ドロロンえん魔くんに願いを
カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2012年5月21日 21:01
今朝は日本中の多くの人々が空を見上げたことだろう。
これだけ広範囲で観賞できるのは、932年ぶり、実に平安時代以来とのこと…
車掌長は朝早くから仕事があり、見られる予定ではなかったが、ふと空いた時間に偶然観賞できた。
日食グラス等の小道具は用意していなかったが、上手い具合に薄雲がかかり、太陽が月に「食される」有様を肉眼で難なく見ることができた。
オフィス街で見上げた空は狭かったが、金環となった瞬間は、まさに世紀の瞬間!
近くの小学校からは子どもたちのカウントダウンと歓声も聞こえ、気分が盛り上がった。
ところで、車掌長はこの金環日食で逆光となった「黒い月」を見て、ふと思い出したものがあった。
ドロロンえん魔くんに出てくる、人間界と魔界(地獄)とのゲートとなる「黒い満月」だ。
子どもの頃の好きなアニメの1つで、よく夕方の再放送で楽しんだものだ。
主人公「えん魔くん」は、妖怪パトロール隊の隊長。
日本で非行を働く妖怪を、日々地獄に送り返す任務遂行に励む物語だ。
そして、退治した妖怪を魔界に送還する際に、黒い満月が扉のように開いたと記憶している。
今日観た金環日食の月は、まさにそんな月だった。
現代の妖怪とも言える「原発」を地獄に送り返すよう、えん魔くんにお願いしなければ!と感じた。
だが、次回この規模の金環日食と黒い満月が見られるのは2312年。
300年先とのこと…
当然ながら我々はもう見ることができない。
しかし、今度今日のような金環日食を観る人々の時代に、今の我々が残す核のゴミはまだまだ衰えずに存在しているのだ…
世の中が金環日食に沸いた一日。
単なるお祭り騒ぎで終わらせず、次に観る人々や時代の為に、美しい地球や環境を残さなければ…と感じた。
末筆ながら…
今日生まれた命。
今日結ばれた愛。
もともと今日が誕生日や記念日の方々。
偶然にも世紀の天体ショーと重なり、思い出深い一日となったことに、心からお祝い申し上げます。
コメント(2件)
希望者挙手さんからのコメント(2012年5月23日 01:24投稿)
写真の掲載、ありがとうございます。
世紀の天文ショーを自宅マンション前で次女と楽しみました。
天が、厚い雲という天然の日食グラスを用意してくれたおかげで、日食グラスを用意しそびれた人でも楽しめるという、心憎い演出をしてくれたようでした。
次女は「これなら写真が撮れるよ」と、クリスマスにサンタからもらったコンパクト・デジカメでバシバシ撮ってました。
そして、その写真は学校の理科室でも展示されることとなったようです。
車掌長の記事を読んで、電車とは関係ないけどと思いながらも送ってみましたところ、トップページで採用していただき、娘は二重の喜びに浸っております。
車掌長さんからのコメント(2012年5月23日 05:30投稿)
希望者挙手 様
毎度ご乗車ありがとうございます。
お嬢さんの写真、とても良かったです。
通常、金環日食と言えば漆黒の闇に浮かぶ「金環」をイメージしますが、それは特殊なフィルターや機材を使って撮った(観た)ものです。
確かにその「金環」は幻想的ですが、車掌長はこの目で観られたことに喜びを感じました。
(もちろん、目の保護のため、雲がない状態での直視はしてはいけませんし、そもそも眩しすぎて目も開けられません。)
今回、希望者挙手さんのおっしゃるように、たまたま天の恵みで「天然の日食グラス」を授かり、肉眼で観られた「銀環」も、とても素敵でしたネ。
雲のグラデーションにくっきり映える「プラチナリング」です!
「哲×鉄」では、そんな貴重な思い出を残しておきたく、掲載させていただきました。
こちらこそありがとうございました。
お嬢さんにもよろしくお伝え願います。
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