夏至
カテゴリー:⑤番線:feel the season方面 2013年6月19日 20:19
明後日は夏至。
一年で最も昼が長い日。
東京では日の出が4:25、日の入りが19:00とのこと。
車掌長は普段4:00頃起きているので、最近は空が白みかけている様子を見て過ごしていた。
そして、まだ世の中が動いていないような静けさが好きだ。
先日まで10日間ほど過ごした茨城県の某町も、その時間はまだ眠っていた。
ただ、新聞を配るスーパーカブの音がよく響いていた。
そのギアチェンジや家の前で停めるアイドリングの音も、なんとなく愛おしく聞こえた。
昔、夏至の頃に北海道に行ったことがある。
日の出は3時台であったり、日の入りも東京より遅く20時近くまで薄明るかったことを覚えている。
飲んで色々話をしていたら、空が明るくなっていたという想い出のある方も多いことだろう。
ところで「夏至」というのは、その名前が美しいと感じる。
文字のバランスも、意味合いも、そして何より"げし"という響きが素敵だ。
夏という字は何故、「げ」とも読ませるのだろう…
温泉にも夏油温泉という場所があり、"げとう"と読ませる。
夏はそもそも、強者のイメージを抱く。
いわゆる「陽」の部類に属すると思う。
しかしながら、"げ"という音は"下"や"解"、"外"など「陰」の部類に属すると勝手ながらイメージしてしまう。
そして、そのミスマッチに不思議な魅力を抱いてしまう…
さて、夏至を過ぎると今度は冬至へ向けて1日の長さは徐々に短くなってゆく。
いみじくも、ちょうど今年も半分が過ぎた辺りと符合する。
残り半年をどんな風に過ごそうか…
前半の半年を振り返り、日々の平凡を大切に過ごしてゆこうと思う。