髭剃り

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2014年6月22日 09:07

今日は大安。

髭剃りの刃を替える日だ。
車掌長は、つまらない習慣だが、高校生の頃から「隔大安日」に付け替えている。

大安は概ね6日に一度やってくるから、2週間弱で交換することになる。
メーカーでは1週間程度での交換を推奨しているようだが、意外に替刃も高いのでそんな自分のペースを守っている。

ところで、髭剃りには「カミソリ派」と「電動シェーバー派」がある。
車掌長は30年以上、一貫して「カミソリ派」だ。

毎朝浴びるシャワー後に、シェービングクリームで顔中を真っ白にし、刃を当てて剃る…
これをしないと、一日が始まらないというか、気合が入らない感覚だ。

高校生の頃は、カミソリも一枚刃が主流の時代だった。
当時は貝印を使っていて、二枚刃までは国産メーカーを愛用していた。
三枚刃あたりから、世界初のT字型替刃式安全カミソリを世に出した「Gillette」に変え、四枚刃からは「Schick」を使い続けている。

カミソリの髭剃りも、技術進歩が著しく、刃の枚数が増えるごとに剃り心地の向上を感じていたが、今や五枚刃!
さすがに、大きさ的にも四枚刃までが限界だろう…などと思っていた。

しかしながら、ヘッド部分を大きくして5枚刃を実現した時は、驚きとともに感動であった。
何故なら、車掌長は顔が大きく、剃る面積も広いので、カミソリの面が大きくなった五枚刃だと、サクサク剃れるのであった。

朝から、どうでもよいようなことを綴って恐縮極まりないが、もう少し歳をとったら、シェービングカップでクリームを泡立て、穴熊の毛のブラシで頬に塗り、ちょっと重ためでお気に入りのホルダーを手にし、髭を剃りたいなぁ…と思う。

そんな優雅な朝を過ごせるのは、一体どれだけ先のことだろうか?!

ところで、車掌長は面倒なこと、手間のかかることにこそ、物事の手順を遂行(消化)する醍醐味や、人間の生活リズムの生理的な良さがあるように考えている。

簡単、便利なことは、一見良いように思えたり、多くの人の圧倒的な支持を得るのが現実だが、では、その簡単に済んだり、便利になった恩恵によって産出された(浮いた)時間で、それぞれの人は何を享受しているのか、興味深いところだ。

もしかしたら、享受どころか、どうでもよいような物事が優先され、大切なものを喪失していることの多さに、気付くかもしれない…

そんなことを考えた、久々に梅雨らしい雨模様の朝であった。

 

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