サラダ記念日

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2013年7月 6日 21:04

気象庁は今日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。

平年より15日早く、昨年とは19日も早いそうだ。
ロマンチックな七夕も例年ならまだ梅雨の真っ最中だが、今年は良い天気に恵まれそうだ。

ところで、七夕の1日前、つまり7月6日を有名にした人がいる。
なんでもなかったこの日を「サラダ記念日」として、一世を風靡した俵万智さんだ。

"「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日"
このフレーズを記憶に留めておられる方も多いと思う。
また、車掌長よりも若い世代の方なら、国語の教科書で出逢ったかもしれない。

この短歌の魅力は、それまでなんでもなかった日を記念日にしてしまう"恋の力"だ。
恋人や夫婦etc…1年365日の毎日が誰かの記念日だと言える。

車掌長はこの歌集が発売された時、大学2年生だった。
偶然だが、俵万智さんが当時お勤めだった神奈川の某県立高校は、今は亡き祖父母が住んでいた土地のそばだった。

子どもの頃から1人で祖父母の家に向かう路線バスに乗ると、その高校の前を必ず通っていた。
この歌集と出逢ってからは、バスでその高校の前を通ると、ここに俵万智先生がいるのだなぁ…などと思っていた。

車掌長は「気持ちが自由」な人が好きだ。
枠にとらわれない、自分の感性で人生を切り拓くような、そんな人に魅力を感じる。

その点で、26年前の俵万智さんのみずみずしい短歌には、とても新鮮な感動を覚えたことを記憶している。

あいにく、車掌長は野菜嫌いなので自分自身のサラダ記念日はありえないが、365日の中で1日でも多くのMy記念日をつくってゆければと思う。

そんなきっかけをつくってくれた「サラダ記念日」を祝う一人として、俵万智さんに感謝を申し上げたい。

ありがとうございました。
 

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