アンパンマン三昧(哲×鉄車掌区慰安旅行)

カテゴリー:⑤番線:feel the season方面 2015年8月14日 15:19

16時過ぎ、ピースフルセレネに到着。

玄関の自動ドアが開くや否や、車掌見習はフロントに駆け寄った。
そこには、自分よりも大きなアンパンマンのぬいぐるみが座っていたからだ。

フロントでチェックインする際、龍馬パスポートを提示したら、予約した宿泊料金から更に10%引きとなった。
しかも、支払の一部は高知家プレミアム旅行券の宿泊券2枚(5,000円×2名分)を充当。
かなりお得に宿泊できたことになる。

今日は朝から、車掌見習にとってサプライズの連続だが、フィナーレは「アンパンマンルーム」!
部屋に入ると、ベッドのヘッドボードから寝具、カーペットに至るまで、アンパンマンと仲間たちがお出迎えしてくれた。

車掌見習はそれら1つ1つを見て楽しみながら、ニコニコしてくれた。
その満面の笑みで車掌長の疲れも吹き飛び、時間をかけて準備した手配も報われる想いがした。

そういえば、神戸のアンパンマンミュージアムとタイアップして、ホテルオークラ神戸にもアンパンマンルームがあるが、こちらは元スィートルームがベースになっており、居住空間に優れているだけでなくミュージアムの続きのようなインテリアも話題を呼んでいるそうだが、哲×鉄車掌区には敷居が高い値段であった。

車掌長と専務車掌は、ここでプシュッ!と乾杯。

汗もひき、喉も潤ったところで、夕食前にホテル周辺を三人で散歩した。
嬉しいことにホテル前には、アンパンマンの遊具が揃う公園があり、恰好の遊び場となった。

夏の高知は6時近くでも陽がまだまだ高いが、里山は都市部と違って、風が涼しく感じられた。

明朝訪れるアンパンマンミュージアムも、散歩のついでに下見を済ませた。
夕食の時間まで、フロントで時間を潰していたら、アンパンマングッズが沢山売られていた。

もともと、ここで何か車掌見習に買ってあげようと思っていたが、東京でも買えるものは避けたかった。
車掌見習が何を手にし選ぶか、興味津々で眺めていたら、今日乗ったアンパンマン列車のダイキャストモデルを持ち始めた。

子供向けとはいえ、なかなか精巧にできていて、これなら車掌長も一発OK!
2,000円近かったが、高知家プレミアム観光券を500円×4枚使い、全額分を賄えた。
う~ん…これは気が大きくなってしまいそうだ…と、今後は気を引き締めることにした。

夕食後、車掌見習をサッサと寝かしつけ、専務車掌と2次会。
車掌長も朝早くから動きっぱなしで、ビールとチューハイを飲んだら沈んでしまった。

翌朝、5時前に目が覚めた。
旅行中も先ず新聞とコーヒーを嗜みたい習慣は乱さず、ホテルを出て徒歩5分ほどのコンビニへ向かった。

日の出前だが、外は十分に明るく、空気も少しヒンヤリして何とも清々しく、思わず両手を広げ深呼吸…里山独特な朝の匂いも、久々に嗅覚をくすぐられた。

新聞と缶コーヒーを買い、部屋に戻って窓側に座り、外の明るさだけで新聞を読み始めた。

やがて、6時前になって車掌見習が起き出した。
よく眠れたらしく上機嫌で、カーペットのアンパンマンたちにもお辞儀をして挨拶をしていた。

朝食前に車掌見習と二人で、昨夕遊んだ公園へ向かった。
遊具はまだ朝露に濡れていたが、車掌見習はお構いない様子であった。
陽も山々の上から顔を出し始め、今日も暑くなりそうな予感…

朝食後、アンパンマンミュージアムの9時開館に合わせ、チェックアウト。
徒歩30秒ほどで到着し、今日一番目の来館者となった。

これだけでピースフルセレネに泊まった価値があることを実感した。
しかも、宿泊者には入館券も特典としてサービスされた。

入館後、まず地下1階に降りて「アンパンマンワールド」でひたすら遊んだ。

誰もいない空間で、車掌見習は思う存分遊んだ。
パン工場でパンを焼くマネをしたり、アンパンマンの話す声を電話で聞いたり…

また、アンパンマンたちが暮らす街を再現したジオラマを見ては、お気に入りのキャラクターを見つけては興奮していた。
車掌見習は、アンパンマンが大好きだが、他にはドキンちゃんとホラーマン、長ねぎマンも大好きのようだ。

やがて、某旅行会社の観光バスが到着したようで、団体が押し寄せてきた。
車掌見習はまだ遊びたがっていたが、最上階4Fのやなせたかしギャラリーへ向かった。

フロアに入ると、大きな額縁に入ったタブロー画が、壁いっぱいに幾つも掲げられていて圧巻…
車掌見習の背丈の3~4倍はあろうか…
車掌見習は言葉にならない声を張り上げ、大好きなドキンちゃんに駆け寄った。

この光景を目にして車掌長は、おおげさかもしれないが、パリのルーブル美術館を訪れた時のことを思い出した。

それまで学校の美術室や本でしかみたことのなかった絵が、実物はこんなに大きかったのか…と。
そして、実物から伝わる作者の息吹というか、森に入って感じる畏敬の念に近いものに、我身が襲われた時のことを思い出した。

車掌見習にも、記憶の潜在でも、無意識でも、背丈以上の大好きなキャラクターたちから、何か特別なものを享受されたなら幸いだ。

1階に降りると、次々と来館者が押し寄せ、受付周りはごった返していた。

車掌長自身としてはもう少し、「やなせたかしさんの世界観」に触れられるような作品や展示物(資料)を見たかったが、それはまた次回のお楽しみとしよう。

おそらく、次回車掌見習と来館した際は、今日見せてくれた純粋無垢に喜ぶ姿は、もう目にできないかもしれない…
そう思えば、今夏まさにマイアンパンマンブームが「旬」の時に訪れて正解だったと、つくづく思った。

これで昨日からのアンパンマン三昧は、一通り終了。
車掌見習には満足してもらえたようで、まず「子どもの部」は成功裡に終えることができた。

これからは、高知観光「大人の部」にステージを移す。

館外に一歩踏み出ると、猛暑の熱い空気が身に纏(まと)わりついた。

とても熱い日差しだったが、やなせたかしさん作詞の「手のひらを太陽に」を思い出し、日差しを遮るように手を太陽に翳(かざ)してみた。

♪まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)と、歌ってみた…

気のせいだろうか、不思議なパワーをもらった気分になった。

それにしても、2015夏は記憶に残る酷暑だ。
 

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