AKB

カテゴリー:②番線:航空、船舶、バス方面 2012年1月28日 07:00

JTB時刻表の920頁に、お気に入りのコーナーがある。
国際線の「都市・空港コード一覧」だ。

世界中を結ぶ航空路線の空港や都市名には、アルファベット3文字で表記するコードが決まっている。
成田は「NRT」、羽田は「HND」、パリのシャルルドゴール空港は「CDG」など。
好みで言うと、熊本の天草空港「AXJ」や、ミクロネシアのパラオ「ROR」は琴線に触れる良さがある。

同じように、航空会社もアルファベット2文字で会社名を識別するコードが定められている。
全日空は「NH」、日本航空は「JL」、エールフランスは「AF」など。
AF001便と言えば、今はなき「コンコルド」便名であったことを思い出す。

旅行会社で働いていた頃は、これを知らないと話にならなかった。
入社日に「日本発着の航空会社と、その就航都市コードを明日テストする」と言われ、必死で覚えたのが懐かしい。

前置きが長くなったが、タイトルの「AKB」は人気アイドルグループのことではない。
アラスカ州の「アトカ」(atka)空港だ。

アラスカと聞いて思い浮かべる都市は「アンカレッジ」だが、アトカはベーリング海の島。
日本から見ると、北方領土の遥か東北東に位置している。

日本から行こうと思えば、どんなルートになるのか興味津々なところだ。
こんな風に、鉄道以外の情報が載っているのも時刻表の楽しみが尽きない一因だ。

巷(ちまた)でアルファベット3文字の略語を見かけると、どこの空港かな?と調べてしまうのは車掌長の変な癖である。
 

大寒

カテゴリー:⑤番線:feel the season方面 2012年1月21日 05:58

今日は「大寒」(だいかん)。

一年で最も寒い時期である。
タイミングを合わせたように、昨日東京では初雪を観測し、底冷えのする一日であった。

車掌長もタイミングを合わせるように、久しぶりに風邪をひき高熱となった。
ご存知の方は言うまでもないが、車掌長は「通年暑がり」で、4年に一度くらいしか風邪をひかない人間だ。

4年に一度といえば、今年は「オリンピック年」。
夏にロンドンで開催されるのが楽しみだ。

ところで、オリンピックの年であるということは「うるう年」である。
車掌長の大好きな「2月29日」が出現する年だ。

また、今年は「うるう秒」が打たれる年でもある。
これは、極めて正確に時を刻む「原子時計」と、地球の自転1回転を1日とする時間との誤差を埋める措置。

具体的には、普段は存在しない「※23時59分60秒」という時間がこの世に現れる。
多忙で「1分1秒も惜しい!」と思う方には、またとない朗報と言えよう。

しかしながら、車掌長としては「24時00分00秒」であってほしかった。
これは時刻表上において、深夜0時ジャストに駅に到着する列車の時刻は「24:00」とし、出発する列車の時刻を「0:00」と表記する約束事だ。

もし、ご自宅やお手元に時刻表があって、時間も許される方は、ぜひ探してみることをオススメしたい。
(車掌長だけかもしれないが、発見したときは、なんだかほんのりと嬉しくなる。)


末筆ながら、風邪だけでなくインフルエンザも猛威を奮いつつあるようです。
皆様もお体をご自愛ください。

※23時59分60秒は、日本では時差があるため8時59分60秒になります。
 

コメント(2件)

温泉おやじさんからのコメント(2012年1月22日 21:01投稿)

風邪の具合はどうですか?温泉三昧をしているとなかなか風邪をひきにくくなりますが、私も車掌長さんと同じく何年に1回は酷くしてしまいます。

私の掲示板にわざわざ書き込みありがとうございました。
小学生レベルの文章を恥ずかしくもなく世間様にさらしている様な物ですので恐縮しています。
リンクの件ありがとうございます。私は了解もなく、みなさんのHPを勝手にリンクさせて頂いていますので更に恐縮しています…。拙い湯巡りブログですが宜しくお願いします。

鉄企画はたぶん夏ぐらいでしょうか?参加すると鉄っちゃんでは無い人も鉄ちゃんになるくらいの濃い企画なんでしょうね(笑)今から首を長くして楽しみにしています。

車掌長さんからのコメント(2012年1月23日 05:36投稿)

温泉おやじ様

毎度「哲×鉄ブログ本線」ご乗車ありがとうございます。

おかげさまで風邪はカンチ(東京ラブストーリーではありません)しました。土曜日が何枚着ても寒く、病状のピークだったと思います。

温泉おやじさんのHP、「哲×鉄温泉本線」にリンクを貼らせていただきます。
各地の温泉探訪の足跡や、皆さんからの細かな情報提供が豊富で素晴らしいですネ。

また、その移動手段に使っている車にスポットを当てているのも素敵なことです。
やはり何事も「相棒」は大切です。

車掌長も学生時代に初めて買った車が、中古でホンダの軽「アクティ」であちこちを回りました。
今ほど、出来合えのグッズがない頃でしたので、車内で快適に移動と仮眠ができる工夫を凝らしたのが懐かしいです。

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ベルサイユのばら

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2012年1月18日 05:43

お正月、近所のレンタルビデオでDVD「ベルサイユのばら」vol.1~8が揃っていた。一挙に「大人借り」した。
小学校高学年の頃、毎週テレビ放映されていたり、その後も再放送されていたが、「通し」で見たことがなく、なんとなく心に引っ掛かっていた。

男装の麗人「オスカル」とフランス王妃「マリー・アントワネット」を中心に、フランス革命期の史実に基づいた物語であるが、どの登場人物の言葉も華麗で美しく、詩的だったことがとても印象に残った。
何より、オスカルの切なくも潔(いさぎよ)い生き様や、職務に忠実でありながらも部下への愛情があり、終盤の身分の違いを超えた民衆との連帯に感動を覚えた。

なぜ「哲×鉄」ブログでベルサイユかと言えば、車掌長が初めて手にした記念切符が、阪急電鉄が発売した「ベルサイユのばらⅢ記念乗車券」だったからだ。
発行日は昭和51年(1976年)4月10日となっている。

これは、いまは亡き伯母(母の姉)が、車掌長が鉄道好きなことを知って買ってくれたものだ。
その切符は横長で3枚1セットとなっており、宝塚歌劇の大階段でのシーンやオスカル役4名のスター他、華やかなものだった。
小学・中学生の頃の1人旅のゴールは、いつもこの伯母や親戚のいる母の実家、宝塚(兵庫県)だった。

1人であちこちの鉄道に乗って宝塚に着くと、みんなが褒めてくれ、照れくさかったがとても嬉しかった。

そして、ある伯父(母の兄)は、いつも車掌長に「2番が一番いいんだぞ、1番になるな!」と言ってくれた。
この言葉は今でも車掌長の胸の中で生きている。
だが、常に1番を目指せる2番が良いという意味がわかったのは、だいぶ大きくなってからだ。

「ベルサイユのばら」40話を全て見終わって、そんな宝塚での想い出が鮮やかによみがえった。
同時に、優しかった伯母と昔の時刻表を一緒に見ながら、想い出話を沢山してお礼をしたかったなと思う。
叶わぬ願いを悔やみ、お世話になった方への感謝は引き延ばしてはいけないと痛感…

和子おばちゃん、どうもありがとう。
あの時いただいた切符は、いまも大切にとってあります…

 

キハ30形

カテゴリー:①番線:鉄道(JR・私鉄)方面 2012年1月15日 06:50

首都圏のJR非電化線区、久留里線で活躍しているディーゼル車「キハ30形」が今秋引退する。
同時に、キハ37形及びキハ38形も花道をお供して、新型車両キハE130形へとバトンタッチする。

もちろん、日頃利用される沿線の皆さんには、乗り心地も良い新型車両の方が良いと思う。
たまにしか乗れない「鉄」としては、その勇姿と味わいを写真や記憶に留めるしか術(すべ)はない。

キハ30形は元々首都圏の非電化路線で増え続ける通勤利用に対応し製造されたキハ35系の派生だ。
子どもの頃は、八高線や相模線でよく乗った想い出がある。
ディーゼル車なのに、中央線を走る国電と同じロングシートにガッカリした幼き記憶がある。
やがて相次ぐ電化のため、JRでの活路はこの久留里線のみとなっていた。

JR民営化後、国鉄の忌まわしい大赤字や体制と決別するかのごとく、既存の各地の旧国鉄車両はカラフル(奇抜?)な塗装に置き換わった。
だが久留里線のキハ30形は、2009年に朱色とクリーム色のいわゆる「国鉄色」に”お色直し”して、人気が再燃した。
久留里線に限らずJR各支社では、数少なくなった旧国鉄車両を元の国鉄色に塗り替える動きが活発である。

国鉄色は、「鉄」の贔屓(ひいき)を差し引いても、日本のどの風景にもよく似合う。
特急・急行しかり、ローカル線しかりである。
これらの懐かしき情景は、ぜひ「哲×鉄 JTB時刻表アーカイブ本線」をご乗車(ご参照)いただきたい。
皆さんにおかれては、どの辺りの時代が懐かしいと感じるのだろうか…

何はともあれ、久留里線の名車両に感謝と労いを伝えたい。

約50年の運行、おつかれさまでした。
あともう少しのご奮闘を願います。

 

コメント(2件)

トミーさんからのコメント(2012年1月15日 23:18投稿)

乗車させていただきます。トミーです。

引退していく電車・車両には、切なさを感じます・・・。

私が大学生のとき、八王子市に住んでいましたが、最寄駅が八高線の小宮駅でした。
アパート3階のベランダからは、朱色のディーゼル車両が、ゴトゴト大き目の音を上げて走っていく姿が懐かしく思います。
もちろん、乗車しても何か懐かしい、雰囲気とあの揺れ(^^)

そんな八高線も、私が八王子から大泉に引越しをした95年に電化工事をしていました。
もちろん今は電化され、川越線に乗り入れていることは、車掌長さんもご存知のとおりです。

私は、大宮出身で今も大宮在住ですが、その昔、川越線も八高線と同じ車両を使っていましたね。
今は埼京線として随分出世路線となりましたが。。。

ちなみに、私は鉄道博物館で有名になった、ニューシャトルを毎日使っています。
ニューシャトルも私が小学生のときに開業して、かなり車両の老朽化が進んでいましたが、鉄道博物館の開館により、毎年1編成ずつ新旧交代が行われています。
旧車両は自分の青春時代にも乗っているので、少し寂しい気もします・・・。

また、田舎は福島ですが、福島交通良飯坂線(通称:飯坂電車)なんかは、大好きな路線です!
じいちゃん・ばあちゃんと一緒に福島駅前のデパートに一緒に買い物に行ってたことを思い出します。
今も福島には良く行きますが、新幹線を降りて、タクシーではなくあえて飯坂電車に乗ることもあります。

何か、車掌長さんの本文とは趣旨が異なったコメントとなってしまったような気がします・・・。申し訳ありません。

あ、2/4(土)に初めてお座敷列車に乗ります!!
大宮発いわき行きの「お座敷ときわ路号」です。
元原発勤めで被災した、いわきに住むいとこ家族に会ってきます。

生きていると予測もしなかったことが次々に起きますが、家族・親戚・仲間・・・助け合って生きたいです!

車掌長さんからのコメント(2012年1月16日 06:07投稿)

トミー様

毎度「哲×鉄ブログ本線」ご乗車ありがとうございます。

トミーさんの想い出の時間旅行を拝見し、車掌長も追体験のイメージを膨らませ、豊かな気持ちになりました。

福島交通飯坂線、いいですネ!
以前首都圏で活躍した電車が、第2の人生を奮闘している姿とあのガタゴト感が大好きです。

終点の飯坂温泉駅がものすごく立派になっていたのに驚きました。そして、それとは対照的な温泉街の凋落(ちょうらく)にも時の移ろいを感じました。

ちなみに、共同浴場「鯖古湯」はとてもきれいになりました。以前の建物を忠実に再現したようですが、元の雰囲気を醸し出すまでは、相当の年季を要すると感じます。

八王子、大宮ともに交通の要(かなめ)、「鉄道の町」ですネ。今は各地の操車場が次々と縮小されましたが、貨物を含めた車両の入れ替えや動きを飽きずに眺めていた頃を思い出しました。

大宮在住とは「鉄博」の近くで羨ましい限りです!
万世橋にあった頃も通いましたが、上階にある食堂でナポリタンを食べるのが子どもながらの楽しみでした。
151系こだまを模した店内にワクワクしたものです。

懐かしい車両や路線は時代の流れとともに、いつかは想い出の中を走るようになるものです。

今思えば、速いわけでも、冷房もなく、音も揺れも決して快適なわけでもなかったのに、その頃が輝いていたように感じられるのは、「大人」になったからでしょうか…

「大人」とは不思議なことばですね
車掌長は年齢はもう40半ばですが、まだまだ子どもっぽいところが多いです。
よく「大人とは何か」と自問自答してしまいます。

お座敷列車での再会の旅、気をつけて行って来てください。
また、その時のことも良かったらお聞かせください。

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水族館

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2012年1月 9日 07:32

今朝の新聞に面白い記事が載っていた。
最近、都心や内陸部で増える水族館のからくりについてだ。

水族館は一般的に海辺に隣接した立地が多い。
それは、水槽やプールに新鮮な海水を大量に必要とするからだ。
ゆえに、既存の内陸部にある水族館では、海水を毎日運搬し入れ替えるため、コストが高く立地としては不適であった。

しかし、近年それを某ゼンコン会社が技術的に解決し、都心や内陸部でも新規にオープン、リニューアルする水族館が増えているという。
今春オープンする東京スカイツリーの関連施設の目玉の1つも水族館だ。

今後は集客が期待される都心部以外の、海のない県にもこの技術が波及され、沢山の子どもが楽しめる機会が増えればと願うが、子どもの人口はもちろん、今後地方に限らず都市の人口が減る中では難しいことかもしれない。

車掌長は水族館が好きだ。
本来であればスキューバーダイビングでもしなければ見ることができない光景を、普段着のままで、適温な環境で楽しめる。
特に最近は、巨大なアクリルガラスのおかげで、人の背丈の数倍もあるダイナミックな水槽を優雅に泳ぐ大型魚類をも楽しめる。
現世最大の魚と言われる「ジンベイザメ」に沖縄や大阪で会えるのもそのおかげだ。

ところで、最近友人になった方に、都内某植物園の職員がいる。
とてもこじんまりした可愛らしい施設だが、若くユニークな発想で、日々色々な企画を行い、手づくりの温もりが感じられる素敵な場所だった。
目下(もっか)のところ、学芸員の資格取得に向け頑張っているという。
心からエールを送りたい。

いま、水族館や植物園は単に魚類や植物を見せるだけに留まらないところが面白い。
楽しく見せながら、環境に関わることを上手にディスプレイしている。
次の世代に受け継ぐべき、生態系や人間との共生の大切さを学ぶ貴重な役割を担っていると言えよう。

また、地方に足を運ぶとクラゲやペンギンに特化した展示を行う施設もある。
通常の水族館であればあまり注目を集めないものが主人公となる施設の動きも楽しみにしたい。

(追伸)
皆さんのお近くにはどんな水族館等がありますか?またお気に入りの施設があれば教えてください。
 

コメント(2件)

うさみみみさんからのコメント(2012年1月12日 16:07投稿)

お邪魔します!
ヨウツベで四国の山奥のモノレールの動画を見てきました。
あまりの、ゆっくり加減とファンキー過ぎる乗り物に
家族全員が夢中になり
「次の休み、家族集合したら、これに乗るぞ!」と
盛り上がりました。素敵過ぎる!
紹介して下さって有難う御座いました。

私も水族館は大好きです。
最近訪れて面白いと感じたのは
静岡県の清水にある東海大学付属水族館。
深海魚の標本が非常に充実していて、面白かったのと
クマノミの着ぐるみが着られるコーナーがあり、
子供用のそれを着ると、誰でも非常に気持ち悪い生き物に
なりきれるというのが良かったです。

山形県鶴岡の加茂水族館はクラゲで有名ですが
一度訪れてみたいものだと思っています。

来週は新潟へ植物園を見に行ってきます。
またお話お聞かせ下さい。

最後に。
お菓子御馳走さまでした!ご来園有難う御座いました!
長文失礼しました。

車掌長さんからのコメント(2012年1月13日 06:00投稿)

うさみみみ様

このたびは「哲×鉄ブログ本線」ご乗車ありがとうございました。

四国山奥の「世界一長いモノレール」、ぜひご家族で乗ってみて下さい!
何人家族か存じませんが、モノレールは定員が2名。
カブトムシを模したキャビンで、急傾斜の際はシートが電動で水平を保つのが楽しいです。
3~5分間隔で運行され、森の中を1時間10分かけて標高差600m弱をひたすら進みます。
途中トイレ等で降車できませんので、時間に余裕を持ってご利用くださいネ。

ところで、清水の水族館は行ってみたいです。
駿河湾は独特な深海魚が生息すると聞きますので、深海魚の標本等興味深いです。

先日は貴園を伺う前に、祐天寺にある「鉄」には有名な某カレー屋に行きました。
鉄道グッズに囲まれたインテリアや駅長(店主)のもてなしがユニークな所です。
圧巻は飲み物や注文したカレーを、ミニSLが脱線しないように最徐行で席まで運んでくれることです。
今度ぜひ「子鉄の貴公子」ファミリーとご一緒できればと思います。

それでは、またのご乗車をお待ちしております。
新潟の話もぜひ聞かせてくださいネ。

2件のコメントがあります → まだまだコメントお待ちしてます!