翼の王国(郵便飛行)
カテゴリー:②番線:航空、船舶、バス方面 2015年12月 2日 05:05
昨日、家に帰ると膨らみの厚い郵便物が届いていた。
開封すると、冊子と更に包みに覆われた箱のようなものが入っていた。
ANAのロゴが入ったレターヘッドには、機内誌「翼の王国」への投稿のお礼と、その掲載紙及び記念品を送付した旨が記されていた。
そして、季節を二季ほど遡った頃、同誌の投稿欄「郵便飛行」へ手紙を出したことを思い出した。
内容は、学生時代の友人の結婚を祝う会に出向く際にANA便を利用し、その機内で車掌見習の成長への想いや願い、感じたことを綴ったものだった。
あいにくここで全文を紹介することはできず、書店でも取扱いはないので、ぜひ今月ANA便(国内線・国際線)を利用する方がいれば、前席ポケットに入っている機内誌をご覧いただきたい。
「翼の王国」は、全日空(ANA)が1960年(昭和35年)に創刊した機内誌で、今月で通巻558号となる。
全日空は、車掌長が最も好きな航空会社で、その機内誌に投稿が掲載されたのは大変嬉しかった。
また、「郵便飛行」への投稿は、郵便に限られている。
そんな受付方法も、車掌長には投稿動機のきっかけになった。
なんでもメールで済ませることができる今日おいて、手間のかかる方法を堅持することは、かえって労力や時間、人の手を要するものだが、車掌長はそのような姿勢に心から共感や温かみを覚えてしまう…
時を経て、車掌見習が字も読めるようになった頃、この掲載紙を包み直して贈ろうと思う。
この機内誌は、そんな日が来るまでの車掌長の宝物としたい。
その日までの歩みは、車掌長にしては珍しい未来に向けた時間旅行だ。