世界一早い新年を迎える国誕生

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2011年12月31日 07:37

南太平洋にあるサモアが、世界で最も早く新年を迎える国となった。
今まであった日付変更線をいじり、サモアがその線の西側に位置するように線引きを変えたからだ。

理由は主要な貿易相手国が米国から豪州に変わり、豪州との時差がほぼ丸一日近くあって経済活動に支障があったとのこと。
それは経済活動としては合理的な理由だが、それまで「世界で一番最後に日付が変わる国」が、正反対となる「最初に日付が変わる国」になったことは面白い。

この切り替わりは12月29日から30日となる際に、30日を丸々飛ばして31日とした。
つまり、サモアには2011年12月30日は存在しなかったことになる。

暦も時間も人間が作り出したものであり、その決められたレール上に世界中の人々の生活や仕事が成り立っている。
哲×鉄も「JTB時刻表」という駅から、過去と今と未来という「時の連なり」を旅して、今をどう過ごすか、生きるかを考えるきっかけにしたいと願っている。

しかしながら、この大好きな「JTB時刻表」でさえも、その契機とする道具としての限界がある。
例えば、上述のサモアに行きたいと考えた場合、JTB時刻表で調べるられるのは、日本からの直行便があるニュージーランドのオークランドか、フィジーのナンディ(※2009年で運行終了)までとなる。
その先を知るには、世界中の定期航空路線を網羅する「ABC時刻表」のお世話にならなければならない。

同様に、自分の知る世界や深めた趣味にも限界がある。
更なる広がりや深みを求めれば、他の道具や手段、或いは誰かの直接・間接的な助言や手助け、協力が必要だと思う。
そして、その中で出逢う人々の知識や経験、エピソードの蓄積はきっと自身の糧になるだろう。

今後も色々な人々との出逢いやつながり、想い出を大切にしてゆきたい。


結びとなりますが、今年一年、お世話になった皆様に心から感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えください。

追伸
来年も哲×鉄にご乗車(ご愛読)のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

コメント(2件)

たくちゃんさんからのコメント(2011年12月31日 20:49投稿)

2011年も終わろうとしています。
振り返れば、あまりに多くのことがあった2011年。
2012年は、少しでも多くの笑顔が見られる年にしたいものです。

先ほど、懸案でありました
ポーランドの友人に電話をし、
自分たちは大丈夫だよ、と伝えることができました。
(震災のことをずいぶん心配してくれていました。)
車の整備も終え、
心穏やかに新しい年を迎えられそうです。

皆さんも、よいお年を。
本文とほとんどリンクしていないのは、ご勘弁のほど。

皆さん、元気で! お元気で!

車掌長さんからのコメント(2011年12月31日 22:47投稿)

たくちゃん様

本日は大晦日の為、終夜運転のダイヤを組んでおります。
(途中で大休止をするかもしれませんが…)
たくちゃんさんには、哲×鉄ブログ本線開通以来、多数ご乗車をいただきありがとうございました。

遥かポーランドのご友人とのつながり、とても素敵ですネ。
また、愛車への思いやりも、たくちゃんさんの愛情を感じます。来年GW明けに新東名高速が部分開通しますので、ぜひN700系をブッちぎるアメリカンな走りで東京へお越しください!

おっしゃるとおり、本年ほどあまりに多くのことがあった年はありませんでした。
どれだけ沢山の尊い魂が、銀河鉄道に乗車し天空へ旅立ったことか計り知れません。

まだ読みかけの絵本がいっぱいあったことでしょう。
春を待つ恋や出逢いが沢山あったことでしょう。
楽しみにしてた約束がいっぱいいっぱいあったことでしょう…

そんな想いを私たちは忘れてはいけないのだと思います。
そして、だからこそ、それらの人の分まで来年も笑顔で元気で一所懸命に生きてゆきましょう!

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