10月10日は「体育の日」

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2013年10月10日 05:42

今年の体育の日は10月14日。

全くピンと来ない…
車掌長にとって、10月14日は「鉄道の日」だからだ。(これも元々の名称は「鉄道記念日」)

そもそも、体育の日がなぜ10月10日なのかという「大切な意味」を忘れてはならない。
この日は言うまでもなく、1964年に東京オリンピックの開会式があった日だ。

当時の映像を見たり、記録を読むと、その日はパーフェクトな快晴だったことがわかる。
映画「三丁目の夕日'64」でも追体験した、ブルーインパルスが競技場上空で描いた五輪マークも、さぞかし青空に映えたに違いない。

また、この日に向けて世界中からの観客を招き、誇示するために建設を進めた、首都高速や東京モノレール、東海道新幹線の開通や開業が、一大国家イベントに花を添えた。

記念日とは、「その日」だからこそ意味があるのだとつくづく思う。
3連休にするために第二月曜日と定め、日付が毎年変わるのは残念でならない。
また、医療機関や学校等、年間に何日も月曜日が休みになり、その代替調整で迷惑を被る当事者や利用者も多いと察する。

わざわざ祝日の由来を希薄にしてまで、3連休を増産し、それも経済効果のためかと思うと、何でも「カネ勘定」の社会につくづく寂しさを実感する。

本日10月10日は「体育の日」であったことと、その由来を大切にしたいと感じた朝であった。
 

コメント(2件)

希望者挙手さんからのコメント(2013年10月11日 00:16投稿)

こんばんは

私も第2月曜日や第3月曜日の祝日は、国民の休日でいいんじゃないかと思っていました。

市町村合併で首を傾げたくなるような名前の市がたくさんできた時にも似たような感覚を持ちました。

それは、もう名前の由来など歴史的背景はおかまいなしの、経済優先、妥協の産物といったところでしょうか。

歴史が作り上げた美しい名称や慣習を軽々に投げ出し、近頃の日本は歴史を軽視してるんじゃないかと思えることが散見されますね。

鉄道の日といえば、娘が小さかった頃、阪急電車のイベントに毎年出かけていたことを思い出します。
その時にもらった「梅田」行きの側面方向幕の切り取りは今も大事に持ってます(笑

車掌長さんからのコメント(2013年10月13日 05:14投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます

今朝は昨日までの季節外れの暑さから一転、だいぶ肌寒く感じます。不意に風邪などひかぬよう、お互いに気を付けたいものです。

希望者挙手さんの仰る通り、平成の市町村合併も後世への「負の遺産」だったと思います。
地名の歴史的な由来が損なわれたり、距離感や位置感が全くわからなくなったり、難読クイズのような市の名称が、バラエティ番組のように誕生しました。

目先の財政支援をもらうために、合併のデメリットをよく精査せず、性急に事を運んだ自治体も多かったように感じます。

きっと、その合併された中心部に人口が集中したり、行政サービスが偏ったりして、スケールこそ違いますが「プチ東京化」を招く懸念があります。

交通の便が良くなり過ぎるのも、人口流出に拍車をかけると言えます。
高速道路ができれば、医療を受けられる時間が短縮されるというメリットをよく見聞しますが、そもそも、そこまで行かないとそのような医療サービスが受けられないことが問題のように思うのです。

それもやはり「効率性」が見え隠れします。
おそらく昔は各市町村に、一通りの病気は診ることのできる町医者が存在したのに、いまは車で数十キロも走らないと、風邪さえ診てもらえないような状況なのだと察します。

今後、人口がますます減る中で、更に東京一極集中に見られるような人口流出が続けば、新たに合併した市町村もその存在が危ぶまれます。

そうなると、更に広範囲な合併を唱える人が出てくると思いますが、それはもはやイタチごっこの様相です。

効率性ばかりを追求すればするほど、人の心は刹那的に大きなものや便利なもの、安易な物事へ気持ちが移りたがるものです。

話を元に戻せば、地名や市町村名の由来を大切にせず、双方に利害の及ばない命名の産物が、人心の離れるきっかけになるのを心配します。

話が長くなって恐縮ですが、学校の統廃合で母校の名前が変わってしまうのも空しさを感じる今日この頃です。

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