RAILWAYS

カテゴリー:①番線:鉄道(JR・私鉄)方面 2011年12月22日 05:29

「RAILWAYS」という映画があった。
サブタイトルは「49歳で電車の運転士になった男の物語」。

最近、この物語そのままの夢を実現した4人がいる。
昨年、千葉県の内陸を走る「いすみ鉄道」が、運転士の訓練費700万円を自己負担することを条件で公募し、入社した4人だ。

4人とも40~50代の男性で、もともとはIT会社や家電量販店の社員など脱サラ組だ。
その訓練費を容易に出せたわけではないと思うし、その額もさることながら、何よりも「夢をつかんだ」チャレンジ精神に、惜しみない拍手を送りたい。

いすみ鉄道は国鉄時代の車両キハ52を大糸線から譲り受け走らせるなど、ユニークな経営で着実に乗客を増やしている。
車掌長もキハ52に乗りたくて訪れたが、沿線の郷愁や上総中野駅などのホームの佇(たたず)まいが良い。
何よりも電車や最新の気動車では味わえない乗り心地に魅せられた。

実はいすみ鉄道の社長も公募採用だ。
一度お目にかかり、一言二言話したことがあるが、鉄道にかける情熱には頭が下がる。

このたび、4人がディーゼル車運転に必要な国家資格を取得したニュースを知り、同じ年代を生きる男性に勇気を与えてくれたと思う。

「夢はかなう」
もちろん、それには必ず困難が伴うし、実生活を考えれば誰もがかなうわけではない。
しかし、その実現に向かって踏み出す勇気や努力、その姿に自分を重ね合わせると、不思議なパワーをもらえる気がする。

彼らの運転する気動車が走るのは来年GW以降とのこと。
ぜひ、再訪したい。

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