ハイケンスのセレナーデ

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2015年11月10日 05:09

今日はオルゴールの日だそうだ。

い(1)い(1)おと(十)の語呂合わせで、長野県下諏訪町の「諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館」が制定したとのこと。
この施設を訪れたことはないが、中央自動車道の諏訪湖SA(上)で販売していたのを目にしたことがある。

オルゴールと言えば、どなたにもお気に入りの曲があったり、想い出の品があるかもしれない。
ゼンマイを巻き、小さな箱から奏でられるセピア色のメロディを耳にすると、時計の針を逆に進めるような心地よさがある。

車掌長がオルゴールと言われて、想い出すのは、「ハイケンスのセレナーデ」。
この曲名を聞いてわかる人は、「鉄分」が強い方だ。

この曲は、国鉄時代の寝台列車や客車に乗ると、車掌のアナウンスの前後に車内で流れたメロディ…
これを聴くと、「旅」が始まった実感が湧いたものだった。

JRになってからも引き継がれたが、ほとんどは電子音に吹き替えられ、機械が奏でるものは稀有となった。

しかしながら、電子音であっても、この曲を聞くとブルートレインで旅した少年の頃に戻れる。
特に東京から九州方面へ向かう列車で、朝一番の車内放送が始まる頃、朝日に光り輝く瀬戸内海を走る清々しさは、この曲の古き良きイメージとして残っている。

余談だが、気動車で聞くことができた「アルプスの牧場」も大好きだった。
のどかなメロディを掻き消すような、ディーゼルエンジンの「頑張っている」音も懐かしい…

機械の音といえば、最近はアナログのレコード人気も復活しているそうだ。
車掌長の実家にも、中学・高校時代に買ったレコードが眠っている。

たまには、懐かしいジャケットを見ながら、針が拾う音を楽しんでみたくなった。

 

 

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