鉄研甲子園

カテゴリー:①番線:鉄道(JR・私鉄)方面 2012年5月14日 05:53

5月13日、日本初の本格的な鉄道検定「第1回鉄道テーマ検定」が実施された。
東京・名古屋・大阪の3会場で6~81歳の計約2500名が受験し、うち約2割が女性だったという。
車掌長の世代からすると、この「鉄子」の割合は隔世の感がある。

今回のテーマは「新幹線」。
2級と3級があり、2級に合格すれば1級の受験資格ができる。
そして、各テーマの1級を5つ獲得すると「マスター」に認定されるらしい。
今後もテーマを変えながら、年に1~2回実施される予定とのこと。

過去に、JTBの外郭団体が「旅行地理検定」と並列で、「鉄道旅行検定」や「温泉旅行検定」を実施していたが、今は行われていない。
(車掌長も、記念すべき「第1回温泉旅行検定」を受検し、約800名中8位だったことを思い出した。)

今回の「鉄道テーマ検定」で興味深かったのは、団体戦があることだ。
鉄道研究部(略して「鉄研」)の部員が4名1チームとなってエントリーし、合計得点を競う。
その名も「全国高校鉄道研究会対抗選手権」といい、「鉄研甲子園」と称される。

車掌長も高校時代、鉄道研究部に所属していた。
運動部系の部活には試合や大会があり、文科系でもコンクール等の目標があったが、鉄研にはなかった。
ゆえに、他校との交流もほぼ無縁だ。

その観点からすると、この検定は活動の一目標になり得るし、他校生徒との連携や親交など新たなコミュニケーションを生み出す可能性がある。

ささやかながら、全国の「鉄研」の交流や活性化を応援したい。
また、できれば我が母校での「鉄研」復活も期待したい。

 

コメント(2件)

希望者挙手さんからのコメント(2012年5月15日 00:46投稿)

毎度の夜行乗車にて失礼します。

「鉄研甲子園」素晴らしい企画ですね。私たちも若かったら出場してみたかったですね。

甲子園といえば、車掌長と出張を共にした「簿記の甲子園」を思い出しました。運動系であれ文科系であれ、高校生の情熱とパワーには感服しますね。

普通ならあまり面白くない仕事での出張も、車掌長との出張となると、オフの充実度が格段に高かったですね。

車掌長の旅に対する情熱も高校生に負けずアツいモノがあり、私は旅を楽しむこと、そして何より旅を楽しませるということ、つまりはサービス精神を車掌長から学び、それが今でも生きていることを感じます。
温泉旅行検定800名中の8位も納得です。流石!

車掌長さんからのコメント(2012年5月15日 05:19投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます。

「簿記の甲子園」、とても懐かしいですネ!
専門学校勤務の1年目、希望者挙手さんと担当したのは北陸地区で、金沢会場でした。

まだ「ほくほく線」開通前で、上越新幹線「あさひ」で長岡まで行き、在来線特急「かがやき」で金沢へ至るのが、当時の最速でした。(3時間56分)

思い出深いのは、普通車指定席の通常料金で購入するよりも、往復グリーン車利用の方が安いトクトク切符で手配した際、同行の経理課長が困惑したことですネ。
(出張規程で一般社員から課長までは、グリーン車利用不可でしたので…)

それにしても、「簿記の甲子園」に出場する高校生のパワーは、希望者挙手さんがおっしゃるように感動的でした。

主に商業高校の簿記部の生徒が多かったですが、日々電卓に向かって日商簿記1級レベルの問題と向き合っている努力は素晴らしいと思いますし、電卓を打つスピードと音に圧倒されました。
今はどんな大会になっているんでしょうか…

(そういえばこの学校は、本当の「甲子園」を借りて、同じグループ内の5学校が対戦する「硬式野球大会」を開催していたのもユニークでした。)

翌年以降も、希望者挙手さんと色々な地区へ行きましたネ。
毎回、前日設営終了後の「ご当地観光」が楽しかったです。

車掌長は簿記が苦手でしたが、経理系専門学校のトラベル学科ということで、学生に簿記を教えなければなりませんでした。
その際、大変お世話になったのが、希望者挙手さんです。

希望者挙手さんは、複数の税理士科目合格者であり、学生や初心者にもわかりやすい教え方で定評がありました。
そして、車掌長もその教え方をマネさせていただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。

またぜひ一緒に旅をしましょう。

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