JTB時刻表7月号(2016)

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2016年7月 3日 06:19

いま本屋で並んでいるJTB時刻表7月号。

これを手に取ることができる人は、どんな目的だろう…
夏の帰省をしたり、旅行の計画を立てる人か…
もしくは、実際に行かずとも、机上旅行で遠大なプランを企む心に余裕のある人か…などと推測してみる。

今号も夏休みを前に、旅情をそそる表紙が印象的だ。
山陰本線の海辺をキハ47が走る光景は、80年代に同地方を旅した少年時代を想い出す…

目を瞑(つぶ)ると、石見地方で見た蒼い海と赤い屋根瓦のコントラストが懐かしい
今号の表紙は居組(いぐみ)~東浜とあるので、鳥取県東部であるが、雪の多い地方でよく見られる黒光りする瓦屋根がキハ47の朱色を映えさせている。

昨夏も同じようなことを、この乗務日誌で書いていたことを思い出した。(2015.6.30付)
毎年時刻表の7月号は、子どもに限らず、大人も「どこかへ出かけたい!」という気持ちにさせる。

今夏もJTB時刻表編集部が、青春18きっぷ利用者向けに素敵な特集を組んでいる。
巻頭黄色ページ「青春18きっぷで長時間運転列車に乗ろう!」だ。

忙しい世の中、夏のひとときを「急がない旅」で、心身のバランスを調整するのも良いかもしれない。
そして、日常の「何がそれほどに忙しくさせるのか」を、自問自答することも、鈍行列車に乗る醍醐味かもしれない…

そんな旅には、ご自身の置かれている家庭環境や仕事の立場上、もしも可能であるなら、或いは許されるなら、デジタル製品を携帯せず(頼らず)に、時刻表1冊で旅してみるのも、貴重な経験になるだろう。

1年365日のうち、そんな時間が1日や2日あってもよいのではないか…
それでもし支障があるようなら、「忙しい自分」とは別の方法で上手く長く付き合ってゆかなければ、遅かれ早かれ、心身を壊してしまうかもしれない…

いまや、大人に限らず、子どもを含めた日本人の多くが、忙しすぎるように思う…

そんな自分を解放してあげられるのは、「夏休みの魔法」かもしれない。
JTB時刻表7月号には、そのためのヒントが満載されている。
 

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