久々に映画を観る

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2019年1月 3日 15:27

今朝、8時過ぎに某シネマコンプレックスに到着。

久々に映画を観てみたい衝動に駆られたのは、先月中頃の新聞記事であった。
また、ちょうど同じ時期、前職の友人に会ってお茶をした際も、この映画が話題となり、その御方もド・ストライクの世代で、とても素晴らしかったと…

昨日、新幹線で帰省する専務車掌と車掌見習を東京駅まで見送り、決行は明朝と企んだ。
そして、今日、9:00上映の「ボヘミアン・ラプソディ」を観た。

観終わった所感は、感慨無量…

これ以外の言葉は無用に思えた。

 

コメント(2件)

希望者挙手さんからのコメント(2019年1月11日 00:10投稿)

久しぶりの乗車です。
車掌長も観られましたか、ボヘミアン・ラプソディー!
もちろん、私も公開後すぐに観ましたよ!

私がクイーンに出会ったのは中1の時、一緒に洋楽を聴き始めた友人が買った6作目のアルバム「世界に捧ぐ」でした。
そこからハマってしまい、クイーン詩集なる本を購入し、英語の教科書以上に読み込んで、手垢で薄汚れてしまったその本は今も時々読み返したりしています。
「ドント・ストップ・ミー・ナウ」が私のカラオケの十八番なのは、その成果だと思います(笑)

そうそう、クイーンと映画といえば、忘れてならないのが「フラッシュ・ゴードン」!
当時、友人と銚子の映画館で観ましたが、ビミョーでした(笑)
でも、クイーンのプロモーションビデオの方はカッコイイですよ。

映画を観て、インターネットなどがなかった時代、雑誌やFMラジオ(と言っても、私の住んでた地域はNHKしか受信できませんでした)などで情報をかき集めて洋楽を聴きまくっていた時代を懐かしく思い出しました。
ベストヒットUSAやMTVなどの音楽番組など無い時代に、千葉テレビでは「テレジオ7」という番組があり、洋楽を映像で聴けたのは幸いでした。(さすが、市川のジャガーさんを生んだ千葉!)

車掌長さんからのコメント(2019年1月11日 04:39投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます

クイーンとの出逢い、中1の頃とは、希望者挙手さんの愛聴の年季を実感します。

お恥ずかしながら、洋楽を聴いた経験や知識が乏しい車掌長が、今般、この映画を観た動機は、実は乗務日誌に綴った以外にもありました。

それは、希望者挙手さんの世界観に触れてみたい、近づいてみたい…と、そんな想いがありました。

希望者挙手さんは、この乗務日誌に幾度となくご乗車いただいていますが、時折紹介してくださる洋楽の魅力を綴る、その熱い想いを興味深く拝読しておりました。

そして、洋楽の歌詞を理解するために、英語を勉強したり、その延長線上に豊かな発想や好奇心、外国人にも臆さないコミュニケーション能力の高さがあったと思っていました。

車掌長は、お互いが同僚だった専門学校勤務時代から、そのような希望者挙手さんの魅力にひかれ、影響も受けたと思います。

そして、このたび、遅まきながら「ボヘミアン・ラプソディ」を観て、今さらですが、クイーンの魅力の片鱗をかじれたように思いました。

映画を観た翌日、久能山東照宮へ向かう途中に立ち寄った高速のサービスエリア売店で、たまたま1つだけあったクイーンのCD「GREATEST HITS」を迷わず購入し、以降の道中は聴きっぱなしでした。

希望者挙手さんの十八番、「DON'T STOP ME NOW」、車掌長も一度聴いただけで、大好きになりました。

純粋に、曲から「元気」や「勇気」、「躍動」を授かったような気分になれました。

また、多くの人もそうでしょうが、「WE ARE THE CHAMPIONS」も改めて素晴らしい曲であることを、再認識しました。

そういえば、専門学校時代に地方出張に行った際は、よくカラオケにも行き熱唱しましたネ。

今はもう、随分と長い間カラオケは行ってませんが、久しぶりに希望者挙手さんの熱きステージをご一緒できれば嬉しく存じます!

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三日月と金星と木星と

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2019年1月 3日 05:19

未明の空、三日月のやや右上に金星、やや左下には木星が並んでいた。

金星は殊のほか輝き、木星も東京の空でも綺麗に確認できるほどに存在感があった。
偶然見かけたその並びがなんともチャーミングで、寒かったものの、しばし見入った。

三日月の傾き具合も、魔法使いサリーちゃんが腰掛けられるような、良い塩梅(あんばい)…
また、「クロワッサン」が仏語で三日月を意味することも、頷(うなづ)ける形だった。

ふと、星の輝きを「今」目にしていることの不思議さに想いを馳せる…

星の輝きや瞬(まばた)きは、過去の光が、それぞれの星から長い距離を、○○光年かけて届いた、いわば「見かけ」の姿…

その星と地球との距離にもよるが、いま、宇宙のどこかで光っている星が、やっと地球に届く頃には、もう車掌長はこの世に存在しないものが、沢山あるのだろう…と。

逆の言い方をすれば、車掌長が生まれる前のどこかにあった星の輝きを、「今」目にしているものも、多いのであろう…

気の早い話になってしまうが、地球からおよそ81光年離れた星が、「今」輝いている光を目にできるのは、22世紀になる…

「22世紀」という言葉は、まだ、あまり世の中で耳にしない節目であり、車掌長も当然ながらとっくに、存在しない時代…

19年前、21世紀を体験し「ミレニアム」を謳歌した車掌長であるから、西暦2100年を迎えられるはずもないが、もしも、車掌見習が平均寿命より少し長生きできたとしたら、彼は目にすることができる時代かもしれない…

ただ、心配も尽きない。
「平成」という僅か30年間で、人々の思考や行動、生活様式を、掌(てのひら)を返すようにひっくり返したのであるから、この先の80年余りの時間の長さを考えると、背筋が寒くなる感も否めない…

また、そうした思考や判断の選択も他者へ委ねたり、依存しようとする傾向が、今後ますます拍車がかかりそうで、懸念が膨らんでしまう。

今を生きる人々にとっては、まだまだ「世の中便利になった」と、成長著しい各種技術の進歩に対し、長閑(のどか)なことを言って済むかもしれない。

しかしながら、地球規模で進む環境破壊や気候変動、日本の少子化とは裏腹に爆発的に増える人口、世界各地の紛争etc…

これらの解決に対し、人類が時間をかけた叡智(えいち)ではなく、AI(人工知能)が活用され始めていることも、どのような「解」が待ち受けているのか、全く想像ができない。

庶民感覚では、身の回りの生活における節電や自然エネルギーの活用、不燃物の区分とリサイクルの徹底、子どもを育てやすい環境の整備や、それを補完する働き方改革による少子化の歯止め…そして、各国元首の独りよがりな、切った貼ったの博打のようなパフォーマンス外交ではなく、地道な交渉や対話…

単純ではあるが、これくらいしか、パッと思い浮かばないものの、AIであれば気の遠くなるような複雑な演算を駆使して瞬時に、凡人には想像も及ばないような「解」を導いてしまうのだろう。

果たしてその「解」は、神様なのか、悪魔なのかは、今は知る由もないのだが…

せめて、願わくば、車掌見習の生きる時代が、ひいては、その世代を生きる「今」の子どもたちが生きやすいようなバトンを、車掌長世代が次の世代へ引き継ぎたいと考える。

ふと、東の空に目を移せば空が白みはじめ、さきほど鮮明に輝いていた月と星が、朧(おぼろ)になりつつある。

しかしながら、上述の想いだけは、霞まないように、まずは一年一年を地道に生きなければ…と新年最初の乗務にあたり、想った朝であった。

【以下、車内放送】
皆様、明けましておめでとうございます。
本年も皆様におかれましては、佳き年(歳)となりますよう、お祈り申し上げます。

2019年も色々な節目を迎える年ではありますが、この乗務日誌で皆様とともに、時間旅行を楽しめれば幸いです。