龍馬旅券を受領(哲×鉄車掌区慰安旅行)

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2015年8月11日 06:20

高知駅到着後、駅前にある高知観光情報発信館「とさてらす」に向かった。

目的は6月に購入した「高知家プレミアム旅行券」を、「観光券」に引き換えること。
この旅行券は、国が地方創生の目玉として、国の予算で各自治体を訪れる観光客の呼び込みと、実際に宿泊、観光、飲食してもらう消費活動を金銭的に助成するもの。

具体的に高知県の場合は、10,000円分の旅行券(宿泊5,000円分、観光5,000円分)を、半額の5,000円で買えるから、ズバ抜けておトクだ。

今回の哲×鉄車掌区慰安旅行に当てはめると、高知県内で大人2名が3泊するので、このプレミアム旅行券を1人3枚、計6枚購入し、総額30,000円をコンビニで事前購入した。

この旅行券は前述の通り、宿泊券と観光券が5,000円ずつセットされ1枚という構成なので、6枚購入すると、支払った額は30,000円だが、高知県で使える金額は60,000円という、錬金術のような手品のようなプレミアム分を享受できる。

「とさてらす」でいざ観光券を受け取ると、500円券が10枚で1冊になっており、支払金額に応じて1枚1枚切り取って現金同様に使用できる体裁であった。

なんとも、アナログ式だが、それが今回6冊(500円券60枚)ともなると、とても使い甲斐のある有難さを実感…
高知らしい「豪快さ」を味わった。

とかく軽薄な今の世の中、1枚のICカードで使用金額だけが差し引かれたり、リライト式のチャチなカードが書き換えられるような味気なさは皆無であった。

ところで、この「とさてらす」では、「龍馬パスポート」なるものの申請を勧められた。
高知県内を観光する際、「とにかくおトクです!」という言葉に魅せられ、二つ返事で申請をお願いした。

書類記入から発行まで10分ほどかかったが、手にした「龍馬旅券」は日本国パスポートを模した形式で、作りもなかなかしっかりしていた。

また、表紙の次の頁には、こんな文言が書かれてあった。
"本龍馬旅券所持人を、高知家で支障なく旅行させ、かつ、同人に旅行先での特典を与えられるよう、関係機関に要請します"…とあり、県知事である尾崎正直氏の署名がなされてあった。

本来の日本国旅券において、外務大臣が邦人の保護扶助を関係所官に要請した文言を、高知県知事がこんなにもユニークに、県内での観光を盛り上げることに一役買って出るのは、とても素晴らしいと思った。
(余談だが、尾崎知事は車掌長と同学年であることも知り、一方的に親近感を抱いてしまった)

さらに説明を聞くと、最初は青色で、県内で宿泊・飲食・観光・交通機関等を利用すると、各施設独自のスタンプを押してもらえ、その押印数によって、「龍馬パスポート」も色が変わる切替発行がなされ、グレードアップしてゆくとのこと…

車掌長は、「これはヤバい…」と直感した。
なぜなら、このシステムは収集心をくすぐられ、かつグレードアップするごとに、特典が増えたり、最終的には「殿堂入り」なる最終到達点まで用意されていた。

今回の旅行でいきなり「殿堂入り」は不可能だが、気楽にやってみたようと心を落ち着かせた。

冷房の効いた「とさてらす」を出ると、炎天下の猛暑。
街頭の温度計が37℃を表示していた。

車掌見習は焼けたアスファルトからの距離が短いので、もっと高温に感じたのか、抱っこをせがんだ。そして、駅から市電1駅分を歩いたレンタカー営業所で車を借りた。

ここから一路、やなせたかしさんの出身地である香美市(かみし)のアンパンマン・ミュージアムを目指した。
今晩はそこに隣接する「ピースフルセレネ」というホテルで宿泊だ。

 

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