ありのままに
カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2014年5月 8日 04:46
今春封切られたディズニー映画が大人気とのこと。
中でも、多くの人の心を掴んで離さないのが「ありのままで」という曲らしい。
車掌長も聴いてみたが、なるほど良い歌詞と曲であった。
一方で、その曲名である「ありのままで」生きることが、いかに困難な世の中であるのかも透けて見えた。
そして、だからこそ、その曲や歌詞、主人公の生きざまを通して、日常の束縛や抑圧、他人の目から解放された自分を投影しているのかもしれない。
余談で恐縮だが、車掌長が小学生の頃に「あのねのね」というコンビが歌う「みかんの心ぼし」という曲があった。
その歌詞の中で、今でも車掌長の気に入っている部分がある。
ありのままに生きようとした蟻は…
ありのままに生きようとした蟻は…
(これを何度か繰り返す)
その結末をご存知の方は、車掌長と同年代以上か、このコンビのファンぐらいかもしれない。
しかしながら、その結末こそがダジャレのようだが、哲学的な感に満ちていて大好きだ。
ありのままで生きよう、生きたいとする自分も、既存の自分のままなのかもしれない。
もちろん、「ありのまま」という概念は、その人によって十人十色…
どのような自分が「ありのままの自分」なのか、各人にとって思う節があるだろう。
ただ、本当にありのままに生きている人は、そもそもそのようなことを思わない、気付きもしないのではなかろうか?
車掌長も、そんな生き方を望みながら、できない凡人でいる。