新聞配達

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2013年10月16日 04:50

今朝4時過ぎ、郵便受けに新聞が入っていた。

普段の日なら通常のことだが、今朝は台風26号が接近中で暴風雨の最中である。
こんな悪天候でも、ビニールに封入されきれいな状態で新聞を読めることに感動した。

毎年10月15日から1週間を「新聞週間」というそうだ。
新聞大会が行われたり、読者向けのキャンペーンもあるようだ。

車掌長が新聞を読むきっかけとなったのは、中学3年の課題だった。
2学期初日から1か月間、新聞のコラム欄を切り取ってノートに貼り、自分自身の意見や感想を書くというものだった。

文中に分からない語句があれば、辞書で調べそれも書き残した。
初めは要領を得ず、とても時間がかかったが、毎日提出して担任がたまに返してくれるコメントが嬉しく、次第にハマってしまったことを記憶している。

結局、10月1日にこの課題を提出できたのは、学年で車掌長1人のみであった。

今振り返れば、のどかな時代だった…
当時の先生も忙しかったに違いないが、子どもと向き合う時間は今よりも確保されていたと思う。
また、いまや新聞も「紙媒体」から「電子化」され始め、魅力のない無機質さを感じる。

毎朝、新聞を取りに行く時のワクワク感や、これを毎朝配達してくれる人への感謝。
日々、そんなことを感じて読んでいるが、今朝は殊更に感謝の念が深まった。

世の中は、「おたがいさま」で動いている。
新聞配達で頑張っている人がいるように、車掌長自身も人知れず誰かの役に立ったり、喜ばれるような仕事や物事を心掛けてゆきたいと感じた台風の朝であった。
 

コメント(2件)

希望者挙手さんからのコメント(2013年10月16日 23:37投稿)

こんばんは

今朝は朝7時前に家を出て、会社に着いたのが12時でした!

新聞といえば、今年亡くなった父親が新聞の集荷や配達の仕事をしていたこともあり、私には色々な思い入れがあります。

私の子供たちには、小学生新聞、中学生新聞と読ませてきました。
それも、ただ読ませるだけでなく、読者特派員に登録してました。

長女は中学2年生の時に、母校を紹介した記事が掲載されました。

二女は小学5年生の時に生協の取材をした記事が掲載され、中学3年生となった今年の8月には、三浦雄一郎さんにインタビューした記事が掲載されました。この取材には私も同行させていただき、憧れの三浦雄一郎さんにお会いしました。(私は若い頃、三浦さんに憧れてK2のスキー板を愛用してました・・・笑)

この年末には来年の干支にちなんだ特集を企画しているとのことで、乗馬をする次女に取材依頼がありました。

新聞を通して、子供たちが情報を受け取るだけでなく、発信することも学んでくれればと思います。
そして、何よりも新聞紙に掲載される喜びを通して、デジタルとは違った紙媒体の有機的な伝達力を感じ取ってくれることを願っています。

車掌長さんからのコメント(2013年10月17日 05:10投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます。

昨日、台風でも新聞が配達されることに感動した話を記しましたが、同じ未明に伊豆大島では最悪な土砂災害が起き、その被害の甚大さに胸が痛む想いです…
まだ行方不明な方が多数いますので、その方々の生存と救出を願うばかりです。
きっと真夜中の惨事で、寝たまま逃げることもできなかった人が多かったと察します。
惜しくもお亡くなりになった方々へは、この場を借りてご冥福をお祈り申し上げます。


昨日の交通麻痺は本当に大変でした。
車掌長も通常1時間で行けるところが2時間を要し、何か悪いことをした訳でもないのにまさに「倍返し」されてしまいました。

ただ、いつもと違うルートを経験から選択し、実証する楽しさは味わうことができました。
そんな中、多くの人がスマホ片手に右往左往する姿を拝見しました。きっと、大災害の時はもっと混乱するのだろうなと感じました。

スマホを代表とする今日のベンリなものは、通常時は確かに便利ですが、異常時は意外に「?」だと感じます。
特に、電池が切れたなら何の役にも立ちません。

日頃から車掌長は、もし、ここで交通がストップしたらどうするか…と遊び半分でシミュレーションしていますが、そんなことが役に立つものだなと思いました。

ところで、とても素敵なエピソードをありがとうございました。
お亡くなりになったお父様や娘さんたちの新聞にまつわるお話、共感しました。

車掌長も昔、新聞の集荷所で刷られて間もない新聞を触ったことがあります。
季節が冬だったこともありますが、その温もりに感動しました。

また、娘さんたちの読者特派員の経験も素晴らしいことです。
記事を起こすということは、あらゆる感覚を駆使します。

そして、文章を書くということは、自分の考えを整理することです。
希望者挙手さんの仰るとおり、単に情報を受け取るだけでなく、発信すること、つまり自分の考えを表明できる力を養う機会があったことは、一生の財産になると思います。

娘さんご自身の記事が掲載された「新聞紙」はまさに宝物ですネ。
単にデジタル信号が文字に化けて液晶画面に映る虚像ではなく、手にすること、広げることができる「かたちあるもの」ならではの感触が、紙の魅力だと感じます。

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