呑んでトレインビューなら

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2012年3月23日 05:49

昨夜、専門学校勤務時代の仲間と旨酒を交わした。
集まった理由は、仙台へ7年間赴任していた戻り鰹さんがこの春から東京に戻ってきたための祝杯だ。

希望者挙手さんが幹事でお店を手配してくれたが、ここがトレイン絶景ポイント!
「呑んでトレインビューならココ!」というお店であった。
場所は有楽町マリオンの待ち合わせに好都合な時計の向かいにあるビルの7階、ウメ子の家だ。

希望者挙手さんは、この店の窓側のボックス席を用意してくれていた。
新幹線、東海道本線、山手・京浜東北線が一望できる。
特筆すべきは、東京駅を出て右へ大きくカーブしながらこちらへ向かってくる、新幹線の長い編成を俯瞰できる奥行きのあるビューだ。
あらためて希望者挙手さんの心遣いに感謝したい。

戻り鰹さんは、違う学科の教え子であり同僚だ。
仙台赴任は、慣れぬ土地での仕事や生活、何よりも未曾有の大震災を経験し苦労も多かったと察する。
横の背も伸びたようだが、人間的に一回り大きくなった印象を受けた。
彼もいまや在職19年目で、最近は鉄道やトラベルに関連した学科で教えているという。

何か仕事で間接的に手助けできることがあれば、希望者挙手さんも車掌長も喜んで助言や手伝いをしたい。
そのときは遠慮なく言ってほしい。

お開きの目安を「サンライズ出雲・瀬戸」を見たらと思っていたが、いつまで経っても現れなかった。
おかしいなと思って、帰りがけに駅に入ったら人身事故で運転を一時止めていたことがわかった。

日本の列車は時計代わりにできるほど正確で世界に誇れるものだが、人身事故で遅延が多いことは誇れることではない。
 

コメント(4件)

戻り鰹さんからのコメント(2012年3月24日 00:23投稿)

初乗車、失礼します。
昨日は楽しい時間をありがとうございました。
久しぶりの東京でなおかつ、あのロケーションの中で呑めるのは感動ものでした!

いろいろな学科を経験してきましたが、まさか自分が鉄道関連の教科を担当することになるとは…。でも鉄道や旅行は実生活にも役立つので良かったと思います。

かつて車掌長さんが教壇に立っていらした時は覚えることが多そうで自分には無理かなと思っていましたが、いざ勉強してみると意外に楽しいものでした。
車掌長さんと一緒に旅をさせて頂いた経験も生かすことができ、新たな発見もあり、一つひとつの物事が今の自分を支えてくれていることを実感しています。

東京のダイヤは本当に正確ですね。そして人が多い。少しでも遅れると混雑具合が尋常ではないです。慣れるまで時間がかかりそうです。

車掌長さんからのコメント(2012年3月24日 05:26投稿)

戻り鰹様

この度は「哲×鉄ブログ本線」初乗車ありがとうございました。
車掌長も戻り鰹さんが鉄道&旅行系の学科担当になるとは思いもしませんでしたが、きっと縁があったのでしょう。
とても嬉しかったです。

あちこち行ったこと、懐かしいですネ。
東北方面の秘湯巡りで「川原毛大湯滝」は、当時まだ訪れる人が少なくてのんびりと豪快な湯浴み(滝行?)が楽しめました。
夏油(げとう)温泉で泊まったのも湯治気分で良かったです。

また、四国の祖谷温泉へ日帰りで行ったり、厳冬の道東を1泊2日で行くような弾丸ツアーもしましたネ。どれも今では体験できないような中味でした。

戻り鰹さんがおっしゃるとおり、旅行は「経験の宝物」です。
終えた時に「形」として残るものではありませんが、心の充足や広めた見聞、出会った人との想い出等、どれもが自分の成長になっていると思います。

一方、鉄道は自分自身が「自由」であることを実感させます。
車は好きなように効率良く移動できますが、「運転」という緊張を保ち、渋滞では狭い空間に閉じ込められるという、心も身も「拘束状態」にあります。
ゆえに、移動中の風景もしっかりした記憶として残りません。

また、事故に遭えば被害者になることもあれば、自分が加害者になる可能性も忘れてはなりません。

その点、鉄道は体も心も自由なのです。
しかしながら、運転士を目指す学生にくれぐれも留意してもらいたいのは、多くの乗客の命を預かっていることを忘れてはならないことです。
それがあっての楽しい旅行や、時間が勝負のビジネスの役に立てるのだと思います。

今後、戻り鰹さんが教壇に立って向き合う学生にも、そんな体験を促せるような、共有できるような授業を戻り鰹さんはできるとイメージします。

希望者挙手さんと車掌長はもはや教壇を降りましたが、戻り鰹さんの定年(随分先ですネ)まで応援しますヨ!
また3人で珍道中の旅をしましょう!

それでは次回のご乗車を楽しみにしています。

新学期の準備、忙しいことと思います。
三寒四温の季節、体には気をつけて励んでください。

希望者挙手さんからのコメント(2012年3月24日 14:55投稿)

久しぶりの乗車です。
戻り鰹さんの帰京祝いで久しぶりに集まり、楽しいひと時をありがとうございました。

このメンバーで呑むのならと企画を考えた時、やはりここしかないと思いましたが、喜んでもらえて添乗冥利に尽きるというものです(笑

私は、サービス精神やホスピタリティ・マインドというものを車掌長から学びました。車掌長は何をやるにも、相手だけでなく自らも思い切り楽しむための仕掛け作りが素晴らしく、感動しきりでした。それが今でも公私ともに活かせているのかと思います。

戻り鰹さんは我々を超える講師歴となり、見た目も中身も少し逞しく(図太く?)なってましたね(笑
車掌長ともども応援してまいりますので、これからも教壇でぶっかまし続けてください!

また、三羽烏(さんばがらす)で旅しましょう!

車掌長さんからのコメント(2012年3月25日 06:59投稿)

希望者挙手様

毎度ご乗車ありがとうございます。
身に余るお言葉をいただき恐縮ですが、思いがけずとても嬉しかったです。

希望者挙手さんがおっしゃるとおり、車掌長は人に喜んでもらったり楽しんでもらうことが大好きです。
また、好きな言葉に「My pleasure」(マイプレジャー)があります。
ご存知のようにこの言葉は英語圏で道を尋ねたり、ホテルで何かを頼んで"Thanks"というと戻ってくるもので、ごく普通に人々に浸透しているように感じました。

正しくは"It is my pleasure"と言い、直訳すれば「それは私の喜びです」となりますが、日本語の日常表現にドンピシャな一言がないのが残念です。

日本語にはお礼の言葉に対し「どういたしまして」がありますが、"My pleasure"の方がスマートでカッコイイですし、心情的にも発してみると気持ちが良い言葉です。

やはりサービス業の概念や文化、人々のコミュニケーション意識は、英語圏の方が厚みや人間味があるように感じます。

人間は相手に喜ばれること、人の役に立っていることを自分の幸せにできる生き物だと思います。

ところで車掌長は、希望者挙手さんから「エンターテイナー」でるあることの魅力を感じたものです。

それはいつでも心にゆとりがないとできない振る舞いです。
洒落(シャレ)たジョークや面白い仕草、モノマネetc…
そんな笑いとユーモアを、希望者挙手さんから教わりました。(なかなか同じようにはできませんが)

今後とも楽しいお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

(追伸)
先日の希望者挙手さんの上司のハードな海外出張のアイテナラリー(旅程)は、さすがでしたネ!
ネット検索は2地点間の移動は瞬時にできますが、それ以外はやはりセンスがないと組み立てられません。

昔、国際航空運賃の仕組みや計算方法、約款を勉強し合ったのが懐かしいですネ。

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