いすみ鉄道キハ28

カテゴリー:①番線:鉄道(JR・私鉄)方面 2012年8月29日 06:12

先日、いすみ鉄道の鳥塚社長がキハ28形導入の発表を行った。
これは大変素晴らしいことだ。

導入する車両は、晩年JR西日本の高山本線(富山口)で活躍していたキハ28-2346だそうだ。
一時期だが、房総方面の海水浴客を乗せ、東京方面からの輸送にも貢献したとのこと。

キハ28形はキハ58形と並び、旧国鉄時代に全国の気動車急行網を構築した車両だ。
日本中の非電化路線を長い編成で走らせていた。
その優美な姿は、今も瞼(まぶた)を閉じれば想い浮かぶ…

また、現在の夜行高速バスのように、日本中の夜の鉄路で都市間を結んでいた。
思えば、この頃の時刻表はどの頁も多くの急行が走り、行先や編成も多様な運用が見られ「華」があった。
言い換えれば、愛読・机上旅行の醍醐味もピークだったように思う。

想い出と言えば、芸備線から木次線に乗り入れる夜行急行「ちどり」の旅は格別であった。
中学1年の時に広島から松江方面へ乗ったが、深夜に三段スイッチバックをする体験は、もはや夢の夢…

話をいすみ鉄道に戻そう。
折しも、哲×鉄トップページの今月号の表紙はいすみ鉄道のキハ52形だ。
近々、このいすみ鉄道にキハ28形が現役復帰するのは、まさに夢のような出来事である。
鳥塚社長の当該車両導入のご英断に、敬服の想いでいっぱいだ。

キハ28やキハ58は、岡山県の津山駅構内にある鉄道文化遺産の「旧津山機関区・扇形機関庫」にも展示保存されている。
だが、いすみ鉄道は営業路線を走るわけだからスゴイ。
これは、日本中から往年のファンが押し寄せるであろう。

車掌長もぜひ乗りに行き、「昭和」への時間旅行を楽しみたい。

末筆ながら、鉄道に「夢」を与えて下さった鳥塚社長に心からお礼申し上げます!
ありがとうございました。
 

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