時が紡ぐ再会の喜び

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2014年10月26日 04:45

昨日、乗務日誌ご常連の希望者挙手さんとお会いした。

先日、新たな門出を発たれたとお聞きし、その祝杯を挙げるという目的であった。
場所は、浅草鳥越のおかず横町にある「居酒屋まめぞ」。

ここは夏に希望者挙手さんが勧めてくれた、深夜TV番組「孤独のグルメ」に取り上げられた店。
ちょうど見始めた頃に放映された店で、ぜひ行ってみたいと思っていたが、このたび思いがけず、希望者挙手さんが席を用意してくださった。

カウンターとテーブル席の双方で15名しか入れないこじんまりした店で、昨日は予約で満席。
18時開店とともに入ると、扉を開けてすぐ左の窓側の2名用テーブルに案内された。

先ずは、生ビールを注文し、アテにほたるいかの干物と秋田名物のいぶりがっこを選んだ。
ほたるいかの干物は、富山で初めて食べたことがあるが、ワタの苦みが絶品で好物だ。
ビールが席に届き、祝杯を挙げた。
美酒!

そして、喉を潤し、次のツマミが来る合い間に、希望者挙手さんへプレゼント。
今回は、新たな門出の日付にも因(ちな)んだ、「東海道新幹線開業50周年記念入場券全17駅セット」。
これは車掌長も所有しているが、ぜひ希望者挙手さんとも分かち合いたいと思い、もう1セットを差し上げた。

すると、今度は希望者挙手さんから、思わぬプレゼントをいただきビックリ。
それは、「0系新幹線電車」と「ドクターイエロー(T2編成)」のチョロQセット。

希望者挙手さんから話を伺うと、新幹線を製造する日本車両の豊川製作所で、0系新幹線の保存1周年を記念して限定販売されたチョロQとのこと…

車掌長は0系新幹線が大好きなので、これには感涙であった。
未開封であったことから、希望者挙手さんも大切にされていた逸品であったと察するが、ごのご厚意に感謝!

そんなことをしているうちに、料理は次々と運ばれ、舌鼓を打ちながら楽しいひとときは瞬く間に過ぎた。
宴のシメは名物「カツサンド」。
アツアツ&サクサクの分厚いカツは美味であった。

希望者挙手さんとは、専門学校で一緒に教務の仕事をして以来、20年以上のお付き合いになる。
専門学校での職を別ってからは、それぞれ違う仕事を幾度となく変えつつ現在に至っている。

そして、色々な節目節目でお会いしては、その時その時の近況や過去の想い出を楽しく語ってきたが、お互いにシンドイ時期も幾つもあった。
しかしながら、それはそれでお互いにポジティブに受け止めている。

そんな再会の繰り返しや時間の蓄積が今では宝物になってきた…

20数年経っても、会うたびに何か新鮮な影響をいただきながら、今後もそんな「時」を紡いでゆければ幸せである。

末筆ながら、改めて新たな仕事の始まり、お祝い申し上げます。
忙しくも充実したお時間かと存じますが、どうぞお体ご自愛ください。

次回は新年会ですネ!
車掌長も面白い報告ができるよう、日々の生活を乗務してゆこうと思います。
 

コメント(2件)

希望者挙手さんからのコメント(2014年10月26日 23:57投稿)

こんばんは
久しぶりの夜行乗車です。

お会いする度にお互いに人生何かしらのイベントやトピックがあり、そろそろ落ち着かなければなどと反省しながらも懲りていない、楽しい時間を過ごすことができましたね。
転職の回数が車掌長を超えてしまったとは驚きでした(笑

車掌長とのイベントで企画するお店は、前回の半沢席もそうでしたが、不思議と見事に手配できるんですね。
今回も予約で満席の中、まるで列車の窓側のような席に案内され、私も驚きました(笑

お酒も料理も本当においしいお店でしたね。

また、お勘定の際にはお互いに同じ気配りが感じられ、ちょっと嬉しい瞬間でした(笑

東海道新幹線が50周年を迎えた10月1日に私も新たな門出を迎え、そんな日に発売された記念入場券セットでお祝いいただき、ありがとうございました。

9月の1か月間は充電期間のため前日までは時間が余りあるほどあったのに、購入できずに悔しい思いをしていましたので、本当に嬉しかったです。

新年会も楽しみですね。
お互い健康に気を付けて、人生を満喫しましょう!

車掌長さんからのコメント(2014年10月27日 05:56投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます

希望者挙手さんに転職回数を抜かれたこと、光栄に存じます(笑)
このような回数は競い合うべきものではありませんが、それらが少なからず、私どもの人生の肥しになっていることは否めません。

おそらくこのような生き方は、一般的な見方や評価として、かなり遠回りな、無駄な時間を過ごしたように映ったり、言われることかと察します。

しかしながら、この混沌とした世の中、「何が正しいか」という話になると、それは正解がないように思えます。

大切なことは、物事の判断や選択に際し「人に委ねない」「人のせいにしない」こと。
そして、その結果を「人と比較しない」こと。
これはいわば、自分だけのオリジナルな、人生という名の「旅程」を楽しむコツだと思うのです。

そういう思考で日々を過ごしたり、世の中を見回すと、人のやっていないことに魅力を感じたりするのです。

そのヒントは、今の時代であれば、アナログ的に生きること。

デジタルな世界が便利なことは、百も千も承知ですし、全てを断ち切ることは実生活において不可能なことですが、その距離を幾分おくことで、オリジナルな自分の人生は十分に楽しめます。

それは、最初はやや面倒なことと向かい合わざるを得ませんが、慣れると、自分なりの「五感」や、シックスセンスと言われる「第六感」が冴えてきます。

車掌長も一昔前は新しいもの好きで、世の中で新たな技術革新が起きると、すぐさま飛びついて体験したり、所有したい欲求に駆られたものですが、何か心が満たされないモヤモヤ感がありました。

結局、それらを所有しても更なる欲求が、次の新しい「モノ」や「スピード」、「レスポンス」への執着を煽(あお)ることに気付いたのです。

そして、そのような消費生活、脅迫観念の中で、自分自身の成長に資する栄養の偏りや貧困さに気付いたのです。

人生を心豊かに、面白く生きる方策は、お金をいくらかけても得られるものではなく、むしろ、金銭に換算できない「プライスレス」な時間の過ごし方や人との結びつきこそに、自分の生き方の価値を見い出すようになりました。

このような車掌長で恐縮ですが、お互いに「自分が楽しいと思える人生」のお付き合いのほど、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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