哲×鉄ブログ本線車内放送③

カテゴリー:⑪番線:哲×鉄 車内放送 2012年4月 5日 03:57

皆様、いつも「哲×鉄ブログ本線」のご乗車ありがとうございます。

本日、ウエブサイト「哲×鉄」はおかげさまで1周年を迎えました。
H23年4月5日、車掌長の好きな並び数字の年月日に合わせて開設をいたしました。

当サイトの立ち上げを思い立ったのが、昨年1月にNHKクローズアップ現代「世代をつなぐ鉄道ブーム」での放送(H23年1月20日)後、複数の方からいただいた声がきっかけでした。

「自身のホームページはあるか?」、「時刻表展示会に行けなかったけど、ぜひ見てみたい」などの感想が、車掌長自身が30余年に渡りJTB時刻表を愛読してきた軌跡を、ホームページという形で残してゆきたいと考えたきっかけです。

その際、大変お世話になったのが、時刻表展示会開催のお手伝いもして下さった学生時代の友人夫婦です。
この場を借りてお礼申し上げます。

開設時、未曾有の大震災後であったため、誰にもお知らせすることなくスタートしました。
また、時刻表アーカイブの本線工事(表紙掲載)も2年分ほどでしたので、器はあるものの中身がない状態でした。

現在、所有する全冊数の表紙掲載を終え、駅設置工事(各号の読みどころ掲載)に臨むところです。
また、昨年10月から日々のたわいない所感を残しておきたく「哲×鉄ブログ本線」の運行を始めました。
いつもご乗車(コメント)いただいたり、ご愛読くださっている皆様に心から感謝いたします。

時刻表は本来の用途から言うと、古くなったものは意味がありません。
それは毎月、鉄道やその他交通機関の最新ダイヤを掲載し、ビジネスや観光に役立つことが使命だからです。

しかしながら、時刻表の魅力にとりつかれ愛読を続けるうちに、それは捨てられない大切な宝物になりました。
そして、時が経つほどに、今は存在しない列車や路線との再会が楽しめます。

車掌長はそんな昔の時刻表を見ていて気付いたことがありました。
それは、その時々の自分自身や社会の様子を、今の自分や世の中とを比較する楽しさや大切さです。

現在の自分自身も世の中もすべて、過去との「時の連なり」で結ばれ、未来へとレールが続いてゆくことです。
すなわち、過去の時間には、今後をより良くするヒントが沢山存在すると思うのです。

つきましては、今後ものんびり気ままに当ウエブサイトを運営してゆく所存です。
鉄道のように緻密なダイヤ通りとはゆきませんが、時折ささやかなダイヤ改正も考えておりますので、引き続きの応援、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。

 

新年度

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2012年4月 1日 06:07

4月1日、今日から新たな年度がスタートする。

日本ではこの日を境に、社会制度が変わったり、人の異動や会計等の節目とすることが多い。
また、東大の秋入学が話題になっているが、幼稚園から大学まで学業の節目も4月だ。

「新年度」というと、すぐにこの4月を連想するが、日本には農作物や風土と関わる様々な「年度」が存在する。
米穀年度は11月~翌年10月、生糸年度は6月から翌年5月、他にはいも年度、酒造年度などなど…
その当事者にとって、最も大切な「収穫」や「飼育」、「成育(生育)」といった生産サイクルと深く関わっている。

通常の暦で新年は1月1日を起点とするが、それとは別にこの「年度」という区分を設けているのは、世界的にも日本はその種類が多いようだ。
アメリカの会計年度は10月、入学は9月というケースもあるが、多くは1月1日を起点にしている国や地域が多い。

今日、何でも「グローバル化」という言葉で経済活動や思考、価値観を一まとめにしてしまうが、その国の風土や文化に即した考え方を理解、共感することも大切なように思う。
いくら言葉でグローバル化と言っても、世界中どこも同じ風土や気候、地形、文化、言語、通貨にできるわけではないのだから…
どこかの大国の都合に合わせた「スタンダード」を作ることは、「真のグローバル化」とは言えないだろう。

何はともあれ、新年・新年度のいずれにせよ、人々はそこで新たな目標や誓いを定め、奮起することが多い。
ビジネスにおいても、今期こそ良い業績を上げて…と願い、策略や妙案を練る経営者ばかりであろう。

時に、車掌長は独自の年度を設けてそれを軸に1年間というスパンを過ごしている。
「哲年度」、つまり自分の年齢である。
これは多くの人が既にやっているものだと思う。

起点はもちろん誕生日であり、その節目に「〇〇歳はこんなことをしてみよう」、「これをやりきろう」、「ここを自分なりに直そう」…なとど発起している。
また、あった出来事を思いだすのも「〇〇歳の時」が多かったり、基準となっている。

これはこれで世の中が1月や4月に一斉に気合が入るタイミングとずれていて心地よい。

(追伸)
希望者挙手さん、今日は合唱の日ですネ。
今までの練習の成果が最大限発揮され、佳き一日となりますように!
 

コメント(2件)

希望者挙手さんからのコメント(2012年4月 2日 00:22投稿)

毎度の夜行乗車にて失礼します。

お陰様で、第九の合唱は無事終えることができました。隣のソプラノ・パートのお姉様から「とても良い声をしてますね」と褒められましたが、お世辞とはいえ嬉しいものです。
合唱なんて中学生の時以来で、しかもドイツ語・・・始めた当初はどうなることやらと、不安だらけでしたが何とか乗り越えることができました。
久々に感じる達成感です。上々の新年度スタートとなりました。

演奏は、長女が通う高校(女子中高一貫校)の弦楽部と吹奏楽部の生徒によるオーケストラですが、中学生・高校生がこの壮大な交響曲を高いレベルで演奏する姿には感動しました。それを指導する先生も凄い方ですが。
ちなみにウチの娘はなぜか「バトン部」です。(マイ・トロンボーンを持っており、吹奏楽部に入れと言ったのですが・・・)

今回の合唱で、初めて演奏する側から指揮者を見ましたが、指揮者の重要性とその凄さがよく理解できました。
国や行政、会社などにも優秀な指揮者が必要ですね。

私の勤務先もグローバル化が進められていますが、外国かぶれ=グローバル化?と疑問を持つこともしばしばです。
車掌長の仰る通り、他国を受け入れながら、自国を主張するという調和を取ることが必要ではないかと思います。

私は最近、仕事以外で1年間を区切ることがなく、気が付くとこんな年になっていた(汗)、なんて感じで過ごしていました。
反省です。

車掌長さんからのコメント(2012年4月 2日 05:59投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます。

達成感のある第九合唱へのチャレンジ、素晴らしいことです。
それも娘さんの通う高校の先生から声がかかったと聞き、希望者挙手さんのお人柄ゆえと納得しました。

きっと、この練習の中で新たに知り合えた仲間もできたことと思います。
職場以外にそうした人のつながりが生まれることも宝物ですネ!
仕事抜きの人間関係は、年齢を超えて共有できる「何か」が沢山あると思います。

車掌長も、このオジサンは会社では相当偉い人なんだろうな…と思う御方も、鉄道や温泉の話では、一少年のように共通のネタで盛り上がったり、大笑いできるのは珠玉の時間と言えます。

そうした方々と過ごしていると、例えば今抱えている仕事上の悩みや困難は、楽観的に「何とかできる」などと不思議な気楽さが生まれます。
その現実の実務はうんざりするようなことでも、そのように気楽に思えるかどうかは、精神的な負荷がかなり違います。

話は変わりますが娘さんの「バトントワリング」も素敵ですネ!
スポーツとしての競技性や表情など自己表現の余地も多く、ハマりそうな要素を察します。

そして、あのバトンの重さが絶妙に心地よい感触だと思います。
シャフトと両端にあるボールのバランスの重心を考えながら、自在に操ることは楽しそうです。
ましてやマーチングでその先頭に立って演舞することは、さぞ清々しいことでしょう。

では、私どもは「マーキング」でもやりましょうか!

(つまらぬシメで大変失礼しました…)

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