大人の超合金「新幹線0系」

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2012年6月17日 05:56

発売開始から約4か月。
本当に欲しいものか、幾度となく自問自答し、ついに手にしたものがある。

大人の超合金「夢の超特急・新幹線0系」だ。

バンダイ「大人の超合金」シリーズは、これが第4作目。
他にアポロ11号、スペースシャトル・エンデバー号、小惑星探査機「はやぶさ」がある。

このシリーズのコンセプトは、"世に感動を与えたものを再現する"こと。
なるほど、どれも世界中の注目を集め、人類の「英知の結集」といえる顔ぶれ…
第1作から3作まで宇宙開発に関わるものばかりの中、4作目が新幹線だったことは嬉しい限りだ。

どれも精密・精巧に再現されているが、0系はひときわその完成度が高いそうだ。
それは「実物」が存在していたことだという。
(確かに、他のものは実物が既になかったり、機密事項に関することが多いので、取得できる情報に限りがあるだろう。)

これは直接見て制作に反映できるという点で、非常に意義深いことだ。
更に、設計に関わった星晃氏の監修、開業初日一番列車運転士の大石和太郎氏の取材もポイント。
それらが結集され、細部に渡り緻密な作り込みが実現した。

しかしながら、このシリーズはどれも「高嶺の花」だ。
税込希望小売価格で、アポロ11号(52,290円)、エンデバー号(47,250円)、はやぶさ(24,150円)!
新幹線0系にいたっては、ナント78,750円…

いわゆる「超合金世代」の40代男性が好むテーマや意匠、価格設定が心憎いところだ。
可処分所得の低い車掌長には、「大人の超傲慢」シリーズ的な商品に位置づけられた。

負け惜しみではないが、昨年8月の発売発表時は欲しいと思わなかった。
しかし、今年2月下旬に発売され、雑誌での紹介、バンダイのHPで見るうちに食指が動き始めてしまった。

そして、決定的だったのはやはり実物を見てしまった瞬間だ。

そこには定価より2万円ほど安い値札が付いていた。
その時、「大人買い」の衝動に駆られたが、すぐさま脳裏に専務車掌の顔もチラついた。

それから時は流れ、6月。
久々に実物を鑑賞したく、某カメラ量販店で尋ねたら「売り切れ」とのこと。
直感的に他店も同じ状況かと案じ、後日何店か尋ねたら案の定…

先日、秋葉原の数店で在庫を発見。
専務車掌同行の下、一番安かった某店のプライス(感謝セールで半額)を見ていただき、念願成就!

家に戻り、梱包を開けることから楽しみ、ディスプレイ完了。
個人的にも思い入れのある「新幹線0系」を、飽きずに眺めたりいじったり…

眼前の造形美から、幾つもの想い出が「時間旅行」として出発した。

 

コメント(2件)

希望者挙手さんからのコメント(2012年6月19日 21:33投稿)

車掌長の気持ち、痛い程わかります!

私も3年前にバンダイS.I.C.フィギュアの「自分魂」仮面ライダー(THE NEXT)をオーダーメイドしたことを思い出しました。

仮面ライダーのマスクを取った顔を自分の顔にできるという、高さ18cmほどの精巧なフィギュアで、可動域も広くS.I.C.サイクロン号にも乗れます。
もちろんサイクロン号(THE FIRSTバージョン)も買って、合わせて2万円弱でしたね。

1,000体限定の3回で計3,000体限定発売でしたが、3回とも即日完売でした。もちろん、私は初回に申し込みました。

大人の超合金シリーズはいいですねぇ。私も0系は欲しいと思いましたが、趣味の多い私には我家の財務大臣から許可がもらえませんでした(笑

車掌長さんからのコメント(2012年6月19日 22:45投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます。

♪男には自分の世界がある…と、ルパン三世の歌にもあるように
「男」というのは、人それぞれに「美学」「ロマン」「収集」「習癖」etcがありますネ。

希望者挙手さんの仮面ライダーも共感しますヨ。
オートレーサーの「本郷猛」、懐かしいです。
バイク屋のオヤジさん(名前は忘れました)も、いい味出してましたネ。

しかしながら、そのバンダイのオーダーメイド・フィギアは知りませんでしたが…

それにしても希望者挙手さんは趣味が広くて驚きです!

別件ですが、人造人間キカイダーも良かったです。
どちらも石ノ森章太郎の作品です。
彼の作品では「サイボーグ009」も大好きでした。

東日本大震災前、石巻にある「石ノ森萬画館」に行ったことがありますが、サイクロン号に乗るバーチャルゲームがあり、夢中になって跨りました。

40代半ばになっても、子供っぽい車掌長です。

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