した少年時代を想い出す…

目を瞑(つぶ)ると、石見地方で見た蒼い海と赤い屋根瓦のコントラストが懐かしい
今号の表紙は居組(いぐみ)~東浜とあるので、鳥取県東部であるが、雪の多い地方でよく見られる黒光りする瓦屋根がキハ47の朱色を映えさせている。

昨夏も同じようなことを、この乗務日誌で書いていたことを思い出した。(2015.6.30付)
毎年時刻表の7月号は、子どもに限らず、大人も「どこかへ出かけたい!」という気持ちにさせる。

今夏もJTB時刻表編集部が、青春18きっぷ利用者向けに素敵な特集を組んでいる。
巻頭黄色ページ「青春18きっぷで長時間運転列車に乗ろう!」だ。

忙しい世の中、夏のひとときを「急がない旅」で、心身のバランスを調整するのも良いかもしれない。
そして、日常の「何がそれほどに忙しくさせるのか」を、自問自答することも、鈍行列車に乗る醍醐味かもしれない…

そんな旅には、ご自身の置かれている家庭環境や仕事の立場上、もしも可能であるなら、或いは許されるなら、デジタル製品を携帯せず(頼らず)に、時刻表1冊で旅してみるのも、貴重な経験になるだろう。

1年365日のうち、そんな時間が1日や2日あってもよいのではないか…
それでもし支障があるようなら、「忙しい自分」とは別の方法で上手く長く付き合ってゆかなければ、遅かれ早かれ、心身を壊してしまうかもしれない…

いまや、大人に限らず、子どもを含めた日本人の多くが、忙しすぎるように思う…

そんな自分を解放してあげられるのは、「夏休みの魔法」かもしれない。
JTB時刻表7月号には、そのためのヒントが満載されている。
 

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