国立天文台

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2012年8月16日 15:49

今朝、三鷹市内にあるコメダという喫茶店へモーニングへ行った。
中京圏では知られたチェーン店だが、首都圏では主に郊外で徐々に店舗を増やしている。

この店の目玉は「モーニングサービス」。
コーヒーを注文すれば、その値段(400円)のままでトーストとゆで卵が付いてくるのだ。

愛知や岐阜ではごく当たり前のサービスであり、他にサラダや様々なものを振舞う店もある。
だが、10年近く前に1号店が登場した首都圏では、このサービスは驚愕的な出来事であった。

車掌長はこの三鷹店のチケット(回数券)を持っており、たまに出かけるのを楽しみにしている。

さて、今日はコメダでのモーニングの後、近在の国立天文台を訪れた。
ここは前職で年に1度の仕事で毎年来ていたが、一般見学では初めてだ。

緑豊かな広大な敷地には、我が国の天文学の聖地たる足跡が随所に保存されている。
外観見学のみの施設もあれば、中もしっかり見学できる施設もある。
特に、天文台歴史館(大赤道儀室)にある巨大な望遠鏡は必見だ。
1998年まで研究観測に使用された木製ドームの施設だが、今でも復帰可能な状態だそうだ。

車掌長は天文学に長けているいるわけではないが、星空を眺めるのは大好きだ。
小学生から時刻表を見続けて(!?)近視だったが、高校時代にコンタクトレンズを装着するようになると、矯正視力で1.5の世界を手に入れると同時に、今まで気付かなかった夜空の美しさに興味を抱いた。

また光の速度や1光年という距離の途方もない非日常的な数値を知り、「天文学的数字」という表現を初めて実感したものだ。
ちなみに、光の速度は「秒速30万㎞」だそうだ。
つまり、1光年は約9兆5千億㎞…
地球から太陽までの距離を約8分で結んでしまう速さだ。
現実には無理だが、もしスペースシャトルで行けば、時速25,000㎞で飛行し約250日かかる。

しかしながら宇宙には、そんな速い「光」でも、〇〇光年を要する距離があるのだから凄い。
銀河系の直径は10万光年。
アンドロメダ星雲までは250万光年。
宇宙の果ては今のところ、137億光年…

車掌長はふと、山口百恵の「さよならの向こう側」という曲を想い出した。
♪何億光年 輝く星にも 寿命があると 教えてくれたのは あなたでした…

星の一生に比べれば、人間一人の一生など瞬きにも満たない僅かな時間かもしれない。
だが、とめどなく、今生きている瞬間が輝かしくありたいと願う残暑の一日であった。

 

コメント(4件)

温泉おやじさんからのコメント(2012年8月19日 10:00投稿)

ご無沙汰しております。
コメダって首都圏にも出店しているのですね~知らなかったです。
愛知では定番のサ店ですが、甘党の私はやはりシロノワールがお気に入りです(笑)
東海地区の過剰サービスは有名ですが、過去に行った店では、コーヒーを頼むとトースト、ゆで卵、サラダ、おにぎり、みそ汁が出てくる店なんかもありました。トーストにおにぎり…過剰にも程があるとは思いますが…。

星空と言えば、昨年の姥湯の露天で見た満天の星空が忘れられません。
今年は、トロッコの奥のようですが、またきれいな星空が見られるといいですね。

車掌長さんからのコメント(2012年8月19日 12:06投稿)

温泉おやじ 様

毎度ご乗車ありがとうございます。
コメダのシロノワール、イイですね!
車掌長も大好きな一品です。

温泉おやじさんも甘党とのこと、車掌長もパフェなど大好きです。
ちなみに、東京では見ない小倉トーストは専務車掌の好物です。

それにしても、以前行かれたというその「サ店」(この響きも時代を感じて好きです)のサービスも大出血で驚きです。

学生時代、知多半島の半田にある某サ店でバイトをしていましたが、そこのマスターが「モーニングは昼や夜にも来てもらうための宣伝費」と言っていました。

実際、愛知の人はサ店を自宅の客間代わりに上手に利用していたと思います。
客が来れば、自宅でお茶を出さず馴染みのサ店に連れてゆき、店を出るときは「チケットだで、まぁええわ」というフレーズがそこかしこで聞かれました。

姥湯温泉の星空は素晴らしかったですネ!
露天風呂で満天の星空…至福なひとときです。
また、ぜひご一緒願います。

哲×鉄ご愛読の皆様で温泉好きな方は、ぜひ温泉おやじさんのHPへも足を延ばしてみてください。
中京圏を中心に、温泉好きな皆さんの詳しい湯めぐりレポートがとても参考になります。

訪問の際は、哲×鉄本線の温泉駅で乗り換えとなります。
「温泉おやじの湯めぐり日記」さんのリンクが貼ってあります。

希望者挙手さんからのコメント(2012年8月21日 19:29投稿)

お久しぶりの乗車です。

8/11~9/17の期間限定で「都電天文号」が運行されていますね。映画のタイアップ企画のようですが、都電も映画も面白そうです。

それから、本日、自分の足で150m程、太陽に近づいてきました。
と言うのも、次女と東京タワーの約600段の階段登りに挑戦し「昇り階段認定証」なるカードをもらい、小さいながらも達成感を感じてきました。(しかし、暑かった!)

しかし、階段もエレベーターも同じ料金というのは・・・階段割引料金を設定してもらえればと思いましたが、美しい東京タワーの維持管理のためには、仕方ないのかも知れませんね。

スカイツリーもいいですが、東京タワーもまだまだイケますよ。
そうそう、車掌長の母校もしっかり展望できましたよ(笑

車掌長さんからのコメント(2012年8月21日 21:09投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます。

東京タワーに自力で登られたとのこと、良い思い出になりましたネ。車掌長も以前登りましたが、希望者挙手さんと同様の疑問を抱きました!
「なぜ同料金?」…と。
しかしながら、登って眺めた光景の「達成感」の対価だと納得しました。

また、車掌長の母校もご覧いただきありがとうございました!
さぞかし、校庭の狭さに驚ろかれたかと思いますが、車掌長の人生の転機となる時間がたっぷり詰まっている場所です。

ところで「都電天文号」のことは知りませんでした。
さすが希望者挙手さん!
早速、東京都交通局のHPで調べましたが、レトロ車両の運用でなかなかイイですネ。

映画の「天地明察」は車掌長も興味あります。
日本の暦を改めるという偉業…
そして、ハッキリと真相や事態を見抜く"明察"という言葉が素晴らしい。

いつの時代も、またどんなに混沌とした社会であっても、その原因や現象を真実や科学を元に手繰(たぐ)っていけば、必ず解決の糸口や新たな発見が見つかるのだと思います。

希望者挙手さん、余談ですが、近々「バー・銀座パノラマ」にご一緒願えませんでしょうか?

4件のコメントがあります → まだまだコメントお待ちしてます!

コメントはこちらからお願いします

名前

電子メール

コメント