聖子ちゃん誕生日

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2012年3月10日 06:50

卒業の季節。

学業の区切りを意味するが、継続してきた事柄や嗜好品(しこう)との別れを意識させることにも使われる。
煙草との別れに「卒煙」というのも好例だ。
車掌長はこの季節に卒業と言えば、聖子ちゃんの名曲「卒業」を思い出す。

ところで今日は松田聖子さんの誕生日。
青春時代のアイドルも50歳になるという。

当たり前のことだが、人はみな歳を積む。
一方、いつまでも歳をとらないのは、漫画やアニメの登場人物だ。

ちなみに、サザエさんの「舟さん」は原作では48歳の設定だ。
驚くことに聖子ちゃんよりも若い。
仮に我々同様に歳をとったなら、誕生年(1901年・明治34年)からカウントして、今年111歳!
車掌長の好きな並び数字のメデタイ節目にあたる。

また、天才バカボンのパパは41歳。
車掌長もいつの間にか、パパの歳を抜いてしまった。

更に驚くのは、巨人の星の野球英才パパ「星一徹」、33歳。
いま30代の「育メン」や子持ち男性が、一徹名物「ちゃぶ台返し」などしたら、奥さんや家族はどんなリアクションをするのか興味深い。

この手の話題が大好きで、かなり脱線してしまったが、歳をとるのも「時間旅行」だ。

時刻表愛読30余年。
それぞれの月日に想い出の出来事や歳々の感慨がある。

また、1年365日、毎日が何かの記念日であったり、忘れてはならない日がある。

3月10日は聖子ちゃんの誕生日も祝意を表したいが、東京大空襲があった日である。
67年前の今日、木造家屋と町工場が集まる下町一帯を、一夜で焦土と化した。
世の中がどんなに便利になったり、新しいモノや出来事ばかりに人々の関心が集まっても、過去に起きた惨劇に目を閉じてはならない。

東京スカイツリー開業も間近であるが、あの一帯もどれほどの惨禍(さんか)であったかを忘れさせる様相だ。
確かに、輝かしい世界に誇るタワーは素晴らしい。
だが、そこで何があったかを記憶しておくことも本来は大切なことであり、バランスのとれた文化、社会だと言える。

そして、その対比ができてこそ、スカイツリーの展望台に立った時に、世界的に戦後の「奇跡の復興」と言われた日本の底力を、真に世界に誇れるのだと思う。
 

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