「2」が12個ならんだ瞬間
カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2022年2月22日 22:22
2022年2月22日22時22分22秒
当欄右上の公開日時を見ていただきたい。
「2」が12個も並ぶ瞬間…
どうせなら、全て2が並ぶ方がと思われるかもしれないが、それは200年先のこと。
それは、今を生きている人には見ることが叶わない。
だから、今日は200年後には及ばないが、それに準じて佳き瞬間だと思う。
車掌長は「1」より、「2」が好きだ。
その理由は、この乗務日誌のどこか(数年前)でも書いた気がする。
まだ、上がある、先がある、目標が見える…と思える「2」は、自分の好きな立ち位置でもある。
折しも、54歳になったばかりの今、次の高みを目指して汗をかきたいと思う。
【車内放送】
明朝、ラジオ番組で「時刻表ミュージアム」を紹介してくださるとのことです。
もしよかったら、早起きできたら、ぜひお聴きいただきたきたく存じます。
放送日:2月23日(水・祝)
放送局:ニッポン放送
番組名:「上柳昌彦あさぼらけ」、「あけの語りびと」コーナー
時間帯:5時20分頃~
コメント(1件)
今泉さんからのコメント(2022年11月23日 13:58投稿)
先日は、大変お世話になりました。入館の感想をコメントいたします。
まずミュージアム入り口から始まる「鉄心」をくすぐる演出には、早く入場したいと期待感が、高まります。館内は数多くの貴重な資料に驚かされますが、中でも昭和時代に見覚えのある「行き先表示板」や「発車案内板」はとても懐かしく感じました。
また、私が鉄道にとても関心があった小学生時代の時刻表を拝見した際は、当時の特急列車、急行列車あるいは寝台列車の数の多さにあらためて感心しました。
展望ボックスシートでの時刻表&特急列車の資料&コロタン文庫を重なり合わせながらのひと時は、鉄道好きの友人宅で時間が経つのを忘れるほど語り合ったことを思い出しました。ありがとうございました。
1件のコメントがあります → まだまだコメントお待ちしてます!
青20号...わたしの色...
カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2021年12月31日 22:25
青20号…
これだけを聞いて、いや読んで、その色を思い浮かべられる方は、そう多くないだろう…
もしくは、ブルートレインの車体色とすれば、もう少しイメージできる方は増えるだろうか…
これが、わたしの好きな色…
乗務日誌を綴り始め、早いもので10年が経った中で、「わたし」という一人称を使ったのは、
今回で465回目となる乗務の中で、おそらく、これが最初だろう…
自分と真に向き合ったとき…
自然と「わたし」になっただけのことだが、この色は「わたし」の原点を想起させるもの。
この色と正対すると…遠く…遠い別世界へ誘われる錯覚に陥る。
夜のホームに煌々と光る灯りに照らされる青20号と、一直線に纏い輝く金色の帯…
明朝という憧れに未来を重ね、こころ躍らせた…
絶望の夜に、現実の厳しさや自分の甘さに、嘆いた…
しかしながら、この色にはこころが洗われるような、満ち足りた気持ちを抱くこともできる…
好きな色も、好きなことも、「好き」と口に出して言うのは、勇気がいるように感じる。
また、口に出した途端、それが独り歩きし、自分のものではなくなる怖さもある…
でも、その一言なしに、心も物事も動くことはない。
青20号の世界…
この色を、ぜひ、見てもらいたい…
それは、わたしのこころの内を覗くこととも、符号するかもしれない。
子どもの時から、自分のことを表現したり、話したり、書くことが苦手だった。
否、嫌いだった…
それは、おそらく、自分に自信もなく、人から見た自分を意識しすぎていたのかもしれない。
自分が何者か、好きな色が何色かもわからなかったのだろう。
青20号…
これが、わたしの好きな色…
2022年を迎えるにあたり、この色を今後の糧としてゆきたい。
そして、何か迷った際は、この色をみつめ返そう…
コメント(2件)
希望者挙手さんからのコメント(2022年3月13日 00:36投稿)
ご無沙汰してます。久しぶりの乗車となります。
ブルートレインの青色には不思議と、他の電車の色とは異なる懐かしいワクワク感といった気持ちを感じますね。
私は、色ではありませんが、音楽(曲)によって車掌長と同じような気持ちを抱くことがありますね。
たた、私の場合、好きな音楽が、その時々に応じて変わってしまうのですが(笑)
しかし、どの音楽も、その時の自分に良くも悪くも、色々な影響を与えてくれましたね。
音楽(曲)って、自分の気持ちを代弁してくるというか‥それでヘビメタに行き着いてしまった訳ですが(笑)
色であれ、音楽であれ、誰にもわからない(自分でさえも気付かない)であろう自分という人間を導き、支えてくれ、人生の糧になってくれる力があるように思えますね。
昔を思い出す時、その頃によく聴いていた音楽を思い出すのも、そんな理由からなのかも知れないですね。
車掌長さんからのコメント(2022年3月13日 05:06投稿)
希望者挙手 様
毎度ご乗車ありがとうございます
ここ2年ほど、私も時刻表ミュージアム開設の方に注力しており、なかなか乗務できていない次第でした(笑)
希望者挙手さんの仰る音楽(曲)について、大変共感いたしました。。
好きな色も、好きな音楽も、それぞれに共通項があるように感じました。
それは、どちらも生きるエネルギーの源泉でもあると…
ぜひ、時刻表ミュージアムにもいらしてください。
そして、お気に入りの青20号の壁をご覧いただき、その色や希望者挙手さんがお好きな音楽のお話し等ができれば、大変嬉しく存じます。
たった一度限りの「自分の人生」…
良いことも、そうでないことも、悔いなく楽しみたいと思います。
やったことの悔いよりも、やらなかったことの悔いの方が、時間が経ったときに惜しむ、後悔すると思うのです…
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
2件のコメントがあります → まだまだコメントお待ちしてます!
1991年版帝国書院地図帳
カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2021年12月18日 05:24
今日の某朝刊、土曜版別刷りの連載記事に目が留まった。
帝国書院創業者、守屋荒美雄(もりやすさびお)の話であった。
同社は日本の学校で学んだ人であれば、その多くが手にしたであろう「地図帳」の会社である。
しかしながら、この偉人を知っている人は少ないであろうし、車掌長もこの記事で知った次第…
岡山県の出身で、猛烈に勉強して教員になり、40歳で職を辞し、執筆活動に専念したという。
そして1917(大正6)年、上述の帝国書院を創業、自社初の地図帳「帝国地図」を出版とのこと。
ふと、思い出し、車掌長が某専門学校教員時代に、教材として使っていた帝国書院「最新基本地図-世界・日本-」を見たくなり、本棚を探してみた。
1991年版とあり、その専門学校で教壇に立った年のものであった。
ちょうど30年という歳月が過ぎたことに、感慨も一入(ひとしお)…
当時、23歳であったが、それまで自分が乗った鉄道路線や車で運転した道路、乗船した航路などを赤のサインペンでなぞっていた。
その後も、赤サインペンで足跡をトレースする楽しみは続き、いま改めて広げてみると、日本中が毛細血管のようになっていた。
しかし、まだまだその血管が及ばない場所も、少なからずあることに気が付いた…
子どもの頃から、時刻表や地図帳が大好きで、今もその楽しみを引きづっている。
それは…未知な土地への想像を膨らませてきたことでもある。
これからは、自分自身で描く「未来予想図」を完成させたい…
それは…人に見せられるようなものではなく、自身の胸の内や頭の中にあるもの…
長年、時刻表や地図帳を見てきたが、それら本来の目的である「行き方」を調べることから、今では自身の人生という地図を広げ、「生き方」を探す醍醐味へと転化してきた。
今朝の思わぬ記事との出会いから、久々に懐かしい地図帳と再会し、今後に想いを馳せた清々しい朝となった。
30年ぶりにレコードに針を落とす
カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2021年6月13日 05:24
昨日、およそ30年ぶりに所有するレコードに針を落とした。
きっかけは、某オークションサイトで、1962年(S37)に朝日ソノラマから発売された、子ども向け実音童話「特急こだまの旅」を手に入れたことだった。
”ソノシート”と呼ばれる、車掌長世代の子供時代には、ありふれた安価な造りのペラペラのレコードが2枚、レコードと同じ大きさの写真入り冊子に綴じ込んであった。
話の内容は、母子が東京から大阪まで、特別急行第二こだま号に乗車する道中の紹介。
東京駅を14:30に出発し、大阪駅に21:00に到着するまでの車中の様子を、コンパクトに紹介している。
レコードを聴きながら、実録の走行音や車内放送、車内販売等の各種案内、運転席や駅ホームの様子とともに、母子の会話で紡ぎながら、当時憧れの”特別急行列車”の旅を想像できる内容であった。
しかしながら、これを手に入れたのはいいが、肝心のレコードプレーヤが無かった…
正確にいえば、有るのだが、壊れていて聴ける状態になかった。
そこで、某家電量販店に出向き、事前にネット等でリサーチし、予算に見合う手頃なものを実物でも確認して購入した。
レコードプレーヤも手に入れ、いよいよあとは聴くだけとなったが、ここで車掌長が高校や大学時代に買ったレコードを先に聴きたくなった。
仕舞いこんでいた数十冊のLPジャケットや、EPジャケットを久々に手にすると、自ずと当時を思い出す時間旅行が始まった。
それらの中から大滝詠一の”ロングバケーション”を選び、ターンテーブルを33回転でゆっくり回るレコード盤の端っこに針を落とそうとするが、久々すぎて指がプルプルしてしまい、落とす位置が一瞬、定まらなかった。
1曲目の「君は天然色」の曲が流れるまで、針が溝を穿る際、たまにプチ…プチという音が聴こえるのも、アナログなレコードの良いところ…
そんな数秒の情緒を感じていたところ、チューニングで始まるイントロが、ピーンと鳴り響いた…
大好きな出だしの緊張感が、30年の時を一気に駆け上げ、学生時代の情景に身を投じられた。
その後も、懐かしさのあまり、幾つかのレコードを聴き続けてしまい、本来聴きたかった「こだまの旅」に辿り着けたのは、だいぶ時間が経ってからとなってしまった、苦笑。
余談だが、東北新幹線の水沢江刺駅の発車メロディは、大滝詠一氏の郷里にちなみ、「君は天然色」を流しているそうだ。
ぜひ、列車の発車を好きな曲とともに、見送ってみたいと思った。
追伸
車掌長の人生のテーマソング「いい日旅立ち」をレコードで聴いていたら、車掌見習がすっかり、この曲を気に入ってしまいました。
レコード自体も物珍しいようで、扱い方やかけ方を教えてしまいました。
ピアノ売ってちょ~だい
カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2021年2月21日 09:15
今朝、8時からピアノ搬出作業があった。
車掌長の両親居住のフロアに、妹のピアノが置いてあったものを引き取ってもらった。
ピアノ本体に収納してあった記録を見ると、1997年夏の購入だったことがわかった。
まず、どの業者に引き取ってもらおうか、見積もり依頼を4社に送った。
問い合わせ同日に返答があったのは、T社。
テレビCMでも、♪「ピアノ売ってちょ~だい」と、独特なコミカルさが好きだったが、ここが迅速であった。
翌日、翌々日にかけ他2社から返答があり、残り1社は返答すらなかった。
物の売買には、何でも見積りを複数とるのが大事だが、結果としてはT社が最も高かった。
ピアノの型番や購入年月、程度など、同じ情報を提供しているのだが、他2社の倍の見積り額であった。具体的な金額は申しかねるが…
購入から24年経って、これほどの高い金額で引き取ってもらえるなら、大事に使ったピアノも報われる想いがした。
両親宅も複雑な造りになっており、ピアノがあった部屋はメゾネット部分の2階。
作業員が6名も来ていただき、人力で1フロア分を降ろしてくださった。
その大変さは、圧巻かつ敬服のプロの仕事であった。
このピアノ搬出によって、先日の乗務日誌に綴った「形」をつくる第一歩を踏み出した。
まだまだ、先は長いが、一歩一歩を着実に踏んでゆこうと思う。